本テンプレートは、Interstageで構築されたWeb3階層構成の業務システムにおいて、Interstageのイベントが発生した際に起動される運用プロセス定義となっており、一次対処可能な特定の事象であるか否かの切り分け作業、一次対処作業の事例を運用プロセスとして定義したものです。
本テンプレートは、Systemwalker Runbook Automationのイベント通知コマンド:swrba_notifyeventの-msgIDオプションに指定されるメッセージID文字列が“InterstageAPS”の場合に自動起動されます。
本テンプレートで定義されている運用プロセスの流れは以下のとおりです。
イベントが発生したサーバのサーバ種別を確認し、WebサーバかWebサーバ以外のサーバであるかを切り分けます。
Webサーバの場合は、InterstageのWebサービスの状態を確認し、停止していればその情報を添えてメール通知します。
InterstageのWebサービスが稼働状態の場合、一次対処としてサーバ再起動操作の実施可否をオペレーターに承認依頼を行います。
サーバ再起動操作を承認するとサーバを再起動します。その後、InterstageのWebサービスが起動されたか否かを確認して、結果をオペレーターにメール通知します。
上記 1.においてWebサーバ以外と判断された場合は、イベント発生したサーバがWebサーバ以外であることをオペレーターにメール通知します。
オペレーターにトラブル管理台帳への記入を促す指示を出します。
上記 6.の完了後、システム運用責任者に作業完了の承認が依頼されます。
自動運用プロセスは運用に応じて、変更を行ってください。
メール通知するメール本文
状態確認するサービスの追加
自動運用プロセスには、以下に示す運用操作部品が配置されています。
名前 | 使用する運用操作部品 | 使用目的 |
---|---|---|
担当への通知1 | メールを送信 | イベント発生サーバがWebサーバ以外のサーバであることを、オペレーターに通知します。 |
サービスの起動を確認1~2 | サービス/プロセスの起動確認 | Webサーバ上でWebサービスが稼働しているか確認します。 |
担当への通知2 | メールを送信 | Webサーバでイベント発生しWebサービスは稼働していることの通知、およびOS再起動の実施判断をオペレーターに依頼します。 |
サービスの状態をメール | メールを送信 | Webサーバでイベント発生し、Webサービスが停止していることをオペレーターに通知します。 |
OSを再起動する | OSを再起動 | WebサーバのOSを再起動します。 |
OS再起動失敗メール | メールを送信 | Webサーバの再起動後に、Webサービスの起動が失敗したことをオペレーターに通知します。 |
OS再起動成功メール | メールを送信 | Webサーバの再起動後に、Webサービスの起動が成功したことをオペレーターに通知します。 |
責任者へメール | メールを送信 | システム運用責任者にイベントの初期対応の完了を通知します。 |