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Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド
Systemwalker

2.8.7 システムのスナップショットを作成する

仮想環境向け運用テンプレートで提供するシステムのスナップショットを作成する自動運用プロセスの以下の項目について説明します。

2.8.7.1 処理概要

システムのスナップショットを作成する自動運用プロセスでは、仮想サーバのスナップショットを作成するために、以下の順番で処理します。

  1. 仮想サーバを停止します。

  2. 仮想サーバのスナップショットを作成します。

  3. 仮想サーバを起動します。

  4. 完了通知をメール送信します。


自動運用プロセスは運用に応じて、変更を行ってください。


自動運用プロセスは、以下に示す運用操作部品が配置されています。

表2.32 運用操作部品の配置

名前

運用操作部品名

目的

仮想サーバ停止1~2

仮想サーバを停止

仮想サーバを停止します。

仮想サーバのスナップショット作成1~2

仮想サーバのスナップショット作成

仮想サーバのスナップショットを作成します。

仮想サーバ起動1~2

仮想サーバを起動

仮想サーバを起動します。

完了通知1~2

メールを送信

仮想サーバのシステム変更の完了を通知します。

エラー通知1~2

メールを送信

仮想サーバのシステム変更でエラーが発生したことを通知します。

2.8.7.2 自動運用プロセスに設定されている入力値の変更

自動運用プロセスの以下の設定が必要です。

ユーザ定義属性

自動運用プロセスのユーザ定義属性に値の設定が必要です。以下に従い、値を入力してください。

表2.33 自動運用プロセスのユーザ定義属性

ユーザ定義属性名

入力値

用途

smtp_server

送信メール(SMTP)サーバのホスト名またはIPアドレス

メールを送信する運用操作部品のhostnameパラメーターの値として使用

from_address

エラーメールの送信元アドレス

メールを送信する運用操作部品のfromaddressパラメーターの値として使用


運用操作部品の入力情報

自動運用プロセスに配置されている以下の運用操作部品の入力情報に対して、必要に応じてパラメーターに値を設定してください。

以下に従い、パラメーターを入力してください。

表2.34 運用操作部品の入力情報

運用操作部品名

パラメーター名

入力値

完了通知1~2
エラー通知1~2

smtpusername (注)

送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザー名

smtppassword (注)

送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザーのパスワード

注)
メール送信時にSMTPサーバへの認証が必要な環境の場合に、設定してください。

参照

自動運用プロセスの変更方法については、“Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド”を参照してください。

2.8.7.3 画面での入力情報

自動運用プロセスでの操作時、以下の画面にて操作に必要な値の入力を行います。

スナップショット作成情報入力画面での入力情報

スナップショット作成情報入力画面では以下の情報を入力します。

表2.35 スナップショット作成情報入力画面での入力情報

入力項目

必要性

入力内容

入力値を設定する自動運用
プロセスのユーザ定義属性

完了通知メールの送信先アドレス

必須

完了通知メール、エラー通知メールの送信先アドレス。

toaddress

サーバ1の情報
仮想サーバ名

必須

スナップショットを作成する仮想サーバ名を指定。

servername1

サーバ2の情報
仮想サーバ名

必須

スナップショットを作成する仮想サーバ名を指定。

servername2