仮想環境向け運用テンプレートで提供するシステムを起動する自動運用プロセスの以下の項目について説明します。
処理概要
自動運用プロセスに設定されている入力値の変更
画面での入力情報
システムを起動する自動運用プロセスでは、仮想サーバを起動するために、以下の順番で処理します。
仮想サーバを起動します。
完了通知をメール送信します。
自動運用プロセスは運用に応じて、変更を行ってください。
操作対象の仮想サーバの増減
自動運用プロセスは、2つの仮想サーバに対して並列に操作する場合を想定した自動運用プロセスとなっています。
操作を行うサーバ数を変更する場合は、“2.9 操作対象の仮想サーバ数の変更”に従い自動運用プロセスを変更してください。
自動運用プロセスは、以下に示す運用操作部品が配置されています。
名前 | 運用操作部品名 | 目的 |
---|---|---|
仮想サーバ起動1~2 | 仮想サーバを起動 | 仮想サーバを起動します。 |
完了通知1~2 | メールを送信 | 仮想サーバの起動結果を通知します。 |
自動運用プロセスの以下の設定が必要です。
ユーザ定義属性
運用操作部品の入力情報
ユーザ定義属性
自動運用プロセスのユーザ定義属性に値の設定が必要です。以下に従い、値を入力してください。
ユーザ定義属性名 | 入力値 | 用途 |
---|---|---|
smtp_server | 送信メール(SMTP)サーバのホスト名またはIPアドレス | メールを送信する運用操作部品のhostnameパラメーターの値として使用 |
from_address | エラーメールの送信元アドレス | メールを送信する運用操作部品のfromaddressパラメーターの値として使用 |
運用操作部品の入力情報
自動運用プロセスに配置されている以下の運用操作部品の入力情報に対して、必要に応じてパラメーターに値を設定してください。
完了通知1~2
以下に従い、パラメーターを入力してください。
運用操作部品名 | パラメーター名 | 入力値 |
---|---|---|
完了通知1~2 | smtpusername (注) | 送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザー名 |
smtppassword (注) | 送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザーのパスワード |
注)
メール送信時にSMTPサーバへの認証が必要な環境の場合に、設定してください。
参照
自動運用プロセスの変更方法については、“Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド”を参照してください。
自動運用プロセスでの操作時、以下の画面にて操作に必要な値の入力を行います。
起動情報入力画面
自動運用プロセスの実行時に、値の入力を行います。
起動情報入力画面での入力情報
起動情報入力画面では以下の情報を入力します。
入力項目 | 必要性 | 入力内容 | 入力値を設定する自動運用 |
---|---|---|---|
完了通知メールの送信先アドレス | 必須 | 完了通知メールの送信先アドレス。 | toaddress |
サーバ1の情報 | 必須 | 起動する仮想サーバ名を指定。 | servername1 |
サーバ2の情報 | 必須 | 起動する仮想サーバ名を指定。 | servername2 |