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Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド
Systemwalker

2.8.1 システムを配備する

仮想環境向け運用テンプレートで提供するシステムを配備する自動運用プロセスの以下の項目について説明します。

2.8.1.1 処理概要

システムを配備する自動運用プロセスでは、仮想サーバのシステムを構築するために、以下の順番で処理します。

  1. 仮想サーバを構築します。

  2. 完了通知をメール送信します。


自動運用プロセスは運用に応じて、変更を行ってください。


自動運用プロセスには、以下に示す運用操作部品が配置されています。

表2.4 運用操作部品の配置

名前

使用する運用操作部品名

目的

仮想サーバ構築1~2

仮想サーバを構築

仮想サーバを構築します。

完了通知1~2

メールを送信

仮想サーバの構築結果を通信します。

2.8.1.2 自動運用プロセスに設定されている入力値の変更

自動運用プロセスの以下の設定が必要です。

ユーザ定義属性

自動運用プロセスのユーザ定義属性に値の設定が必要です。以下に従い値を入力してください。

表2.5 自動運用プロセスのユーザ定義属性

ユーザ定義属性名

入力値

用途

smtp_server

送信メール(SMTP)サーバのホスト名またはIPアドレス

メールを送信する運用操作部品のhostnameパラメーターの値として使用

from_address

エラーメールの送信元アドレス

メールを送信する運用操作部品のfromaddressパラメーターの値として使用


運用操作部品の入力情報

自動運用プロセスに配置されている以下の運用操作部品の入力情報に対して、パラメーターに値の設定が必要です。

また、以下の運用操作部品の入力情報に対して、必要に応じてパラメーターに値を設定してください。

以下に従い、パラメーターの値を入力してください。

表2.6 運用操作部品の入力情報

運用操作部品名

パラメーター名

入力値

仮想サーバ構築1~2

serverpassword

仮想サーバの構築で使用するイメージに設定されている管理者パスワードと同じ値(注1)

完了通知1~2

smtpusername (注2)

送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザー名

smtppassword (注2)

送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザーのパスワード

注1)
使用する全てのイメージで管理者パスワードは共通にします。
イメージ毎に異なるパスワードにする場合は、申請画面から入力するようにしてください。また、サーバ毎にパラメーター名を変更してください。

注2)
メール送信時にSMTPサーバへの認証が必要な環境の場合に、設定してください。

参照

自動運用プロセスの変更方法については、“Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド”を参照してください。

2.8.1.3 画面での入力情報

自動運用プロセスでの操作時、以下の画面にて操作に必要な値の入力を行います。

構築情報入力画面(各サーバ共通)での入力情報

構築情報入力画面(各サーバ共通)では、以下の情報を入力します。

表2.7 構築情報入力画面(各サーバ共通)での入力情報

入力項目

必要性

入力内容

入力値を設定する自動運用
プロセスのユーザ定義属性

完了通知メールの送信先アドレス

必須

完了通知メールの送信先アドレス。

toaddress

構築情報入力画面(サーバ1)での入力情報

構築情報入力画面(サーバ1)では、以下の情報を入力します。

表2.8 構築情報入力画面(サーバ1)での入力情報

入力項目

必要性

入力内容

入力値を設定する自動運用
プロセスのユーザ定義属性

仮想環境の管理サーバのIPアドレス

必須

仮想環境の管理製品の管理サーバのIPアドレスを指定。

manageserver1

適用するテンプレート名

必須

構築する仮想サーバに適用するテンプレート名を指定。

templatename1

適用するイメージ名

必須

構築する仮想サーバに適用するイメージ名を指定。

imagename1

仮想サーバに付与する名前

必須

構築する仮想サーバに付与する名前を指定。

servername1

割り当てるネットワークリソース名

必須

構築する仮想サーバに割り当てるネットワークリソース名を指定。

network1

割り当てるIPアドレス

任意

構築する仮想サーバに割り当てるIPアドレスを指定。

serveripaddress1

プロダクトキー

任意

構築する仮想サーバに割り当てる製品キーを指定。

productkey1

CPU数

任意

テンプレート情報からCPU数を変更する場合に、変更後のCPU数を指定。

numofprocessor1

CPU性能

任意

テンプレート情報からCPU性能を変更する場合に、変更後のCPU性能を指定。

processorspeed1

メモリサイズ

任意

テンプレート情報からメモリサイズを変更する場合に、変更後のメモリサイズを指定。

memorysize1

構築情報入力画面(サーバ2)での入力情報

構築情報入力画面(サーバ2)では、以下の情報を入力します。

表2.9 構築情報入力画面(サーバ2)での入力情報

入力項目

必要性

入力内容

入力値を設定する自動運用
プロセスのユーザ定義属性

仮想環境の管理サーバのIPアドレス

必須

仮想環境の管理製品の管理サーバのIPアドレスを指定。

manageserver2

適用するテンプレート名

必須

構築する仮想サーバに適用するテンプレート名を指定。

templatename2

適用するイメージ名

必須

構築する仮想サーバに適用するイメージ名を指定。

imagename2

仮想サーバに付与する名前

必須

構築する仮想サーバに付与する名前を指定。

servername2

割り当てるネットワークリソース名

必須

構築する仮想サーバに割り当てるネットワークリソース名を指定。

network2

割り当てるIPアドレス

任意

構築する仮想サーバに割り当てるIPアドレスを指定。

serveripaddress2

プロダクトキー

任意

構築する仮想サーバに割り当てる製品キーを指定。

productkey2

CPU数

任意

テンプレート情報からCPU数を変更する場合に、変更後のCPU数を指定。

numofprocessor2

CPU性能

任意

テンプレート情報からCPU性能を変更する場合に、変更後のCPU性能を指定。

processorspeed2

メモリサイズ

任意

テンプレート情報からメモリサイズを変更する場合に、変更後のメモリサイズを指定。

memorysize2