監視対象のOracleデータベースに対する領域の見積り方法について説明します。
Oracle状態監視を使用する場合、監視対象のOracleデータベースにおいて、最大で約5MBの一時表領域を使用します。
また、監視対象のOracleデータベースの運用形態によって、以下の領域見積りが必要となります。
監視対象のOracleデータベースが手動UNDO管理の場合
監視対象のOracleデータベースが手動UNDO管理の場合、適切な大きさのロールバックセグメントを確保してください。
Systemwalker for Oracleの状態監視において、1監視項目毎のロールバックセグメントの使用量の目安は以下のとおりです。
1監視項目あたり:約110KB
監視対象のOracleデータベースがアーカイブログ運用の場合
監視対象のOracleデータベースがアーカイブログ運用の場合、適切な大きさのアーカイブ領域を確保してください。
アーカイブログファイル作成量の見積もり方法は以下のとおりです。
Oracle状態監視の監視時刻の前後で下記SQLを実行します。
value値の差分が、アーカイブログファイルの作成量となります。
SQL> select name,value from v$sysstat |
Systemwalker for Oracleの状態監視において、1監視項目毎のアーカイブログファイルの作成量の目安は以下のとおりです。
1監視項目あたり:約100KB
連続した監視を24時間(1440分)行う場合に作成されるアーカイブログファイルの作成量は、以下の計算式で算出してください。
アーカイブ作成量=100KB×(1440分/x) |
注意
上記における見積もり方法はあくまでも目安です。運用前にトランザクションを含めた負荷テスト等を行い、実測値ベースでの確認をした上でサイズを見積もってください。