Systemwalker for Oracle 12.0からV13.x.xにバージョンアップした場合の変更点を以下に示します。
Systemwalker for Oracle 12.0からV13.1.0の変更点を以下に示します。
文字コード系
サポートするOS文字コード系にUTF-8を追加しました。
Data Guardの監視 [EE版のみ]
Data Guard運用状況の監視機能を追加しました。
状態監視
スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認
スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認
調査項目一覧
スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信/適用状況
mount状態の監視
データベースがmount状態の場合、Oracle状態監視項目の一部の項目について監視することができます。
基本操作
基本的な操作方法の変更点について以下に示します。
操作機能 | 内容 |
スタンバイ・データベース情報の設定 | Data Guardの監視を行う場合、[Oracle環境情報設定]画面でスタンバイ・データベース情報の設定を行います。[EE版のみ] |
削除機能
V13.1.0以降では以下の機能は使用できません。
Oracle関係管理
Oracle統計情報の収集
拡張MIB情報の監視
Oracleコンテンツ
Systemwalker for Oracle V13.1.0からV13.3.0の変更点を以下に示します。
監視対象
監視対象とするOracleに以下のバージョンを追加しました。
Oracle Database Enterprise Edition 11.1.0.x
Oracle Database Standard Edition 11.1.0.x
Oracle Standard Edition One 11.1.0.x
監視対象とするOracleの以下のバージョンを削除しました。
Oracle Database Enterprise Edition 10.1.0.x
Oracle Database Standard Edition 10.1.0.x
Oracle Standard Edition One 10.1.0.x
Oracle Database Enterprise Edition 9.0.1.x/9.2.0.x
Oracle Database Standard Edition 9.0.1.x/9.2.0.x
Oracle Standard Edition One 9.0.1.x/9.2.0.x
Oracle Database Enterprise Edition 8.1.7.x
Oracle Database Workgroup Server 8.1.7.x
Oracle Database Standard Edition 8.1.7.x
Oracle Standard Edition One 8.1.7.x
自動拡張指定された空き領域の監視方法の追加
以下の監視項目について、空き領域の監視方法として全体領域をこれまでの「現在のサイズ」ではなく、「最大サイズ」で監視を行う方法を追加しました。
システム表領域の空き領域
ユーザ表領域の空き領域
一時表領域の空き領域
ローカル管理の一時表領域の空き領域
UNDO表領域の空き領域
SYSAUX表領域の空き領域
調査項目に診断データ格納先情報の項目を追加
Oracle 11gにおいて、トレース・ファイル、ダンプおよびコア・ファイルの格納先の情報を表示する以下の調査項目を追加しました。
診断データ格納先情報(DIAGNOSTIC_DEST)
調査項目に監査オプションの項目を追加
データベースに設定されている監査オプションの一覧を表示する以下の項目を調査項目として追加しました。
文監査オプション一覧
権限監査オプション一覧
オブジェクト監査オプション一覧
ファイングレイン監査オプション一覧
クラスタソフトウェアを追加 [EE版のみ]
エージェントで対応するクラスタソフトウェアに以下を追加しました。
Oracle Clusterware
サポートOS
動作OSから以下のOSを削除しました。
Solaris 7
Solaris 8
メニュー設定コマンドのオプションを追加
MpOrSetmenu.exe(メニュー設定コマンド)のメニュー設定時のオプションに-nオプションを追加しました。
-nオプションを追加すると、指定したWebサーバ(接続先運用管理サーバ)に設定したメニューを削除することができます。
Systemwalker for Oracle V13.3.0からV13.4.0の変更点を以下に示します。
監視対象
監視対象とするOracleに以下のバージョンを追加しました。
Oracle Database Enterprise Edition 11.2.0.x
Oracle Database Standard Edition 11.2.0.x
Oracle Standard Edition One 11.2.0.x
基本操作
「Systemwalker for Oracle 操作メニュー」および「Systemwalker for Oracle 調査メニュー」を削除し、直接Web画面の表示が可能となりました。この機能改善に伴う基本的な操作方法の変更点について以下に示します。
表示画面 | 操作方法 |
「Oracle監視機能設定」画面 | Systemwalkerコンソールで対象となるノード(サーバ)をマウスの右ボタンでクリックし、表示されるメニューから[操作]-[Systemwalker for Oracle]を選択する。 または、以下の画面で「Oracle監視機能設定」タブを選択する。
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「Oracle調査項目一覧」画面 | 以下のいずれかの画面で「Oracle調査項目一覧」タブを選択する。
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「メッセージ詳細表示」画面 | Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧で、Systemwalker for Oracleが通知するイベントを選択し、「連携製品の起動」を行う。 または、以下のいずれかの画面で「Oracle監視機能設定」タブを選択する。
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「Oracle一次調査」画面 | 以下のいずれかの画面で「Oracle一次調査」タブを選択する。
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「Oracle Enterprise Manager連携」画面 | 以下のいずれかの画面で「Oracle Enterprise Manager連携」タブを選択する。
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UNDO表領域の監視項目の追加
Oracle10.1.0以降において、UNDO表領域の使用可能領域を監視する以下の項目を追加しました。
UNDO表領域の使用可能領域
Oracle状態監視設定/参照コマンドを追加
Oracle状態監視設定コマンド(mporcndset)を追加しました。[Oracle状態監視設定]画面で入力する情報をコマンドで設定することができます。
Oracle状態監視参照コマンド(mporcnddsp)を追加しました。運用管理サーバで作成済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示・出力します。また、監視対象サーバに配付済の「Oracle状態監視」の設定内容を表示・出力します。
Oracle環境情報設定画面でのOS種別選択簡易化
[Oracle環境情報設定]画面において、OSの詳細バージョンの指定が不要となりました。
Systemwalker for Oracle V13.4.0からV13.5.0の変更点を以下に示します。
Oracle状態監視機能における処理内容の変更
Oracle状態監視の一部の監視項目において、Oracleから情報を取得する方法が変更になりました。
そのため、監視対象のOracleデータベースごとにロールバックセグメントおよびアーカイブログファイルの見積りが必要となる場合があります。
また、監視対象のOracleデータベースが読取り専用の場合、一部の監視項目について監視を行うことができません。
詳細は“H.7 Oracle状態監視機能における処理内容の変更について”を参照してください。
また、監視対象のサーバがクラスタ運用でスケーラブル構成(Oracle RAC含む)の場合、クラスタシステムの環境設定および解除手順が一部変更となります。
詳細は“Systemwalker for Oracle エージェントクラスタユーザーズガイド”を参照してください。