運用管理サーバにSystemwalker for Oracleを導入する際に必要となる資源の見積り方法について説明します。
運用管理サーバをクラスタシステム上で運用する場合は、“Systemwalker for Oracle マネージャクラスタ ユーザーズガイド”を参照してください。
必要とするディスク容量
Systemwalker for Oracleを新規にインストールするためには、各ファイルシステムに以下に示すディスク容量が必要です。必要があれば、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
ディレクトリ | ディスク所要量 |
---|---|
/ | 0.1MB |
/var | 0.2MB |
/$DIR1 | 32MB + 4MB×n |
$DIR1:Systemwalker for Oracleのインストール時に指定するディレクトリ
n:監視対象となるサーバの台数
「メッセージ詳細表示機能」を使用する場合
「メッセージ詳細表示機能」を使用する場合は、登録するメッセージ情報ファイルによって、以下に示すディスク容量が必要です。
ディレクトリ | 登録するメッセージ情報ファイル | ディスク所要量 |
---|---|---|
/$DIR2 | Oracleのメッセージ情報ファイル | 1バージョンにつき5MB |
Systemwalker for Oracleのメッセージ情報ファイル | 1バージョンにつき1MB |
$DIR2:メッセージ情報格納先ディレクトリ
注意
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」について
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」は、運用管理サーバ上の任意のディレクトリです。
メモリファイルシステム等のシステム再起動時に消失または初期化される領域(swap領域、/tmpディレクトリ等)は指定できません。
第三者ユーザに対する読み込み権限が設定されていないパーティションは指定できません。
動作中に必要とするディスク容量
Systemwalker for Oracleを動作させるときには、インストール時に必要とするディスク容量に加えて、以下のディスク容量が必要です。空き容量が足りない場合は、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
ディレクトリ | ディスク所要量 | 備考 |
---|---|---|
/$DIR1 | 4MB | Oracle環境情報の設定およびOracle状態監視の条件設定に必要とする |
$DIR1:Systemwalker for Oracleのインストール時に指定するディレクトリ
運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、以下のディスク容量も必要です。
ディレクトリ | ディスク所要量 | 備考 |
---|---|---|
/$DIR3 | 16MB | Oracle状態監視機能の実行時に必要とする |
$DIR3:Systemwalker for Oracleのインストール時に指定する「作業用ディレクトリ」
メモリ使用量
Systemwalker for Oracleを標準的な運用で動作させるときに必要なメモリ使用量を示します。
運用内容 | メモリ使用量 |
---|---|
Systemwalker for Oracleデーモンプログラムを実行 | 16MB |
一次調査機能 | 5MB |
スワップ容量
Systemwalker for Oracleを以下の運用で動作させるときに必要なスワップ容量を示します。
システム提供のスワップ領域を超える場合は、スワップ領域を拡張してください。
運用内容 | スワップ容量 |
---|---|
Systemwalker for Oracleデーモンプログラムを実行 | 16MB |
一次調査機能 | 1MB |
Oracleデータベースの領域見積もり
運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、監視対象のOracleデータベースに対して、領域の見積もりが必要です。見積もり方法については、“H.7.1 領域の見積もりについて”を参照してください。