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FNA Server V7.2 使用手引書

8.6.2 端・デバおける異常発生時の動作

端末・デバイスにおいて、突然の電源断、ハングアップなどの異常が発生した場合、FNA Serverは通常、これらの異常を検出することができません。このため、異常となった端末・デバイスが使用していたLUは使用中のまま解放されなくなってしまいます。このような場合、次ページに示す方法を用いて、端末・デバイスを強制的に切断することができます。なお、端末・デバイスが切断された後の処理は、「8.6.1 端末・デバイス終了時の動作」で説明されている動作と同じです。


端末・デバイスを再起動させる

端末・デバイスにおいて、突然の電源断、ハングアップなどの異常が発生した場合、その端末・デバイスは、FNA Serverに接続したままとなってしまいます。ここで、端末・デバイスを再起動し、再度FNA Serverへ接続させた場合、FNA Serverは、現在通信中の端末・デバイスと同一の端末・デバイスが接続してきた(二重接続)と判断します。この場合、FNA Serverは接続したままとなっている端末・デバイスを強制的に切断し、新たに接続してきた端末・デバイスと接続します。なお、詳細については、「8.5 端末二重接続」を参照してください。

▲ 注 意

二重接続とならない場合もあります。このような場合は、別の方法で対処してください。

端末監視機能を使用する

FNA Serverの端末監視機能を用いて、端末・デバイスの異常を検出することができます。なお、詳細については、「8.4 端末監視」を参照してください。

▲ 注 意

端末・デバイスの状態によっては、異常を検出できない場合があります。このような場合は、別の方法で対処してください。

すべての端末に端末監視データを送信する

モニターユーティリティやコマンドを使用して、FNA Serverに接続しているすべての端末に対して、端末監視データを送信することができます。これにより、異常となった端末・デバイスを検出することができます。なお、詳細については、モニターユーティリティのヘルプ、「5.5 メッセージの送信」、および「8.4 端末監視」を参照してください。

参 考

端末監視を行っていない場合や、端末監視を行っていても監視時間を長く設定している場合は、この方法が有効です。

▲ 注 意

端末・デバイスの状態によっては、異常を検出できない場合があります。このような場合は、別の方法で対処してください。

モニターユーティリティを使用して、特定の端末・デバイスを強制切断する

モニターユーティリティから指定した端末、デバイス(TN接続のみ)を強制的に切断することができます。なお、詳細については、モニターユーティリティのヘルプを参照してください。

参 考

異常となった端末・デバイスのIPアドレス、MACアドレス、端末名などが分かる場合は、この方法が有効です。