TN接続における注意事項を以下に示します。
画面表示
ホストコンピュータからの初画面などがずれて表示される場合があります。これは、FNA Serverが、ホストコンピュータから受信したSSCP-LUデータをTN変換するために発生します。この変換により、TN接続の端末は、他の接続手順(NMCLAN接続、TCP/IP接続、FNAonTCP/IP接続)の端末と、画面表示・動作が異なる場合があります。なお、FNA ServerにおけるSSCP-LUデータの変換方法(端末における表示方法)を変更することができます。変更方法については、「4.8 端末情報(TN接続(共通情報))」のTN接続のプロパティ(特殊設定ページ)を参照してください。
ホスト名(FQDN)
端末情報においてホスト名(FQDN)を設定した場合、FNA Serverは、デバイスのホスト名を得るために、デバイスの接続時に、そのIPアドレスを使用して逆引きを行います。このため、FNA Serverがホスト名を逆引きできるよう、Windowsおよびネームサーバの設定を行ってください。なお、端末情報については、「4.9 端末情報(TN接続(特定アクセス方式))」の端末情報(TN接続)のプロパティ(接続情報)、および「4.10 端末情報(TN接続(フリーアクセス方式))」のTN接続(フリーアクセス方式)のプロパティ(IP設定ページ)を参照してください。
初期状態では、端末監視は行われません。端末監視を行う場合は、設定を変更してください。なお、端末監視についての詳細は、「8.4 端末監視」を、端末監視の設定については、「第4章 通信情報の設定」を参照してください。
端末におけるキー操作
Windows Server 2008/Windows Server 2003/Windows 2000 Server上で動作するFNA Serverと、Windows NT Server上で動作するFNA Serverと比較して、LU名の扱いに次のような違いがあります。
Windows Server 2008/Windows Server 2003/Windows 2000 Server上で動作するFNA Serverの場合
端末から受信したLU名をそのまま使用します。
Windows NT Serverで動作するFNA Server場合
端末から受信したLU名をすべて大文字に変換して使用します。
このため、次の表に示すような非互換が発生します。
端末側LU名 | FNA Server側 | FNA Serverの動作 | |
---|---|---|---|
Windows Server 2008、 | Windows NT Server上で | ||
lu001 | LU001*1 | 端末側で設定されたLU名に対応する接続情報名が存在しないため接続エラーとなる。 | *1のLUに接続する。 |
LU001 | *1のLUに接続する。 | *1のLUに接続する。 |
*2:FNA Server V7.2、FNA Server V7.1、
FNA Server V6.1、FNA Server V6.0、FNA Server x64 Edition V1.0
*3:FNA Server V6.0、FNA Server for Windows NT V3.1