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FNA Server V7.2 使用手引書

8.3.3 注意事項

TN接続における注意事項を以下に示します。

画面表示

ホストコンピュータからの初画面などがずれて表示される場合があります。これは、FNA Serverが、ホストコンピュータから受信したSSCP-LUデータをTN変換するために発生します。この変換により、TN接続の端末は、他の接続手順(NMCLAN接続、TCP/IP接続、FNAonTCP/IP接続)の端末と、画面表示・動作が異なる場合があります。なお、FNA ServerにおけるSSCP-LUデータの変換方法(端末における表示方法)を変更することができます。変更方法については、「4.8 端末情報(TN接続(共通情報))」のTN接続のプロパティ(特殊設定ページ)を参照してください。

ホスト名(FQDN)

端末情報においてホスト名(FQDN)を設定した場合、FNA Serverは、デバイスのホスト名を得るために、デバイスの接続時に、そのIPアドレスを使用して逆引きを行います。このため、FNA Serverがホスト名を逆引きできるよう、Windowsおよびネームサーバの設定を行ってください。なお、端末情報については、「4.9 端末情報(TN接続(特定アクセス方式))」の端末情報(TN接続)のプロパティ(接続情報)、および「4.10 端末情報(TN接続(フリーアクセス方式))」のTN接続(フリーアクセス方式)のプロパティ(IP設定ページ)を参照してください。

端末監視

初期状態では、端末監視は行われません。端末監視を行う場合は、設定を変更してください。なお、端末監視についての詳細は、「8.4 端末監視」を、端末監視の設定については、「第4章 通信情報の設定」を参照してください。

端末におけるキー操作

端末におけるSYSREQキーの押下は無視されます。

LUの扱い

Windows Server 2008/Windows Server 2003/Windows 2000 Server上で動作するFNA Serverと、Windows NT Server上で動作するFNA Serverと比較して、LU名の扱いに次のような違いがあります。

Windows Server 2008/Windows Server 2003/Windows 2000 Server上で動作するFNA Serverの場合

端末から受信したLU名をそのまま使用します。

Windows NT Serverで動作するFNA Server場合

端末から受信したLU名をすべて大文字に変換して使用します。


このため、次の表に示すような非互換が発生します。

端末側LU名

FNA Server側
接続情報名

FNA Serverの動作

Windows Server 2008、
Windows Server 2003
Windows 2000 Server上で
動作するFNA Server*2

Windows NT Server上で
動作するFNA Server*3

lu001

LU001*1
LU002
LU003

端末側で設定されたLU名に対応する接続情報名が存在しないため接続エラーとなる。

*1のLUに接続する。

LU001

*1のLUに接続する。

*1のLUに接続する。

*2:FNA Server V7.2、FNA Server V7.1、
FNA Server V6.1、FNA Server V6.0、FNA Server x64 Edition V1.0

*3:FNA Server V6.0、FNA Server for Windows NT V3.1