結合関係式は、入力ジャーナルファイルと入力マスタファイルの連結条件を指定します。
左辺には、J略称の情報、右辺にはM略称の情報を指定します。
注意
結合関係式の左辺と右辺は、同じ型になるように指定してください。
文字列型のときだけ、ユーザー定義関数が使用できます。
結合関係式の左辺に指定した項目参照、および、関数の結果が「空」の場合には、右辺に指定した項目参照、および、関数の結果が「空」となっていても、結合関係式は真となりません。
比較演算子の意味は、以下です。詳細は、“3.1.7 比較演算子”を参照してください。
図3.34 結合関係式の定義(文字列型)
図3.35 結合関係式の定義(数値型)
図3.36 結合関係式の定義(日付型)
図3.37 結合関係式の定義(時刻型)
図3.38 結合関係式の定義(日時型)
図3.39 項目参照
‘=’、‘==’で入力ジャーナルファイルの項目と入力マスタファイルの項目の結合を表します。
‘=’、‘==’の左辺に入力ジャーナルファイルの項目を指定します。右辺は入力マスタファイルの項目を指定します。
‘==’指定の場合、入力ジャーナルファイルの項目と入力マスタファイルの項目が完全一致した場合にだけ入力マスタファイルの項目を連結参照できます。
‘=’指定の場合、入力マスタファイルの項目が入力ジャーナルファイルの項目に部分一致する場合に入力マスタファイルの項目を連結参照します。
入力マスタファイルの参照結果、複数のデータがヒットした場合はその件数分のレコードを出力します。
文字は固定文字列を指定し、項目参照と連結した上で、結合文字列を作成できます。
結合関係式には、仮想項目機能を指定できます。
注意
結合関係式に指定する仮想項目名には、以下の注意が必要です。
結合関係式の左辺に指定できる仮想項目名は、入力ジャーナルファイルから求められる仮想項目だけです。
結合関係式の右辺に指定できる仮想項目名は、結合式の第2引数に指定したM略称の入力マスタファイルから求められる仮想項目だけです。
入力ジャーナルファイル、入力マスタファイル、および異なる複数の入力マスタファイルの項目から求められる仮想項目名は、連結条件に指定できません。
入力ジャーナルファイルのレコードに対して、結合関係式か真となる入力マスタファイルのレコードが存在しない場合、リターン式に指定された入力マスタファイルの項目は空になります。
下記に示す文字を指定する場合は、エスケープ文字を付加して文字を表現してください。エスケープ文字は“\”です。
文字 | 記述方法 |
---|---|
半角空白 | \s |
全角空白 | \S |
改行 | \n |
水平タブ | \t |
二重引用符 | \" |
\マーク | \\ |
ListDefパラメタで定義したK略称を指定します。
結合関係式の左辺には、入力ジャーナルファイルの項目を表すK略称だけ指定できます。
結合関係式の右辺には、結合式の第2引数に指定したM略称の入力マスタファイルのK略称だけ指定できます。
仮想項目名は、仮想項目定義で定義される仮想項目の値を返します。
参照
詳細については、以下を参照してください。
項目参照については、“3.1.9 項目参照”
仮想項目機能の詳細は、“3.8 仮想項目機能”
使用できる関数については、“第4章 関数の書式”
K略称の詳細については、“K略称”