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Interstage Data Effector リファレンス集
Interstage

1.2.4 出力定義ファイル

検索定義ファイルで記述した検索式に対し、その検索結果が真になった場合に出力するファイルを定義します。


出力定義

図1.4 入力ファイルタイプがCSVの場合

図1.5 入力ファイルタイプがXMLの場合

出力定義ファイルを省略した場合には、標準出力に抽出結果を出力します。

注意

  • 出力定義ファイルの内容は、システムロケールの文字コードで記述してください。

  • 検索定義ファイルに複数の検索式を記述した場合、出力定義ファイルを省略することはできません。

  • 出力定義は行の先頭から記述してください。

  • 1つの出力定義の最後には、改行を指定してください。

検索番号

検索定義ファイルの検索式に対応した番号を指定します。

書き込みモード指定

出力ファイルがすでに存在する場合の振る舞いを制御します。

  • 書き込みモード指定に“>”を指定した場合、すでに存在するファイルに上書きします。

  • 書き込みモード指定に“>>”を指定した場合、すでに存在するファイルに追記します。

  • 書き込みモード指定を省略した場合、すでに存在するファイルに上書きします。

注意

  • 書き込みモード指定に“>>”を指定した場合、スキーマ情報ファイルと物理ファイルに分けて指定することはできません。

  • 書き込みモード指定に“>>”を指定した場合、指定したファイルがすでに存在し、ファイルのサイズが1以上のときは、見出し行は出力されません。

出力ファイル名

出力するファイル名を指定します。
出力ファイル名または物理ファイル名の先頭に"pipe@"を記述することで、名前付きパイプを指定できます。パス名に特殊な文字を指定する場合の扱いについては、 “パス名に指定する特殊な文字の扱い”を参照してください。

出力ファイルタイプがCSVの場合で見出し行とデータ行を分けて出力したいときは、スキーマ情報ファイルと物理ファイル名に分けて指定してください。

注意

スキーマ情報ファイルと物理ファイルの扱い

指定の組合せと出力先を以下に示します。

指定例

出力先

スキーマ情報ファイル

物理ファイル

検索番号> スキーマ情報ファイル名;物理ファイル名

指定したファイル

指定したファイル

検索番号> ;物理ファイル名

作成されない

指定したファイル

検索番号> スキーマ情報ファイル名;

指定したファイル

標準出力

検索番号> ;

作成されない

標準出力

見出し行とデータ行に分けて標準出力へ出力することはできません。


スキーマ情報ファイル名と物理ファイル名には、セミコロン(;)を含むことはできません。

注意

名前付きパイプの扱い

  • スキーマ情報ファイルには、名前付きパイプを指定できません。ファイル名の先頭に"pipe@"を記述してもファイル名の一部と認識します。

  • 出力ファイルに名前付きパイプを指定する場合には、利用者が名前付きパイプを作成する必要ありません。

  • コマンドの実行結果が出力されるまで名前付きパイプは作成されないため、名前付きパイプが作成されるまでに時間がかかる場合があります。

  • SolarisLinuxOSのコマンドを使用して、Data Effectorのコマンドをキャンセルした場合、名前付きパイプのファイルが残る場合があります。この場合は、必要に応じてファイルを削除してください。

  • 書込みモード指定に“>>”を指定した場合、名前付きパイプは指定できません。出力ファイル名または物理ファイル名の先頭に"pipe@"を記述した場合、エラー終了します。