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Interstage Data Effector リファレンス集
Interstage

1.1 全体に関する注意事項

コマンド全体に関わる注意事項について、説明します。

コマンドの記述形式

コマンドの記述形式を示します。

項目

説明

[ ]

省略できるオプションであることを示します。
例)
[-o 出力ファイル]

[ | ]

選択肢が複数あり、省略できるオプションであることを示します。
選択肢は、| で区切って表記しています。
例)
[ -b | -e | -c ]

{ | }

選択肢が複数あり、選択肢のどれか1つを指定する必要があることを示します。
選択肢は、| で区切って表記しています。
例)
{ -b | -e | -c }


書式の表記方法

書式の表記方法については、まえがきの“書式の表記方法”を参照してください。


文字コード

以下ファイルの内容は、システムロケールの文字コードで記述してください。

以下ファイルの内容は、各動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタで指定したデータの文字コードで記述してください。

統合定義ファイルは、UTF-8で記述してください。


記述規約

パラメタ名は、行の先頭から記述してください。

コメント行を入れたい場合は、先頭に“#”を記述してください。


複数行にまたがるパラメタの改行可能な位置

以下のパラメタは、改行を指定することで、複数行にまたがって定義できます。改行が可能な位置について、以下に示します。

表1.1 改行可能な位置

パラメタ名

改行可能な位置

連結機能

集計機能

ソート機能

replace用動作環境ファイル

連結条件ファイル

analyze用動作環境ファイル

集計条件ファイル

sort用動作環境ファイル

ソート条件ファイル

InFile

  • スキーマ情報ファイル名の前後

  • 物理ファイル名またはディレクトリ名の区切り文字となる、セミコロン(;)の前後

  • 入力ファイルまたはディレクトリを複数定義する場合の、カンマ(,)の前後

JnlFile

  • J略称の前後

  • スキ-マ情報ファイル名の前後

  • 物理ファイル名またはディレクトリ名の区切り文字となる、セミコロン(;)の前後

MstFile

  • 中括弧({})の前後

  • M略称の前後

  • スキ-マ情報ファイル名の前後

  • 物理ファイル名またはディレクトリ名の区切り文字となる、セミコロン(;)の前後

  • 物理ファイルまたはディレクトリを複数定義する場合の、カンマ(,)の前後

ListDef

  • 中括弧({})の前後

  • "document"の前後

  • J略称、M略称またはK略称の前後

  • 項目名、テキスト式の前後

  • カンマ(,)の前後

LCondition

  • 中括弧({})の前後

  • 仮想項目名の前後

  • ":="の前後

  • "IF","THEN","ELSE","ELSEIF","ENDIF"
    または"EMPTY"の前後

  • 論理演算子の前後

  • 比較演算子の前後

  • 関数名の前後

  • 項目参照の前後

  • 関数の引数の前後

  • 括弧(())の前後

  • カンマ(,)の前後

  • リテラルの前後

OutputDef

  • 中括弧({})の前後

  • 項目参照の前後

  • カンマ(,)の前後

  • 二重引用符(")の前後

Jcondition

  • 中括弧({})の前後

  • "join"の前後

  • J略称またはM略称の前後

  • カンマ(,)の前後

  • 結合型の前後

  • 括弧(())の前後

  • 関数名の前後

  • 項目参照の前後

  • 関数の引数の前後

  • 文字列型を結合する"+"の前後

  • 結合関係式の"="または"=="の前後

  • 文字列("文字")の前後

GCondition

  • 項目参照の前後

  • ラベルの前後

  • カンマ(,)の前後

  • 関数名の前後

  • 関数の引数の前後

  • 括弧(())の前後

  • 閉じ中括弧(})の前後

RCondition

  • 項目参照の前後

  • ラベルの前後

  • カンマの前後

  • 関数名の前後

  • 関数の引数の前後

  • 括弧(())の前後

OCondition

  • 項目参照の前後

  • カンマの前後

  • 関数名の前後

  • 関数の引数の前後

  • 括弧(())の前後

○:指定できます。
-:指定できません。

注意

  • 抽出機能のパラメタは、複数行にまたがって定義できません。

  • 複数行にまたがって定義する場合に、改行だけの行や半角空白だけの行は、無視されます。

  • 複数行にまたがって定義する場合に、行頭からの半角空白(桁あわせなどに使用)や水平タブは、無視されます。

  • 複数行にまたがって定義する場合に、ラベル名を行の先頭に記述するときには、ラベル名に、各コマンドや関数の実行パラメタ名は指定できません。

  • OutputDefパラメタにおける出力形式での改行可能な位置ついては、“出力形式”を参照してください。なお、出力形式では、半角空白、水平タブおよび改行は無視されず、意味を持ちます。

  • 複数行にまたがって定義した場合、半角空白や改行を除いた結果の長さが定量制限を超えた場合には、エラーとなります。

パス名に指定する特殊な文字の扱い

処理対象ファイルまたはディレクトリのパス名に指定する特殊な文字の扱いについて以下に示します。

注意

Data Effectorでは、シャープ(#)やカンマ(,)などの特殊な文字が含まれるファイル名やディレクトリのパス名を指定することは推奨していません。特殊な文字が含まれるファイル名やディレクトリのパス名を業務上変更できない場合に限り、以下の表を参照してください。

表1.2 パス名に指定する特殊な文字の扱い

機能

パラメタ名/
ファイル名

補足

パス名に指定する特殊な文字

シャープ
(#)

カンマ
(,)

セミコロン
(;)


pipe@\\.\pipe


pipe@

抽出

SchemaFile

スキーマ情報ファイル

DataFile

入力ファイル

○(注)

入力ディレクトリ

○(注)

入力ディレクトリ配下のファイル

出力定義ファイル

出力ファイル

連結

JnlFile

入力ジャーナルファイル

入力ジャーナルファイルのディレクトリ

入力ジャーナルファイルのディレクトリ配下のファイル

MstFile

入力マスタファイル

入力マスタファイルのディレクトリ

入力マスタファイルのディレクトリ配下のファイル

OutFile

出力ファイル

WorkFolder

作業ディレクトリ

ExceptRecordFolder

未連結のジャーナルレコード用のディレクトリ

集計

InFile

入力ファイル

入力ディレクトリ

入力ディレクトリ配下のファイル

OutFile

出力ファイル

WorkFolder

作業ディレクトリ

ソート

InFile

入力ファイル

入力ディレクトリ

入力ディレクトリ配下のファイル

OutFile

出力ファイル

WorkFolder

作業ディレクトリ

ResultFolder

キー仕分けの結果フォルダ

共通

LogFile

ログファイル

ErrFile

エラーデータ出力ファイル

○:指定できます。
-:指定できません。
注) 統合定義ファイルでは指定できません。

備考. 統合定義ファイルでの指定も、上記の対象ファイル/ディレクトリに従います。