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Systemwalker Desktop Keeper V14g リファレンスマニュアル
Systemwalker

5.9 資料採取ツールを使用する

Systemwalker Desktop Keeper の資料採取ツールは、Systemwalker Desktop Keeperで発生した問題を調査するために、必要な資料を集めて1つのファイルに圧縮するツールです。富士通技術員から資料採取を指示された場合に、本ツールを使用することによって、効率よく資料を集めることができます。

ツールは、富士通技術者に指示された場合だけ使用してください。

本ツールで採取できる調査用資料は、以下のとおりです。

資料を採取するには、以下の2とおりの方法があります。

管理サーバ上またはクライアント(CT)上で、コマンド(dtk_qss.exe)を実行する

調査資料を採取するコマンド(dtk_qss.exe)を実行することによって、発生した問題を調査するために必要な資料を入手できます。

コマンド(dtk_qss.exe)が正常に動作する条件は、以下のとおりです。

本コマンドの使用方法は以下のとおりです。

  1. エクスプローラで、以下のフォルダを開きます。

    • 管理サーバ:%SERVER%\ServerConfigTool(%SERVER%は管理サーバをインストールしたフォルダです。)

      標準では以下のフォルダにインストールされます。

      【Windows Server® 2003、またはWindows Server® 2008の場合】

      C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\Server

      【Windows Server® 2003 x64 Edition、Windows Server® 2003 R2 x64 Edition、Windows Server® 2008 64ビット版、またはWindows Server® 2008 R2の場合】

      C:\Program Files (x86)\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\Server

    • ログアナライザサーバ:%SERVER%\bin(%SERVER%はログアナライザサーバをインストールしたフォルダです。)

      標準では以下のフォルダにインストールされます。

      【Windows Server® 2003、またはWindows Server® 2008の場合】

      C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\LogAnalyzer\Server

      【Windows Server® 2003 x64 Edition、Windows Server® 2003 R2 x64 Edition、Windows Server® 2008 64ビット版、またはWindows Server® 2008 R2の場合】

      C:\Program Files (x86)\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\LogAnalyzer\Server

    • クライアント:%CLIENT%(%CLIENT%はCTをインストールしたフォルダです。)

      標準では以下のフォルダにインストールされます。

      【Windows® XP、Windows Server® 2003、Windows Vista®、Windows® 7、またはWindows Server® 2008の場合】

      C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\Client

      【Windows Vista® 64ビット版、Windows® 7 64ビット版、Windows Server® 2008 64ビット版、またはWindows Server® 2008 R2の場合】

      C:\Program Files (x86)\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\Client

    • レポート出力ツールを導入したクライアント:%CLIENT%(%CLIENT%はレポート出力ツールをインストールしたフォルダです。)

      標準では以下のフォルダにインストールされます。

      C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\LogAnalyzer\ReportTool

  2. Dtk_qss.exeを実行します。

    【Windows Vista®またはWindows Server® 2008以外のOSの場合】
    1. Dtk_qss.exeをダブルクリックしてください。表示される画面の指示に従い、“Y”を押してください。

    資料採取には、環境により、3分~10分程度かかります。

    【Windows Vista®、Windows® 7、またはWindows Server® 2008の場合】
    1. Dtk_qss.exeを右クリックして[管理者として実行]を選択します。

    2. 「ユーザー アカウント制御」の警告画面が表示されるので、”許可”を選択してください。

    3. 続いて、表示される画面の指示に従い、“Y”を押してください。

      資料採取には、環境により、3分~10分程度かかります。

  3. 資料採取が完了すると、以下のような画面が表示されます。Enterを押してください。

  4. Dtk_qss.exeを実行した場所に、以下のフォルダとその配下にファイルが作られます。このうち、拡張子が”ex_”のファイルが採取した情報です。このファイルを送付してください。それ以外のファイルは送付する必要はありません。

    フォルダ名:

    ezcollectYYYYMMDDHHMMSS

    ファイル名:

    resultYYYYMMDDHHMMSS.ex_

    result.txt

    ez.log

    ※ YYYYMMDDHHMMSS は、資料収集を行った年月日時分秒です。

        例:ezcollect20080618163412


    採取する拡張子が”ex_”のファイルはすでに圧縮された状態です。送付する時に、更に圧縮する必要はありません。
    手順3のEnterキーを押す前は、フォルダ内に上記以外のファイルが存在する場合があります。


管理サーバからクライアント(CT)に対して、リモートで実行する

クライアント(CT)の資料採取を管理コンソールから実行することができます。

ただし、Citrix Presentation Server監視機能はリモート資料採取に対応していません。

リモートでの資料採取が正常に動作する条件は、以下のとおりです。

採取された資料は、クライアント(CT)のC:\DTK\_Extentionフォルダに格納されます。

ファイル名:

CAQ-CTID(36桁)-発生日時(14桁)-99-00-00-連番(6桁で、最小は000001)-1.ex_
同名のファイルが存在した場合は、連番部分をカウントアップして最初に書き込み可能なファイルに記録されます。

クライアント(CT)に格納された資料は、付帯情報の送信([端末初期設定]画面の[その他設定]タブで設定されています)と同じしくみで、管理サーバの障害調査データ保存フォルダ(標準ではC:\DTK\CTQSSSave)に格納されます。[端末初期設定]画面については、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド  管理者編”を参照してください。

ファイル名:

yyyymmdd-hhmmss-CTのコンピュータ名.exe


以下に手順を説明します。

  1. [管理コンソール]を起動します。

  2. CTグループツリーから、資料を採取するCTが所属するCTグループを選択します。

  3. CTリストから資料を採取するCTを選択します。

    【コンテキストメニューで実行する場合】
    マウスで右クリックし、[リモート資料採取]を選択します。

    【メニューバーで実行する場合】
    [ファイル]メニューから[リモート資料採取]を選択します。

  4. 確認画面が表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。

    →障害調査用資料の採取依頼を行ったことを示すメッセージが表示され、資料採取が開始されます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

注意

リモート資料採取が行われない場合について

リモート資料採取を実行中に、クライアント(CT)側でログオン、ログオフ、またはシャットダウンが行われた場合、資料採取が行われない場合があります。