Systemwalker Desktop Keeperの管理サーバおよび統合管理サーバを、新規にインストールする方法について説明します。
旧版の管理サーバ/統合管理サーバがインストールされた状態で、V14.2.0の管理サーバ・統合管理サーバをインストールする場合は“第4章 バージョンアップ”を参照してください。
インストール前の確認事項
“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”の“動作環境”を参照して、データベース関連ファイルのインストール先に指定するドライブが必要なディスク容量が確保できるかを確認してください。
“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”の“動作環境”を参照して、“混在運用できない製品”を確認してください。
“Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル”の“ポート番号一覧”を参照して、使用するポート番号を確認してください。
Systemwalker Desktop KeeperのインストーラをCD-ROMからローカルディスクへコピーして行う場合、コピー先のパスに全角文字などの2バイト文字を含まないようにしてください。
管理サーバ/統合管理サーバのインストール手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”を参照してください。
Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Systemwalker Desktop KeeperのCD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「管理サーバ インストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、CD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
「Systemwalker Desktop Keeper サーバ セットアップへようこそ」画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
サーバ機能の「インストール先の選択」画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
圧縮や暗号の対象外にしてください
サーバ機能のインストール先フォルダや下記のデータベース関連ファイルのインストール先フォルダを圧縮または暗号化の対象とした場合、プログラム動作に影響がでる可能性があるので、圧縮や暗号の設定を行わないでください。
データベース関連ファイルの「インストール先の選択」画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
データベース関連ファイルのインストールフォルダのパス長は10バイトまでです。空白、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。また、以下のドライブは指定できません。
ドライブのルート (C:\、D:\等)
ネットワークドライブ
フォーマット形式がNTFS以外のドライブ
すでにSymfowareデータベースシステムがインストール済みの場合は、バンドルされているSymfoware Serverはインストールされません。データベース関連ファイルのインストール先を指定しても、Symfowareデータベースシステムのインストール先は変わりません。
「IISホームディレクトリ設定」画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
必ず[規定のWebサイト]のホームディレクトリを指定してください
「パスワードの入力」画面が表示されるので、サーバ管理ツールの初期管理者パスワードを設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、ここで設定するパスワードは、サーバ設定ツール、バックアップツール、リストアツールにおける初期管理者(SecureAdmin)のパスワードです。入力内容の条件は以下のとおりです。
半角で32文字までの英数字および以下の記号以外が入力できます。
入力できない記号は、「&」「<」「>」「|」「\」「"」「~」「'」「?」「:」「^」です。
全角および半角の空白は入力できません。
半角のカナは入力できません。
注意
パスワードを忘れないでください
サーバ管理ツールの初期管理者パスワードは忘れないようにしてください。パスワードがわからなくなると運用環境の構築ができないため、管理サーバをアンインストールして再度インストールすることになります。
「インストール準備の完了」画面が表示されます。
インストールを開始する場合は、[インストール]ボタンをクリックしてください。インストール処理が開始されます。
設定した内容を確認または、変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックし、再度設定をやりなおしてください。
注意
ここでは再起動はおこなわないでください
インストール中、以下の画面が表示される場合がありますが、再起動せずにそのまま管理サーバのインストールを続行してください。
なお、誤って再起動を実行した場合は、管理サーバのインストールが中断しているので、再度インストールを実行する必要があります。
処理が正常に完了すると、「インストール完了」画面が表示されます。
プログラムを使用するには、システムを再起動する必要があります。以下のどちらかを選択し、[完了]ボタンをクリックします。
[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]
[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]
なお、既にSymfoware Serverがインストールされている場合は再起動の選択指示はありませんので、そのまま[完了]ボタンをクリックした後、手動でシステムを再起動してください。
管理サーバのインストールを行った後は、管理サーバを動作させるためのデータベース環境の作成が必要です。引き続き、“2.2.3 データベースを構築する”を参照し、データベースの構築作業を実行してください。