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DP/Cライブラリ ソフトウェア開発キット V7.2 使用手引書L10

2.1.12 DPCSYNC

【機能】

ホストアプリケーションに対して同期確認を行います。ホスト拡張会話機能使用時のみ実行可能です。

【書式】

unsigned int WINAPI XDpc_Sync(dpc_comm,dpc_synclst,apl_id)
   struct     dpc_comm        *dpc_comm      ;
   struct     dpc_synclst     *dpc_synclst   ;
   unsigned   short            apl_id        ;

◆構造体の説明◆

dpc_comm

会話関数の共通パラメータリストを指定します。
リスト形式は次のとおりです。

struct  dpc_comm {
   long  conv_id         ;
   long  ret_code        ;
   long  d_code          ;
   char  reserve[16]     ;
   }

dpc_synclst

DPCSYNCの固有パラメータリストを指定します。
リスト形式は次のとおりです。

struct   dpc_synclst {
   long  ctlmode             ;
   unsigned char conabt[4]   ;
   char  reserve[16]         ;
   }

【入力】

long conv_id

DPCBEGINまたはDPCACCEPTで通知された会話の識別子を指定します。同一の会話内では、この識別子を使用してください。

char reserve[16]

システム予約領域です。NULLを指定してください。

unsigned short apl_id

DPCOPENで通知されたアプリケーションの識別子を指定します。

【関数返却値】

リターンコードと同じ値が返されます。

【出力】

long ret_code

リターンコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。

long d_code

ローカルエラーコードが返されます。詳細は、「DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書 付録C リターンコード」を参照してください。

long ctlmode

会話の状態が通知されます。

  • 0x00000000-会話継続

  • 0x00000002-会話終了(ABORT受信)

  • 0x00000004-会話継続(PCONTROL受信)

  • 0x00000005-会話継続(ERROR受信)

会話状態はDPCSYNCが正常終了した時に有効です。

unsigned char conabt[4]

ホストアプリケーションから会話異常通知(ret_code= 0x00000081)があった場合に有効です。ホストアプリケーションが指定した会話ABORT理由コードが格納されます。