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DP/Cライブラリ V7.2 使用手引書L10

5.3.3 ファイル送信コマンドの詳細設定

ファイル送信コマンドを選択すると、ファイル送信のウィンドウが表示されます。

以下の項目を設定します。

[送信ファイル名]

ホストに送信するパソコン側のファイル名を設定します。パスを含めて指定する場合は、最大255バイトです。【参照】をクリックすると、ファイル参照ウィンドウが表示され、送信するファイル名を選択できます。

[ファイル識別名]

ファイル識別名を設定します。ホスト側で受信するファイル識別名を設定します。100バイトまで入力可能ですが、一時名指定の場合は最大8バイト、物理名指定(シングルクォートで囲んで指定)の場合はシングルクォートを含んで最大100バイトです。

[相手システム名]

ファイル送信するホストを、コネクション確立で指定した相手システム名で設定します。最大8バイトです。

[ファイルタイプ]

ファイルタイプを設定します。パソコンからホストに送信するファイルのファイルタイプを選択します。「MS-DOS」または「SDF」を選択した場合には、【詳細設定】をクリックして、詳細なファイル情報を指定することができます。

【詳細設定】

ファイルタイプで選択したファイルの詳細情報を設定します。

ポイント

  • タブについて

    テキストファイルは、通常TABコード(09H)を含んでいます。しかし、ホストのエディタなどでは、このTABコードを扱うことができません。従って、パソコンから、ホストへ送信するファイルの中にTABコードが存在した場合に、TABコードに対応する文字分のスペースに置き換えます。

  • Excel形式またはLotus形式のファイル送信について

    Excel形式またはLotus形式のファイルを送信する場合は、以下のように指定してください。

    ファイルタイプ

    MS-DOS

    ファイル形式

    バイナリファイル

    レコード長

    4096

    レコード形式

    固定長

  • テキスト形式のファイル送信について

    パソコンからホストに送信するファイルデータの中に2バイトコードが含まれている場合、次のことに注意してください。

    パソコン側

    2バイトコード=シフトJISコード

    ホスト側

    2バイトコード=JEFコード

    指定するレコード長はホスト側のレコード長です。ただし、JEFコードでは漢字シフトコードが挿入されるため、シフトJISコードのレコード長より長くなることがあります。よって、テキストファイルでは指定したレコード長を超えていなくても、この変換によりレコード長を超え、ファイル転送が異常終了することがあります。
    例)