スケーラブルモデルでの、アプリケーションサーバの処理性能について説明します。
業務アプリケーションの性能情報は、Systemwalker Service Quality Coordinatorが自動でInterstage Application Serverから収集します。
Interstage Application Server の性能情報としては、以下の情報が取得できます。
項目[単位] | 説明 |
---|---|
データ採取開始日付 | データ採取時間(インターバル時間)の開始日付を出力します。 |
データ採取開始時刻 | データ採取時間(インターバル時間)の開始時刻を出力します。 |
データ採取終了日付 | データ採取時間(インターバル時間)の終了日付を出力します。 |
データ採取終了時刻 | データ採取時間(インターバル時間)の終了時刻を出力します。 |
オブジェクト名 | 監視対象オブジェクトの名前を出力します。 |
オペレーション名 | 監視対象オブジェクトに含まれるオペレーションの名前を出力します。 |
プロセスID | サーバアプリケーションのプロセスIDを出力します。 |
要求処理時間[ミリ秒] | プロセスIDに示すプロセスで、オペレーション名に示すオペレーションの処理に要した時間。平均時間、最大時間、および最小時間の3つのデータを出力します。 |
要求処理待ち時間[ミリ秒] | クライアントの要求を受け付けてから、オブジェクトが処理を開始するまでの時間を出力します。 |
オペレーション処理数[回] | プロセスIDに示すプロセスで、オペレーション名に示すオペレーションが処理された回数を出力します。 |
オブジェクト処理数[回] | 性能監視開始時から、当該オブジェクトが処理された回数の累積値を出力します。 |
処理待ち要求数[個] | 当該オブジェクトに対し、処理待ちとなった要求の最大数を出力します。 |
以下に、スケーラブルモデルの性能管理のシステム構成を説明します。
ソフトウェア条件
以下のサーバに、それぞれの製品を導入してください。
運用管理サーバ
Systemwalker Service Quality Coordinator(マネージャ)
アプリケーションサーバ(スケーラブルモデル)
Systemwalker Service Quality Coordinator(エージェント)
振り分けサーバ
Interstage Traffic Director
運用管理クライアント
Systemwalker Service Quality Coordinator(コンソール、レポート)
これらの情報、およびSystemwalker Service Quality Coordinatorが標準で収集するシステム性能(CPU、メモリなど)を合わせて性能情報を分析できます。
また、Systemwalker Service Quality Coordinatorでは、次の3種類のレポートを作成することができます。
レポートの分類 | 概要 |
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総点検 | システム管理者が定期的にシステムのパフォーマンスを点検するためのレポートです。 |
カテゴリ別診断 | ボトルネックとなるサーバ特定時に、一次切り分けのために使用するレポートです。 |
詳細 | 詳細情報を確認するためのレポートです。 |
それぞれのレポートで出力する性能情報は、以下のとおりです。
分類 | レポート種別 | 概要説明 |
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総点検 | Interstage |
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カテゴリ別診断 | Interstage EJBアプリケーション |
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Interstage CORBAアプリケーション |
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Interstage トランザクションアプリケーション |
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詳細 | 時系列表示 | 各レコード種別に含まれるフィールド名を選択し、収集されたデータを、時系列グラフと収集データのテーブルを表示します。 |
Systemwalker Service Quality Coordinatorのレポート情報の詳細については、“Systemwalker Service Quality Coordinatorユーザーズガイド”を参照してください。