スケーラブルモデルでの、アプリケーションサーバのレスポンス異常の監視について説明します。
レスポンスの異常は、ワークユニット単位に監視します。
ワークユニット単位のレスポンス情報は、Interstage Application Serverの拡張MIBで収集できます。収集したレスポンス情報を、Systemwalker Centric ManagerのMIBしきい値監視機能で監視します。
スケーラブルモデルを構成する各業務サーバに対し、監視を行います。
以下に、スケーラブルモデルのレスポンス異常を監視する場合のシステム構成とソフトウェア条件を説明します。
ソフトウェア条件
以下のサーバに、それぞれの製品を導入してください。
運用管理サーバ
Systemwalker Centric Manager(運用管理サーバ)
アプリケーションサーバ(スケーラブルモデル)
Systemwalker Centric Manager(業務サーバ(エージェントライセンス))
振り分けサーバ
Systemwalker Centric Manager(業務サーバ(エージェントライセンス))
Interstage Traffic Director
運用管理クライアント
Systemwalker Centric Manager(運用管理クライアント)
動作する業務アプリケーションの性能情報を、MIB情報で参照することができます。また、各性能情報に対し、定期的にMIB情報を取得することで、MIBしきい値監視が行えます。
以下の性能情報を監視できます。
処理時間
処理待ち時間
キュー受信数
処理待ちキュー数
以下に、参照可能なワークユニットのMIB情報を示します。
インスタンス番号
オブジェクト名
処理最大時間
処理最小時間
処理平均時間
処理待ち最大時間
処理待ち最小時間
処理待ち平均時間
キューの受信数(処理)
処理待ちキュー数