業務を止めずにメンテナンス作業を実施する方法を説明します。
まず、Systemwalker Centric Managerの資源配付機能を利用して、スケーラブルモデルを構成するすべてのサーバにメンテナンス資源を作成・配付します。
次に、時間をずらして業務アプリケーションの修正や定義データを順次適用します。
メンテナンス対象として、以下のような資源があります。
資源 | 種類 |
---|---|
コンポーネントトランザクションサービスの環境定義ファイル | Interstage Application Serverのコンポーネントトランザクションサービスの環境定義ファイル |
インタフェース定義情報の移出ファイル(IDL定義ファイル) | サーバアプリケーションのインタフェースの情報ファイル |
ワークユニット定義ファイル | ワークユニットの定義ファイル。サーバアプリケーションの運用方法などの定義 |
サーバアプリケーションファイル | ユーザが作成したサーバアプリケーションファイル |
WWWサーバの環境定義ファイル | WWWサーバの動作環境を定義するファイル |
セキュリティパッチ | Webサーバ製品(IISなど)が提供する修正データ |
業務資源 | cgi、htmlファイルなど |
ここでは、Systemwalker Centric Managerの資源配付機能を利用して、メンテナンス資源の作成・配付から適用まで、すべてを行う方法を説明します。
本機能は、Interstage Traffic Director V6.0L10/6.0以降との組み合わせで使用可能です。
注意
Linux for Itanium版では、ローリングアップデートは使用できません。