Systemwalker Operation Managerは、サーバ機能とクライアント機能で構成されます。サーバ機能は、日常のシステム運用・管理作業を行っているサーバ上にインストールします。クライアント機能は、ネットワーク上のPCにインストールします。
Systemwalker Operation Managerのサーバ機能およびクライアント機能の役割について、概要を以下に示します。
サーバ機能の役割
インストール先のサーバにおいて、以下の処理を行います。
電源投入/切断の自動制御(注1)
サーバ起動時のサービス/アプリケーションの自動起動(注2)
定型バッチ業務の自動実行
イベントの自動監視および自動対処【Windows版】
バックアップ作業の自動化【Windows版】
ジョブ実行環境の制御
ジョブの分散実行
ネットワーク接続サーバでのジョブ実行
電源投入/切断の自動制御は、Windows版、Solaris版およびLinux版の場合に利用できます。Windows for Itanium版およびLinux for Itanium版の場合は利用できません。
サービスの自動起動は、Windows版の場合に利用できます。
クライアント機能の役割
接続先のSystemwalker Operation Managerサーバに対して、以下の処理を行います。クライアント機能は、登録/監視対象のサーバ機能にログインし、表示されたGUI画面を使って操作します。
サーバ機能に必要な各種情報の登録/変更
ジョブやアクションの監視/操作(注1)
アクションの監視/操作は、接続先のサーバがWindows版の場合に利用できます。
なお、Systemwalker Operation Managerのクライアントには、以下のクライアントがあります。[スタート]メニューの[プログラム]から[Systemwalker Operation Manager]を選択し、表示されたサブメニューからそれぞれ起動できます。
Systemwalker Operation Managerクライアント
Systemwalker Operation Managerのクライアントです。サブメニューから[Systemwalker Operation Manager]をクリックして起動します。
Systemwalker Operation Manager環境設定クライアント
Systemwalker Operation Managerの環境設定を行うクライアントです。サブメニューから[環境設定]-[環境設定]をクリックして起動します。
複数サーバ監視クライアント
複数サーバ監視を行うクライアントです。ジョブの登録・変更・監視・操作を行うWindowsクライアントと、ジョブの監視・操作を行うWebコンソールがあります。Windowsクライアントは、サブメニューから[複数サーバ監視]をクリックして起動します。Webコンソールは、Internet Explorer上でURLを指定して使用します。
ジョブスケジューラ情報印刷クライアント
ジョブスケジューラの色々な情報を印刷するためのクライアントです。サブメニューから[ジョブスケジューラ情報印刷]をクリックして起動します。
マスタスケジュール管理環境設定クライアント
マスタスケジュール管理機能の環境設定を行うクライアントです。サブメニューから[環境設定]-[マスタスケジュール管理環境設定]をクリックして起動します。
マスタスケジュール管理状況監視クライアント
マスタスケジュール管理機能の状況を監視するクライアントです。サブメニューから[マスタスケジュール管理状況監視]をクリックして起動します。
Systemwalker Operation Managerでは、Systemwalker Operation Managerのサーバ機能が導入されるサーバをSystemwalker Operation Managerサーバと呼びます。