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Systemwalker Operation Manager  マスタスケジュール管理機能説明書
Systemwalker

3.3 持ち越しジョブネットの運用

持ち越しジョブネットの運用方法について説明します。

マスタスケジュール管理機能で、運用日をまたがって持ち越すことができるジョブネットは、日変わり時刻を迎えたときに以下の状態であるジョブネットです。

注1)

確認操作の有効が設定されており、日変わり時刻の到来時に確認操作が実施されていない場合に持ち越します。

注2)

実行待ちの状態で持ち越すことができるジョブネットは、以下の条件にすべて該当しているジョブネットに限ります。

  • [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウの[基本情報]シートの[起動条件]において、 [時刻起動]が1つだけ、または[メッセージ事象発生時のみ起動]が指定されている

  • [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウの[メッセージ]シートで[日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う]が指定されている

  • 待ち合わせるメッセージ事象が発生しないため、未起動のまま日変わり時刻を越えた

ジョブネットの定義情報が以下の場合、スケジュール適用時に“起動日のみ有効”の設定を解除して適用されます。

  • [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウの[基本情報]シートの[運用指示]が“打ち切り”以外が指定されている

  • [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウの[メッセージ]シートで[日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う]が指定されている

3)

メッセージ事象を受信して複写起動された場合、受信先のジョブネットも複写先のジョブネットも持ち越しされません。

これらのジョブネットをまとめて、“持ち越しジョブネット”と呼びます。

マスタスケジュール管理機能における持ち越しの対象外

以下については、マスタスケジュール管理機能では持ち越しの対象外となります。

注1)

グループは、Systemwalker Operation Managerの機能で持ち越しされるため、マスタスケジュール管理機能では対象外としています。

注2)

子ジョブネットはジョブとして扱われるため、マスタスケジュール管理機能では対象外としています。

注3)

リンクジョブネットはジョブとして扱われるため、マスタスケジュール管理機能では対象外としています。

参考

確認操作の有効が設定されているとは、以下の設定がされている場合のことです。

  • [確認操作の詳細設定]ウィンドウで[ジョブネットの確認操作を有効とする]がチェックされている

  • ジョブネットが強制終了の場合は、上記に加えて[強制終了を確認操作の対象とする]がチェックされている