MpWalker/JM V1.1L10から本バージョンへ移行する場合の非互換項目を以下に示します。
本バージョンに移行するには、“移行時の注意事項と非互換項目の確認範囲”を参照して、移行時の注意事項と非互換項目を順番に確認してください。
非互換項目
MpWalker/JM V1.1L10から本バージョンへ移行する場合のジョブスケジューラについての非互換項目について、説明します。
ジョブネットの制御機能から保留を削除しました。
[対処方法]
ジョブネットの停止または無効の制御機能を利用してください。
jobschcod コマンドのオペランドを4桁に変更しました。
[対処方法]
なし
サービス起動パラメタのジョブネット実行多重度を削除しました。これに伴い、ジョブネットの実行遅延状態がなくなりました。
[対処方法]
ジョブ実行制御のジョブ実行多重度制限機能を利用してください。
サービス起動パラメタのログサイズの最小値を、1(MB)に変更しました。
[対処方法]
なし
サービス起動パラメタのジョブネット起動APIの指定の省略値を、使用しない指定に変更しました。
[対処方法]
ジョブネット起動APIを使用する場合、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[利用機能1]シートで、[ジョブネット起動APIを使用する]を指定してください。なお、アップグレードインストールを行った場合は、以前の設定情報が引き継がれます。
サービスを再起動しても、メッセージ事象の発生情報はクリアされません。
[対処方法]
サービス再起動時にメッセージ事象の発生情報をクリアする場合は、「サーバ起動時に起動」のジョブネットとして、jobschmsgclearコマンドを登録してください。
サービス起動パラメタの監視対象イベントログの指定の省略値を「アプリケーション」のみに変更しました。
[対処方法]
ジョブネットの起動条件として「システム」「セキュリティ」のイベントログを使用する場合は、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[利用機能1]シートで、[メッセージ待ち合わせを行う]を指定してください。 なお、アップグレードインストールを行った場合は、以前の設定情報が引き継がれます。
ジョブスケジューラサービスの起動時に指定する“起動時”ジョブネット非起動オプション(-n)を削除しました。
[対処方法]
ジョブスケジューラサービスの再起動時に“サーバ起動時に起動”のジョブネットを起動したくない場合は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウの[基本情報]シートで、[サーバ起動時に起動]および[一日一回]を指定してください。
ジョブ履歴からジョブ実行制御への投入に関する履歴情報(JES 履歴)を削除しました。
[対処方法]
正常に投入された場合は、ジョブ状態が実行遅延になることで確認してください。また、投入失敗時の情報は、[監視-ジョブ]ウィンドウの[前回履歴]シートの[ジョブの出力情報(標準出力/標準エラー出力)]で確認してください。
起動日雛形の変更が各ジョブネットの起動日に反映されるよう変更しました。これに伴い、起動日雛形情報はシステム管理者(Administratorsグループに所属しているユーザ)の場合のみ変更可能となります。
[対処方法]
起動日雛形の変更を各ジョブネットの起動日に反映させたくない場合は、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[利用機能2]シートで、[休日カレンダ/起動日雛形を使用しているジョブネットの起動日再作成を抑止する]を指定してください。