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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編
Systemwalker

12.3.2 性能情報をグラフ表示する

性能情報は部門管理サーバ上で蓄積されています。性能情報をグラフ表示するためには、まずこれらの性能情報を各部門管理サーバから運用管理サーバに転送し、この情報をもとにCSVファイルを作成する必要があります。

性能情報を準備する

CSVファイルの作成方法は、以下の2つになります。

[Systemwalkerコンソール]から作成する

運用管理サーバ(Windows(R))または運用管理クライアントの[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[操作]メニューの[ユーザ登録メニュー]-[性能情報の出力]を選択します。[性能情報出力]ウィンドウで、性能情報の作成種別を指定します。

[性能情報出力]ウィンドウの[FTP環境設定]ボタンをクリックすることにより、性能情報出力で使用するFTPのためのアカウント情報を設定します。設定する項目は以下の通りです。

性能情報の出力に失敗した場合は、以下を確認してください。

FTP機能の設定については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。

コマンドを使用して作成する

運用管理サーバでF3crTrfBcsvコマンド、または部門管理サーバでF3crTrfAcsvコマンドを使用することにより、CSVファイルを作成することができます。

F3crTrfBcsv (性能情報のCSV出力コマンド) 、F3crTrfAcsv(部門管理サーバ性能情報CSV出力コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

CSVファイルを準備する

  1. CSVファイルを作成する。

    運用管理サーバと全部門管理サーバ上に蓄積された、昨日分の全性能情報をCSVファイルに出力する方法を説明します。

    F3crTrfBcsv.exe Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\csv\report.csv

    この例ではCSVファイルは、以下のファイルに出力されます。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\csv\report.csv

  2. CSVファイルを指定のフォルダに格納する。

    作成したCSVファイルの名前をreport.csvとし、OCM Managerを起動する運用管理サーバ、または運用管理クライアントの下記フォルダに格納します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\CSV

OCM Managerを起動しグラフを表示する

以下のコマンドを運用管理サーバ、または運用管理クライアント上で実行することによって、グラフを表示します。

"Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\mpreport\OCMM2.exe" /ini="Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\CSV\各EPFファイル名.ini"

以下に各レポートとそれに対応するiniファイル名を示します。

表示内容

iniファイル名

1

[Traffic]日付単位および時間単位で、回線使用率の平均値、オクテット数、パケット数の合計値のグラフ(注1)

[Traffic] Interface Summary.ini

2

[Traffic]回線使用率、オクテット数、パケット数、破棄パケット率、エラーパケット率の時系列グラフ(注1)

[Traffic] Interface Detail.ini

3

[Traffic]回線使用率の平均値、オクテット数、パケット数の合計値の上位10ホストを示すグラフ

[Traffic] Top10 Host.ini

4

[Traffic]回線使用率の平均値、オクテット数、パケット数の合計値のグラフ

[Traffic] Host Report.ini

5

[Traffic]回線使用率、オクテット数、パケット数を時系列グラフ表示

[Traffic] Host Detail Report.ini

6

[Server] CPU使用率、ページフォルト率、DISKビジー率を時系列グラフ表示

[Server] Host Detail Report.ini

注1)インタフェース単位に出力されたCSVだけを対象とします。

iniファイルは、以下のように定義されています。必要に応じて、カスタマイズしてください。

[Main]                        変更不可
Version=4.0                   変更不可
EMPpath=..\csv\表示対象.emp   変更可:実行対象のEMPファイル(.emp)をパス付で指定します
ReadOnly=1                    変更不可
Exec=1                        変更不可
Executions=1                  変更不可
HTML=0                        変更可:HTML出力を行う場合は1を指定します
HTMLFolder=..\csv             変更可:HTML出力を行う場合の出力先ディレクトリを指定します。
Print=0                       変更不可
Save=0                        変更不可
SavwAs=%1_%2                  変更不可
Quit=0                        変更不可
                              
[Exec1.Variables]             変更不可
chart_width=700               変更可:任意の値を指定します。
chart_height=500              変更可:任意の値を指定します。
                              
[Exec1.CSV]                   
*1=..\csv\report.csv          変更可:実行対象のCSVファイル名(.csv)をパス付で指定します