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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編
Systemwalker

5.5 ネットワーク性能の動作環境を設定する

ネットワーク性能情報のヒストリ表示範囲、採取間隔、ログ蓄積ファイルなどを設定します。

手順

  1. [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[ネットワークの性能(全体)]を選択します。

    →[性能監視-全体詳細設定(ネットワーク性能)]画面が表示されます。

  2. 設定を変更し[OK]ボタンをクリックします。

  3. ポリシーを配付します。

    →“ポリシーを配付する”を参照してください。


ネットワーク性能監視の設定について

ネットワーク性能監視の監視対象とするには、SNMPエージェントを実装し、SNMPのインタフェース情報が採取できる必要があります。該当ノードのSNMPエージェントを実装した上でノード検出を実施後、[ネットワーク性能の監視]画面において監視対象の設定を行います。SNMPの情報が設定されていないインタフェース情報は、[ネットワークインタフェースの監視設定]画面で監視対象から外します。

[回線使用率]、[セグメント使用率]を収集するためには、[ノードプロパティ]-[ネットワーク]タブの[ifSpeed]に適切な値が設定されている必要があります。

WANインタフェースの場合は、回線が接続されている状態により回線速度が変化するため、ノード検出時の回線速度と現在の回線速度が異なる場合があります。適切な値を設定するためには、ノード検出を行うか、または、[性能監視 - インタフェース設定]ウィンドウで適切な値を設定します。

ポイント

ネットワーク性能の動作環境は以下のように設定されています。

項目

入力値

初期値

[構成情報とポリシーの同期・配付]

なし(注1)

なし

[ヒストリ表示時間範囲]

1~24時間

1時間

[性能情報ファイル最大保持数]

1~200

31

[性能情報収集間隔]

5/10/30/60/120分

60分

[性能情報採取ポーリング間隔]

1/2/5/10/20分
性能情報収集間隔を割り切れる値

2分

[ログ蓄積ファイル最大保持数]

[ログ蓄積ファイル切替え単位が「日」の場合]
2~365
[ログ蓄積ファイル切替え単位が「月」の場合]
2~31

31

[ログ蓄積ファイル切替え単位]

月/日

[ログ蓄積ファイル切替え日]

1~31日

1日

[イベント通知]

ON/OFF

OFF

[イベント自動対処]

ON/OFF

OFF

[CPU使用率(0.01%)]

0~10000

9500

[ページフォルト数]

0~10000

1000

[DISKビジー率(0.01%)]

0~10000

9500

注1)監視ポリシーの通常モードでの設定は不要のため、参照だけ可能です。

項目
(
サービスレベル基準値)

入力値

初期値

回線種別

Ethernet

FDDI

WAN

その他

  [回線使用率]

1~100

30

70

84

84

  [破棄パケット率]

1

1

1

1

  [エラーパケット率]

1

1

1

1

  [セグメント使用率]

30

70

84

84

  [コリジョン発生率]

25

25

25

25

詳細は“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”の“性能監視 - 全体詳細設定(ネットワーク性能)[サーバ性能]”および“性能監視 - 全体詳細設定(ネットワーク性能)[トラフィック]”を参照してください。

ネットワーク性能監視の監視対象ノードの構成情報を更新する

ネットワーク性能監視の監視対象ノードの構成情報に変更を行った場合、Systemwalker Centric Managerが保持しているノード構成情報を最新の状態に更新し、ポリシーを再作成し、配付する必要があります。

ノード構成情報を最新の状態に更新するには、以下のどちらかを実施してください。

ノードの構成情報が変更される作業として、以下が考えられます。

性能監視で保持している情報と[監視マップ/リスト]の整合性を合わせる

以下の場合は、性能監視で保持している情報と[監視マップ/リスト]の整合性を合わせるために、再度、ネットワーク性能監視のポリシーを作成し、配付を行う必要があります。

なお、[構成情報とポリシーの同期・配付]の設定で[同期・配付]を設定している場合は、ノードの削除や構成情報の変更を検知した後、ポリシーの再作成と配付は自動で行います。