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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編
Systemwalker

4.6 インストールレス型エージェント監視

インストールレス型エージェントで監視する方法について説明します。インストールレス型エージェントで監視できる機能は、以下のとおりです。

なお、インストールレス型エージェントでサーバ/クライアントの監視を利用する場合の必要な作業については、 “Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“インストールレス型エージェントで監視する場合”を参照してください。

Systemwalker Centric Managerのエージェントを導入していないサーバを監視するために設定します。

設定する項目

内容

設定画面

[監視サーバ名]

[デプロイ先のパス]

[telnet]

[SSH]

[WMI]

[FTP]

Systemwalker Centric Managerを導入しないシステムを監視するサーバについて、監視サーバ名や共通情報を指定します。

[インストールレス型エージェント監視]の[通信環境]タブ

[イベントログ/システムログを監視する]

イベントログ/システムログの監視を行う場合、監視間隔などを設定します。
ログファイル監視を行う場合は、監視するログファイルを設定するために[監視ログファイル設定]画面を呼び出します。

[インストールレス型エージェント監視]の[動作設定]タブ

[監視ログファイル]

ログファイル監視には、監視するアプリケーションがイベントを出力する、ファイル名+パスを指定します。

[監視ログファイル設定]

[インベントリ収集を行う]

定期的にインベントリ情報を収集する場合は、収集契機を設定するために[インベントリ情報の収集]画面を呼び出します。
Systemwalkerコンソール上のノードを選択したり、コマンドを実行してインベントリ収集する場合は、チェック状態に関係なく、インベントリ収集を実施できます。

[インストールレス型エージェント監視]の[動作設定]タブ

[インベントリ収集契機]

インベントリ情報収集に関して、インベントリ情報を収集する周期や収集する時刻を設定します。

[インベントリ情報の収集]

[アプリケーションを監視する]

アプリケーションを監視する場合は、監視するアプリケーションを設定するために[アプリケーションの監視条件]画面を呼び出します。

[インストールレス型エージェント監視]の[動作設定]タブ

[監視するアプリケーションを設定する]

Systemwalker Centric Managerを導入しないでアプリケーションを監視するために、監視対象のアプリケーションを設定します。

[アプリケーションの監視条件]

[サーバ性能を監視する]

サーバ性能を監視する場合は、監視する項目を設定するために[サーバ性能の監視]画面を呼び出します。

[インストールレス型エージェント監視]の[動作設定]タブ

[サーバ性能の監視]

Systemwalker Centric Managerを導入しないでサーバ性能を監視するための条件を設定します。

[サーバ性能の監視]

事前準備

以下を実施してください。

手順

  1. [監視ポリシー[管理]]画面を起動します。

  2. [設定対象]の[監視ポリシー]-[インストールレス型エージェント監視]-[動作環境]を選択します。

  3. [操作]メニューの[新規作成]を選択します。

    →[監視ポリシー[ポリシーの作成]]画面が表示されます。

  4. [ポリシー名]、[コメント名]を入力します。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    →[インストールレス型エージェント監視]画面が表示されます。

  6. [通信環境]タブの設定を行います。

    [インストールレス型エージェント監視[通信環境]]画面の詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

    設定を行ったら、[動作設定]タブをクリックします。

  7. [動作設定]タブで各機能の設定を行います。

    →インストールレス型エージェント監視のポリシーが作成されます。

    [インストールレス型エージェント監視[動作設定]]画面の詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

    設定を行ったら、[OK]ボタンをクリックします。

  8. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面より、作成したポリシーを選択し、ツールバーの[配付先の設定]ボタンをクリックします。

    →[インストールレス型エージェント監視]-[配付先の設定]画面が表示されます。

  9. 配付先の設定を行い、[OK]ボタンをクリックします。

    →インストールレス型エージェント監視のポリシーの配付先が設定されます。

  10. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面より、配付先を設定したポリシーを選択し、ツールバーの[配付]ボタンをクリックします。

    →インストールレス型エージェント監視のポリシーが配付されます。

インベントリ情報の収集

  1. インベントリ情報の収集契機を設定するために、[インストールレス型エージェント監視]画面の[動作設定]で、[インベントリ収集を行う]の[詳細]ボタンをクリックします。

    →[インベントリ情報の収集]画面が表示されます。

    [インベントリ収集契機]の設定を行い、[OK]ボタンをクリックします。

  2. [インストールレス型エージェント監視]画面で、[OK]ボタンをクリックします。

    →インストールレス型エージェントのポリシーグループが作成されます。

  3. [監視ポリシー]画面で、作成したインストールレス型エージェントのポリシーグループを配付します。

監視対象のノードがクラスタ運用している場合

それぞれのノードに対してインベントリ収集を実施してください。

インストール型エージェント監視による運用に切り替える場合

インストール型エージェント監視による運用に切り替える前に、以下の操作を実施してください。

  1. Systemwalkerコンソール上に存在する当該ノードを削除する。

  2. drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))により、当該ノードを削除する。

    “drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))”の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

監視サーバを変更する場合

drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))により、変更前の監視サーバによって収集されたノードのインベントリ情報を削除してください。対象のノードは、[監視ポリシー]画面の[配付状況]により選択してください。

“drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))”の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

アプリケーション監視

  1. アプリケーション監視を設定するために、[インストールレス型エージェント監視]画面の[動作設定]タブで、[アプリケーションを監視する]の[詳細]ボタンをクリックします。

    →[アプリケーションの監視条件(インストールレス)]画面が表示されます。

  2. [監視間隔]を設定します。

  3. [監視対象アプリケーション]の[追加]ボタンを選択します。

    →[アプリケーションの登録(インストールレス)]画面が表示されます。

  4. 各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

サーバ性能の監視ポリシーを設定する

  1. サーバ性能監視で、しきい値を監視する項目を設定するために、[インストールレス型エージェント監視]画面の[動作設定]で、[サーバ性能を監視する]の[詳細]ボタンをクリックします。

    →[サーバ性能の監視(インストールレス)]画面が表示されます。

  2. [サーバ性能の監視(インストールレス)]画面で、[しきい値一覧]の監視する項目を選択し、[設定]ボタンをクリックします。

    →[サーバ性能のしきい値設定(インストールレス)]画面が表示されます。

  3. 各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

  4. しきい値を監視するすべての項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。

アプリケーションが出力するログの監視

  1. 監視するログファイルを設定するために、[インストールレス型エージェント監視]画面の[動作設定]で、[監視ログファイル]の[詳細]ボタンをクリックします。

    →[監視ログファイル設定]画面が表示されます。

  2. [監視ログファイル設定]画面で、[追加]ボタンをクリックします。

    →[監視ログファイル設定(追加)]画面が表示されます。

  3. 各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

  4. 監視するログファイルをすべて設定し、[監視ログファイル設定]画面で[OK]ボタンをクリックします。

大規模システム、個別に監視ポリシー設定の必要なノードに対して、監視ポリシーを設定する

被監視システムで共通の定義は、[インストールレス型エージェント監視]で定義します。

被監視システムごとにユーザ情報が異なる場合など、ノードごとに個別の設定が多い場合は、インストールレス型エージェント監視の個別定義ファイルを作成します。以下の操作を実施してから、監視ポリシー画面で、ポリシー定義、ポリシー配付を実施してください。

  1. インストールレス型エージェント監視の個別定義ファイルを作成します。

  2. 運用管理サーバで、mpalsexdef(インストールレス型エージェント個別情報設定コマンド)を実行します。

“インストールレス型エージェント監視の個別定義ファイル”、および“mpalsexdef(インストールレス型エージェント個別情報設定コマンド)”の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

インストールレス型エージェントでの監視を止める場合

[監視ポリシー[管理]]画面で、以前設定したポリシー名を選択し、ポリシーを削除します。

インストールレス型エージェントで監視対象のサーバとして定義されたサーバにSystemwalker Centric Manager エージェントをインストールした場合は、イベントが二重に通知されます。該当のサーバのポリシー定義を削除するか、配付対象ノードから該当ノードをはずして、ポリシー定義を再配付してください。

被監視システムのノードを削除する場合

ノードを削除する前に、[監視ポリシー[管理]]画面で、以前設定したポリシー名を選択し、ポリシーを削除します。

被監視システムのホスト名を変更する場合

ホスト名を変更する前に、[監視ポリシー[管理]]画面で、以前設定したポリシー名を選択し、ポリシーを削除するか、配付対象ノードから該当ノードをはずして、ポリシー定義を再配付してください。