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Systemwalker Centric Manager 導入手引書
Systemwalker

1.6.2 UTF-8環境を利用する場合の注意事項【UNIX版】

UTF-8環境を利用する場合の注意について説明します。UTF-8の特徴としては、以下の2点があります。

ここでは、以下の項目について説明します。

注意

Systemwalker Centric Manager GEE Solaris版を、UTF-8環境にインストールすることはできません。

運用管理サーバがUTF-8環境の場合

部門管理サーバ、業務サーバの文字コードに関係なく、運用管理サーバの文字コードがUTF-8の場合の注意事項について説明します。

監視メッセージの表示に関する注意【Solaris版/Linux版】

監視メッセージに含まれるSJISで表示できない文字は、代替文字“_”(アンダースコア)に置き換えて表示します。
出力される代替文字の詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“監視画面に表示されるメッセージが置き換えられて表示される”を参照してください。

ポリシー定義に関する注意【Linux版】

各ポリシー定義画面で以下の文字を入力すると配付した先の文字コードに正しく変換されずに配付される場合があります。以下の文字を使用しないでください。

イベント監視の定義に関する注意【Solaris版/Linux版】

[監視イベント詳細]ウィンドウの[メッセージ説明]欄で表示する記事の登録

  

設定画面

[サーバ環境定義]ダイアログボックス

注意事項

全角文字を使用した場合、指定可能文字数が減少します。

UTF-8固有文字が含まれている文字列は、定義画面から定義できません。また、追加や更新で[参照]ボタンをクリックし、ディレクトリ一覧を表示したときにUTF-8固有文字が含まれるパス名は正しく表示されません。

回避方法

以下のコマンドによる定義を行ってください

/opt/systemwalker/bin/mpopmescsv

[イベント監視の条件定義]のポリシーの配付・移行

  

操作

注意が必要な操作を以下に示します。

  • イベント監視の条件定義のポリシー移出・登録コマンド(poout/poin1/poin2)による定義移行

  • イベント監視の条件定義のポリシー配付による定義配付

  • イベント監視の条件定義のCSV入出力コマンド(aoseacsv/aoseadef)による定義移行

注意事項

運用管理サーバにおいてUTF-8固有の文字は、代替文字“_”(アンダースコア)に変換してイベント監視を行います。運用管理サーバで、UTF-8固有文字を含むメッセージを監視する場合は、イベント監視の条件定義のイベント定義に代替文字“_”を使用することで監視ができます。

イベント対処・返答に関する注意【Linux版】

イベントに対処する

  

設定画面

注意が必要な画面を以下に示します。

[監視イベントの状態変更]ダイアログボックス

[監視イベントの状態変更(返答)]ダイアログボックス

[監視イベント複数対処]ダイアログボックス

[監視イベント一括対処]ダイアログボックス

入力域1

[対応者]

注意事項

[対応者]に入力した長さが、32バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、32バイトを超えている場合には、エラーが表示され、イベントの対処や保留はできません。エラーメッセージの内容に従って対処してください。

回避方法

[対応者]に入力した長さが、UTF-8に変換した後に32バイト以内に収まるように再設定してください。

入力域2

[メモ]

注意事項

[メモ]に入力した記事の長さが、320バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、320バイトを超えている場合には、エラーが表示され、イベントの対処や保留ができません。エラーメッセージの内容に従って対処してください。

回避方法

[メモ]に入力した記事の長さが、UTF-8に変換した後に320バイト以内に収まるように再設定してください。

返答要求イベントに返答する

  

設定画面

[監視イベントの状態変更(返答)]ダイアログボックス

入力域1

[対応者]

注意事項

[対応者]に入力した長さが、32バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、32バイトを超えている場合には、エラーが表示され、返答が実行されません。エラーメッセージの内容に従って対処してください。

回避方法

[対応者]に入力した長さが、UTF-8に変換した後に32バイト以内に収まるように再設定してください。

入力域2

[返答]

注意事項

[返答]に入力した記事の長さが、320バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、320バイトを超えている場合には、エラーが表示され、返答が実行されません。エラーメッセージの内容に従って対処してください。

回避方法

[返答]に入力した記事の長さが、UTF-8に変換した後に320バイト以内に収まるように再設定してください。

リモートコマンドに関する注意【Solaris版/Linux版】

リモートコマンドの発行

  

設定画面

[リモートコマンド実行]ウィンドウ

注意事項

[Systemwalkerコンソール]の場合

入力したコマンドの長さが、1023バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、1023バイトを超えている場合には、それ以上の文字列は実行コマンドに入力できません。

[Systemwalker Webコンソール]の場合

入力したコマンドの長さが、1023バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、1023バイトを超えている場合には、エラーが表示され、コマンドは実行されません。エラーメッセージの内容に従って対処してください。

回避方法

[Systemwalker Webコンソール]の場合

入力したコマンドの長さが、UTF-8に変換した後に1023バイト以内に収まるように再設定してください。

リモートコマンドの応答

  

表示画面

[リモートコマンド結果]ウィンドウ、[リモートコマンド検索]ウィンドウ

注意事項

UTF-8環境の運用管理サーバでコマンドを実行したサーバがUTF-8環境以外の場合、運用管理サーバでのコード変換によりコマンドの結果の情報が短くなる場合があります。

[Systemwalkerコンソール]の場合、リモートコマンドの応答結果にUTF-8固有文字が含まれている場合は、UTF-8固有文字はSJISコード系に存在しないため代替文字“_”(アンダースコア)に変換して表示されます。
出力される代替文字の詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“監視画面に表示されるメッセージが置き換えられて表示される”を参照してください。

操作メニューでの登録

  

設定画面

[操作メニュー登録]ダイアログボックス[リモートコマンド]タブ

注意事項

全角文字を使用した場合、指定可能文字数が減少します。

UTF-8固有文字が含まれている文字列は、定義画面から定義できません。

回避方法

[コマンドライン]については、投入したいコマンドを投入先のコンピュータにあらかじめシェルスクリプトなどで作成し、[操作メニュー登録]には、作成したシェルスクリプトなどを登録してください。
[メニュー項目]については、UTF-8固有文字以外の文字で定義を行ってください。

リモートコマンドグループの定義

  

設定画面1

[リモートコマンドグループ定義]ダイアログボックス-[リモートコマンド定義](追加または更新)-[リモートコマンド定義]

注意事項

入力したコマンドの長さが、1023バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、1023バイトを超えている場合には、それ以上の文字列は入力できません。

設定画面2

[リモートコマンドグループ定義]ダイアログボックスの[グループ定義]ボタン-[ファイルを開く]

注意事項

CSVファイルから読み込みしたリモートコマンドグループ定義の長さが、1023バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、1023バイトを超えている場合には、エラーが表示され、読み込みに失敗します。詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

回避方法

CSVファイルから読み込みしたリモートコマンドグループ定義の長さを、UTF-8に変換した後に1023バイト以内に収まるように再設定してください。

返答定義に関する注意【Solaris版/Linux版】

返答要求イベントに返答する文字列の登録

  

設定画面1

[返答定義]ダイアログボックス(追加または更新)-[追加]ダイアログボックスまたは[更新]ダイアログボックス

入力域

[返答定義]

注意事項

[返答定義]に入力した記事の長さが、320バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、320バイトを超えている場合には、それ以上の文字列は入力できません。

設定画面2

[返答定義]ダイアログボックスダイアログボックスの[返答定義]ボタン-[ファイルを開く]

入力域

[返答定義]

注意事項

CSVファイルから読み込みした返答定義の長さが、320バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、320バイトを超えている場合には、エラーが表示され、読み込みに失敗します。詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

回避方法

CSVファイルから読み込みした返答定義の長さを、UTF-8に変換した後に320バイト以内に収まるように再設定してください。

メッセージ検索に関する注意([Systemwalker Webコンソール]の場合)【Solaris版/Linux版】

設定画面

[Systemwalker Webコンソール] メッセージ検索(条件指定)

入力域

[検索文字列]

注意事項

入力した検索文字列の長さが、128バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、128バイトを超えている場合には、エラーが表示され、メッセージの検索は実行されません。エラーメッセージの内容に従って対処してください。

回避方法

入力した検索文字列の長さが、UTF-8に変換した後に128バイト以内に収まるように再設定してください。

アプリケーション管理に関する注意【Solaris版/Linux版】

アプリケーションの自動検出

  

操作

アプリケーション検出

注意事項

UTF-8環境の運用管理サーバにてアプリケーションの自動検出を行った際に、検出対象のアプリケーションの実行ファイル名をUTF-8文字コードに変換した結果、512バイトを超えている場合には512バイト以内になるように実行ファイル名を短くして、アプリケーションを構成情報に登録します。
全角文字の1文字はEUC、SJIS文字コードでは2バイトですが、UTF-8文字コードに変換すると3バイトまたは4バイトになる場合があります。また、半角カナ文字の1文字はEUCコードでは2バイト、SJISコードでは1バイトですが、UTF-8文字コードの場合は3バイトとなります。そのため、EUCまたはSJIS文字コードの文字列をUTF-8文字コードに変換した際にはバイト数が増加する場合があります。

例)EUCまたはSJIS環境にて、以下のような実行ファイル名のアプリケーションの自動検出を行った場合

実行ファイル名:ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUXWXYZ・・・ABCDEFGHIJKLMNOP
(※すべて全角文字で172文字の実行ファイル名:344バイト)

以下のように変換し、UTF-8環境の運用管理サーバの構成情報へ登録します。

実行ファイル名:ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUXWXYZ・・・ABCDEFGHIJKLMN

(※すべて全角文字で172文字の実行ファイル名:510バイト)

インベントリ情報表示に関する注意事項【Solaris版/Linux版】

インベントリ情報CSVファイルのハードウェア情報・ユーザ情報

  

ファイル名

hard_base.csv

注意事項

インベントリ情報表示およびインベントリ情報検索に表示される項目の文字列がすべて表示されない場合があります。詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

Systemwalkerスクリプトの配付に関する注意

インテリジェントサービスで配付する実際のスクリプトの記述で以下の文字を入力すると配付した先の文字コードに正しく変換されずに配付される場合があります。以下の文字を使用しないでください。

[Systemwalkerコンソール]に関する注意【Solaris版/Linux版】

[Systemwalkerコンソール]の画面から入力される文字列の長さで注意が必要な設定について説明します。
運用管理サーバがUTF-8環境の場合、以下の表の画面から入力された文字列の長さが、255バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、255バイトを超えている場合には、超えた文字列は削除して設定されます。

画面

入力域

[ノードプロパティ]

[説明]

[インタフェース設定]

[インタフェース名]

[実行ファイルプロパティ]

[実行ファイル名]

[パッケージ名]

[起動コマンド名]

[停止コマンド名]

[アプリケーションプロパティ]

[実行ファイル名]

[起動コマンド名]

[停止コマンド名]

[クラスタプロパティ]

[クラスタコンソール]

[クラスタサービスプロパティ]

[クラスタサービスコンソール]

[関係情報プロパティ]

[コメント]

[入力]

[文字列]

[自動検出の設定](Windows)

[ポリシー名]

[自動検出の設定](Unix)

[ポリシー名]

[しきい値監視の設定(アプリケーション)]

[ポリシー名]

[稼働監視の設定]

[ポリシー名]

[動作の設定]

[ポリシー名]

[実行ファイルプロパティ(アプリケーション管理)]

[実行ファイル名]

監視イベント/監視メッセージのAPIに関する注意【UNIX版(Linux for Itanium版を除く)】

UTF-8環境で、監視イベントのAPI(Mp_ReadEvent()、Mp_ReadEventLog())や監視メッセージのAPI(Mp_ReadMsg()、Mp_ReadMsgLog())を使用する場合は、以下の注意事項があります。

監視イベント種別(category)

獲得できる監視イベント種別が16バイトになります。(17バイト目以降が削除されます。)

17バイト以上の監視イベント種別を定義している場合は、以下を実施してください。

  • APIを使用するサーバ

    [イベント監視の条件定義]で、17バイト以上の監視イベント種別を、16バイト以下に変更する定義を実施してください。

  • 運用管理サーバ

    上記で定義変更した16バイト以下の監視イベント種別を、[サーバ環境定義]に追加してください。

DOM拡張キー(domkey)

獲得できるDOM拡張キーが80バイトになります。(81バイト目以降が削除されます。)

このため、メッセージ監視アクション型スクリプトの復旧キーには、文字コードをUTF-8に変換したときに、80バイト以内となるキーを指定してください。

対応者名(dealer)

獲得できる対応者名が16バイトになります。(17バイト目以降が削除されます。)

このため、イベント対処時に、16バイト以内となる対応者名を指定してください。

システムの表示名(application)

獲得できるシステムの表示名が128バイトになります。(129バイト目以降が削除されます。)

このため、[Systemwalkerコンソール]の上で表示名を設定する場合は、128バイト以内となる表示名を指定してください。

運用管理サーバがUTF-8環境でない、部門管理サーバ/業務サーバがUTF-8環境の場合

部門管理サーバ、業務サーバの文字コードがUTF-8で、運用管理サーバの文字コードがUTF-8以外の場合の注意事項について説明します。

監視メッセージの表示に関する注意

運用管理サーバで動作しているコード系で処理することができない文字が含まれる監視メッセージは、代替メッセージに変換されて表示します。
出力される代替メッセージの詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“監視画面に表示されるメッセージが置き換えられて表示される”を参照してください。

イベント監視の定義に関する注意【UNIX版】

[イベント監視の条件定義]のポリシーの配付・移行

  

操作

注意が必要な操作を以下に示します。

  • イベント監視の条件定義のポリシー移出・登録コマンド(poout/poin1/poin2)による定義移行

  • イベント監視の条件定義のポリシー配付による定義配付

  • イベント監視の条件定義のCSV入出力コマンド(aoseacsv/aoseadef)による定義移行

注意事項

部門管理サーバ、または業務サーバにおいて、UTF-8固有文字を含むメッセージを監視する場合は、イベント監視の条件定義のイベント定義に、代替文字“.*”を使用することで監視が可能です。

リモートコマンドに関する注意

リモートコマンドの応答

  

表示画面

[リモートコマンド結果]ウィンドウ、[リモートコマンド検索]ウィンドウ

注意事項

運用管理サーバで動作しているコード系で処理することができない文字が含まれる監視メッセージは、代替メッセージに変換されて表示されます。
出力される代替メッセージの詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“監視画面に表示されるメッセージが置き換えられて表示される”を参照してください。

操作メニューでの登録

  

設定画面

[操作メニュー登録]ダイアログボックス[リモートコマンド]タブ

注意事項

発行コマンドをUTF-8に変換した結果、1023バイトを超えた場合、コマンドの実行ができません。

回避方法

コマンド発行先システムに直接ログインしコマンドを実行してください。

アプリケーション管理に関する注意【Linux版】

全角文字または半角カナ文字をディレクトリ名またはファイル名に含むアプリケーションの稼働監視および、しきい値監視はできません。

監視メッセージのAPIに関する注意【UNIX版(Linux for Itanium版を除く)】

運用管理サーバがUTF-8環境の場合と同様の注意が必要です。

監視イベト/監視メッセージのAPIに関する注意【UNIX版(Linux for Itanium版を除く)】を参照してください。

システム構成(ハブ、ルータなど含む)にUTF-8環境を含む場合

運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバだけでなくハブやルータ等も含めて、システム構成の中にUTF-8環境がある場合の注意事項について説明します。

オンラインヘルプおよび画面で共通な注意

UTF-8文字コードは、EUCやSJIS文字コードと比べて1文字あたりのバイト数が多くなり、指定できる文字数が少なくなることがあります。
一例として、1文字あたりSJISで2バイト、UTF-8で3バイトとなる全角ひらがなの場合、最大128バイトの領域にSJISでは64文字まで入力できるのに対し、UTF-8では42文字までしか入力できなくなります。
また、UTF-8以外の環境から入力した場合でも、入力したデータをUTF-8環境で保持または処理する場合には、同様に指定できる文字数が少なくなることがあります。

したがって、UTF-8環境を含むシステム構成の場合、指定できる文字数は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”や各画面で記載している指定できる文字数より減少します。

メッセージの表示に関する注意【UNIX版】

表示画面

注意が必要な画面を以下に示します。

  • イベント一覧

  • [メッセージ一覧]ウィンドウ

  • [メッセージ検索]ウィンドウ

注意事項

各画面において、UTF-8に変換した結果、2047バイトを超えたメッセージテキストについては、2047バイトを超えた部分が表示されません。

通信環境定義に関する注意【UNIX版】

ログファイルの指定

  

設定画面

[通信環境定義詳細]ダイアログボックス[ログファイル定義]タブ

入力域

[メッセージログ]および[コマンドログ]の[格納ディレクトリ]

注意事項

全角文字を使用した場合、パス名の指定可能文字数が減少します。

UTF-8固有文字が含まれているパス名は、定義画面から定義できません。また、[参照]ボタンをクリックし、ディレクトリ一覧を表示したときにUTF-8固有文字が含まれるパス名は正しく表示されません。

回避方法

パス名には、UTF-8固有文字および全角を含まないシンボリックリンクを作成し、指定してください。

リモートコマンドの実行で起動するシェルの指定

  

設定画面

[通信環境定義詳細]ダイアログボックス[動作設定]タブ([その他の設定]ボタン)-[動作詳細設定]ダイアログボックス

入力域

[リモートコマンド]の[コマンドシェル]

注意事項

全角文字を使用した場合、パス名の指定可能文字数が減少します。

UTF-8固有文字が含まれているパス名は、定義画面から定義できません。また、[参照]ボタンをクリックし、ディレクトリ一覧を表示したときにUTF-8固有文字が含まれるパス名は正しく表示されません。

回避方法

パス名には、UTF-8固有文字および全角を含まないシンボリックリンクを作成し、指定してください。

イベント監視の定義に関する注意【UNIX版】

監視対象にするログファイルの登録

  

設定画面

[イベント監視の条件定義]ウィンドウ-[監視ログファイル設定]ダイアログボックス

注意事項

UTF-8環境で全角文字を使用した場合、指定可能文字数が減少します。

UTF-8固有文字が含まれている文字列は、定義画面から定義できません。また、追加や更新で[参照]ボタンをクリックし、ディレクトリ一覧を表示したときにUTF-8固有文字が含まれるパス名は正しく表示されません。

回避方法

以下のコマンドによる定義を行ってください。

/opt/systemwalker/bin/mpopfmcsv

監視するメッセージの特定

  

設定画面

[イベント監視の条件定義]ウィンドウ-[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックス

注意事項1

SJISおよび、EUC環境においてラベル名が256バイト以下であっても、UTF-8環境では、ラベル名が256バイト以上になる場合があります。ラベル名が256バイト以上になる場合、ラベルを含むメッセージ全体をメッセージテキストとして扱うため、ラベル名ではメッセージを特定できません。

回避方法1

ラベル名以外でメッセージを特定するようにしてください。

注意事項2

以下の文字を含む文字列を、ラベルやメッセージテキストを特定する条件に指定した場合、メッセージを特定できません。

― ~ ∥ ¢ £ ¬ など。

回避方法2

問題の文字の変わりに .* を使用してメッセージを特定するようにしてください。

リモートコマンドに関する注意【UNIX版】

リモートコマンドの応答

  

表示画面

[リモートコマンド結果]ウィンドウ、[リモートコマンド検索]ウィンドウ

注意事項

コマンドの実行結果で1行が2047バイトを超えたものについては、複数行にわかれて表示されます。ただし、リモートコマンドを実行したシステムがUTF-8環境ではなく上位システムにUTF-8環境のシステムが存在した場合、複数行に分割された行それぞれに対してUTF-8に変換した結果2047バイトを超えたものについては、2047バイトを超えた部分は表示されません。

ネットワーク管理に関する注意

ネットワーク管理で注意が必要な設定について説明します。
ここで説明するMIBデータの取得対象は、Systemwalker Centric Managerが導入されているコンピュータだけではなく、SNMPエージェントが導入されている一般のコンピュータやハブ・ルータ等のネットワーク機器も含めたSNMP要求に対する応答を返すことのできるノード全般です。

ノードの検出

  

操作

注意が必要な操作を以下に示します。

  • [Systemwalkerコンソール[監視]]の[操作]メニューの[ノードの検出]-[全ノード]

  • [Systemwalkerコンソール[監視]]の[操作]メニューの[ノードの検出]-[指定フォルダ]

  • [Systemwalkerコンソール[編集]]の[ポリシー]メニューの[監視]-[ノードの検出]

注意事項

ノードの検出時に取得したMIBのデータにUTF-8固有文字が含まれていた場合、取得した情報を16進数表示でノードプロパティに登録します。

MIB取得

  

操作

[Systemwalkerコンソール[監視]]の[操作]メニューの[MIB情報の表示]-[MIBの取得]

注意事項

取得したMIBのデータにUTF-8固有文字が含まれていた場合は16進数表示となります。

回避方法

[Systemwalker Web コンソール]でMIB情報取得を行い、ブラウザの文字コードをUnicode(UTF-8)に変換し参照してください。

簡易MIB取得

  

操作

MIB取得

注意事項

取得したMIBのデータにUTF-8固有文字が含まれていた場合は16進数表示となります。

回避方法

[Systemwalker Web コンソール]でMIB情報取得を行い、ブラウザの文字コードをUnicode(UTF-8)に変換し参照してください。

MIBの監視

  

表示画面

[Systemwalkerコンソール[監視]]([ファイル]メニューの[MIB監視ログの表示])-[MIB情報表示]ウィンドウ

ファイル

注意が必要なファイルを以下に示します。

- mpnmmibconvコマンドにより出力されるCSVファイル

- [MIB情報表示]ウィンドウの[ファイル]メニューの[CSVファイル出力]選択により出力されるCSVファイル

注意事項

取得したMIBのデータに、UTF-8固有文字が含まれていた場合は16進数で表示、または出力されます。

SNMPトラップの受信

  

注意事項

受信したSNMPトラップのVarBindに含まれるデータにUTF-8固有文字が含まれていた場合は、イベントとして以下のメッセージが出力されます。

Invalid character code. Text is deleted.

回避方法

以下のどちらかの方法を実施してください。

  • SNMPトラップの送信元(監視対象機器)の文字コードをSJIS、またはEUCに設定する

  • 対象のSNMPトラップをUTF-8で認識するように、UTF-8のSNMPトラップ送信元リストファイル(cnv_ip_utf8.cnf)に対象機器のIPアドレスを追加する

資源配付の定義に関する注意

資源配付コマンド

  

コマンド

注意が必要なコマンドを以下に示します。

- drmsadd

- drmschk

- drmscmp

- drmscsv

- drmsdfn

- drmsdlt

- drmsexp

- drmsfsdc

- drmsimp

- drmsinf

- drmslst

- drmslstf

- drmsmdfy

- drmspull

- drmsrcv

- drmsrqst

- drmssel

- drmssnd

- drmssts

- drmsstsr

注意事項

コンピュータの言語環境がUTF-8の場合、資源配付コマンドのオプションに全角文字を指定することはできません。また、コマンドの出力結果で全角文字を表示することはできません。

回避方法

[資源配付]ウィンドウを使用して全角文字を指定・表示してください。
コンピュータから資源配付コマンドのオプションに全角文字を指定する場合、または資源配付コマンドの出力結果に全角文字を表示する場合は、コンピュータの言語設定をEUCに切り替えてください。

資源配付の定義ファイルの編集

  

定義ファイル

注意が必要なファイルを以下に示します。

- DRMS編集ファイル

- 資源配付のスケジュール情報ファイル

- 資源配付のノード変数設定ファイル

注意事項

コンピュータの言語環境がUTF-8の場合、資源配付の各定義ファイルを直接編集する際に全角文字を使用することはできません。

回避方法

[資源配付]ウィンドウを使用して全角文字を指定してください。
コンピュータから資源配付の各定義ファイル編集時に全角文字を使用する場合は、コンピュータの言語環境をEUCに切り替えてください。

drmsaddコマンドにより登録する資源

  

設定

登録する資源のディレクトリおよびファイル

注意事項

以下の条件を満たすディレクトリおよびファイルをdrmsaddコマンドで資源として登録した場合、適用先サーバにおいて正しく適用されないことがあります。

- ディレクトリ名およびファイル名に全角文字が含まれている。かつ

- ディレクトリおよびファイルを作成したコンピュータの言語環境はUTF-8である。

回避方法

全角文字を含むディレクトリ名およびファイル名は資源として登録しないでください。やむを得ず資源として登録する場合は、以下のどちらかとしてください。

- UTF-8を扱うことができるサーバに対してだけ配付および適用してください。

- 言語環境をEUCに切り替えて、全角文字を含むディレクトリ名およびパス名を作成してください。

資源配付ウィンドウからの資源の登録

  

設定画面

[資源配付]ウィンドウ

注意事項

UTF-8環境で作成された全角文字を含むディレクトリ名およびパス名は、資源配付ウィンドウから資源として登録することはできません。

回避方法

全角文字を含むディレクトリ名およびパス名は、EUCコードで作成してください。

Systemwalkerスクリプトの定義に関する注意

自動起動するスクリプト

  

設定画面

[スクリプト動作設定]ダイアログボックスの[詳細設定]ボタン-[スクリプト自動起動設定]

入力域

[パラメタ]

注意事項

[パラメタ]にUTF-8固有文字は使用できません。

回避方法

回避手順を以下に示します。

  1. Systemwalkerスクリプトを起動するコンピュータ上に、swctclshコマンドを使用して、UTF-8固有文字をパラメタとして、起動したいSystemwalkerスクリプトを起動するシェルスクリプトを作成します。

  2. 1で作成したシェルスクリプトをexecコマンドで起動するように設定したSystemwalkerスクリプトを作成します。

  3. 2で作成したスクリプトを自動起動するように設定します。

実行名の指定

  

設定画面

[スクリプト追加]画面

入力域

[実行名]

注意事項

[実行名]に全角文字を使用しないでください。

監視メッセージのAPIに関する注意【UNIX版(Linux for Itanium版を除く)】

運用管理サーバがUTF-8環境の場合と同様の注意が必要です。

監視イベント/監視メッセージのAPIに関する注意【UNIX版(Linux for Itanium版を除く)】を参照してください。