バッチセットアップ情報ファイルに、QUEUE要素を1~8個指定します。
QUEUE要素のイメージを以下の図に示します。
QUEUE要素
ジョブの実行環境を複数個設定する場合は、QUEUE要素をジョブの実行環境の数(最大8個)だけ設定します。
QUEUE要素には、ジョブの実行環境の情報として以下の情報を設定します。
要素 | 項目名 | 必須 | 内容/省略値 |
---|---|---|---|
Name | ジョブキュー名 | ○ | ジョブの実行環境で使用する、ジョブキュー、イニシエータの名前を指定します。 |
Concurrency | 実行多重度 | ○ | ジョブの実行環境で運用する、ジョブの最大実行多重度を指定します。 |
WUCurrent | バッチワークユニットのカレントディレクトリ | ○ | バッチワークユニットで起動したバッチアプリケーションが動作する作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)を指定します。 |
AutoStart | イニシエータの自動開始 | - | バッチ実行サービスの開始時にイニシエータを開始するかどうかを yes、noで指定します。 |
UserName | イニシエータの開始ユーザ名 | - | バッチ実行サービスの開始時にイニシエータを開始する場合、開始するユーザ名を8バイト以内で指定します。
|
ProcDegeneracy | プロセス縮退運用 | - | 縮退運用をするかどうかをyes、noで指定します。 |
DirRevision | カレントディレクトリの退避世代数 | - | バッチワークユニットのカレントディレクトリの退避世代数を指定します。 本ステートメントには、0から5の値を指定することができます。 0が指定された場合は、過去の起動時のカレントディレクトリは残りません。 省略値は“1”です。 |
ProcMode | アプリケーションのプロセスモード | - | プロセスモードにして運用するかどうかをyes、noで指定します。 |
Cobol | COBOLの使用有無 | - | バッチアプリケーションでCOBOLを使用するかどうかをyes、noで指定します。 なお、同じバッチワークユニットでC言語とCOBOLのバッチアプリケーションを実行する場合は、“yes”を指定してください。C言語のバッチアプリケーションしか実行しない場合は“no”を設定してください。 |
○:必須です。
-:省略可能です。
QUEUE要素で指定した情報をもとに、ジョブの実行環境に必要な、Interstageの各資源の名前を、自動的に割り振り作成します。各資源の名前については、“A.1.6 セットアップコマンドで作成する各資源の名前”で説明します。
プロセス縮退運用、カレントディレクトリの退避世代数、およびアプリケーションのプロセスモードを省略した場合、表に示した省略値を元にデフォルトの値がバッチワークユニットに設定されています。デォルトの値は変更できます。“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチセットアップ情報ファイルで省略した値の設定方法”を参照してください。
バッチアプリケーションでCOBOLを使用する場合に、COBOLの使用有無の指定を省略したとき、省略されている値をバッチワークユニットに設定する必要があります。 “Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“配備手順”の“バッチワークユニットでの環境変数の設定”を参照してください。