V9.2.0から移行する場合について説明します。
コマンド/スクリプトの入力パラメタの注意事項追加に関する情報を以下に示します。
コマンド/スクリプトの入力パラメタの注意事項追加
“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“バッチアプリケーション定義画面”で、“ユーティリティ用の画面”の場合において、項目[パラメタ]の取り扱いに変更があります。
変更内容
V9.2以前は、コマンド/スクリプトの入力パラメタに、“$[”と“]”で括った文字列を指定した場合、その文字列が、資源名と一致した場合でも、文字列をそのままパラメタに設定していました。
V9.3以降では、コマンド/スクリプトの入力パラメタに、“$[”と“]”で括った文字列を指定した場合、その文字列が、該当ステップ内の資源定義で定義した資源名と一致すると、その資源名に対応する物理ファイルパスに置換えます。
影響
コマンド/スクリプトの入力パラメタに、ステップ定義で定義した資源名を“$[”と“]”で括った文字列を渡すことができません(資源名に対応する物理ファイルパスに置き換えられます)。
対処方法
ステップ定義で定義した資源名を“$[”と“]”で括った文字列を、コマンド/スクリプトの入力パラメタに使用しないでください。または、文字列にブランクを付加するなどして、資源名と一致しないようにしてください。
バッチサービスを強制停止したときのバッチアプリケーションの扱いの変更に関する情報を以下に示します。
バッチサービス強制停止時のバッチアプリケーションの扱い
バッチアプリケーションの実行中にバッチサービスを強制停止した場合、従来はバッチアプリケーションの処理が終了するまで動作していましたが、バッチアプリケーションの処理が中断されるようになります。
変更内容
V9.2.0以前では、バッチサービスの強制停止を行った場合、実行中のバッチアプリケーションは停止しませんでした。
V9.3.0以降では、バッチサービスの強制停止を行った場合、実行中のバッチアプリケーションは停止します。
影響
バッチアプリケーションの実行中に、バッチサービスの強制停止をする場合に影響があります。
対処方法
バッチアプリケーションの実行中に、バッチサービスを強制停止する場合、バッチアプリケーションの処理を中断しないためには、バッチアプリケーションの終了を待って、バッチサービスを強制停止する必要があります。