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Interstage List Works V10.1.0 帳票印刷配信手引書
Interstage

8.2 List Worksサーバの追加 <EEのみ>

現在使用している環境において、List Worksサーバを追加し、配信フォルダの共有運用を行う手順について説明します。

新規に配信フォルダの共有運用を行う場合

「既存のList Worksサーバ」「追加するList Worksサーバ」「データベースサーバ」「共有ディスク」で必要な作業を以下の表に示します。「データベースサーバ」の手順は、List Worksサーバで運用している配信データベースを、データベースサーバに移行する場合に実施します。

負荷分散装置の設定は、事前に実施してください。

No.

List Worksサーバの追加手順

既存のList Worksサーバ

追加するList Worksサーバ

データベース
サーバ

共有ディスク

1

共有ディスクの準備

2

アクセス権の設定

3

配信データベースの作成

4

配信出力サービスの停止

5

配信管理サービスの停止

6

List Worksサービスの停止

7

帳票印刷配信機能の帳票資源の退避

8

帳票印刷配信機能の帳票資源の復元

9

配信管理サーバの環境設定の変更

10

List Worksサービスの開始

11

配信管理サービスの開始

12

配信出力サービスの開始

13

配信管理サーバの環境設定

○:必要  -:不要


  1. 共有ディスクの準備

    配信フォルダを格納するためのフォルダを、共有ディスクに作成して共有します。

    共有ディスクの準備の詳細は、“3.4.4 配信フォルダの共有運用の準備<EEのみ>”を参照してください。
  2. アクセス権の設定

    管理者と、配信管理サーバを利用する一般ユーザに対してフルコントロールの権限を許可するように、共有フォルダのアクセス権を設定します。

    アクセス権の設定については、“3.4.4 配信フォルダの共有運用の準備<EEのみ>”を参照してください。
  3. 配信データベースの作成(データベースサーバを新たに構築する場合)

    データベースサーバに配信データベースを作成します。

    配信データベースの作成の詳細は、“3.3 配信データベースの環境設定”を参照してください。
  4. 配信出力サービスの停止

    配信出力サービスを停止します。

    注意

    配信出力サービスを停止する際は、配信出力先一覧画面で、すべての配信出力先に印刷ジョブがないことを確認してください。印刷ジョブが存在する場合は、処理状況照会画面で印刷ジョブの状態を確認し、印刷が完了するまで待つか、不要な印刷ジョブを削除してください。

    印刷ジョブがある状態で配信出力サービスを停止すると、印刷ジョブの出力状態が、失敗に変わる場合があります。

    配信出力サービスの停止方法については、“10.1.1 配信出力サービスの開始/停止”を参照してください。
  5. 配信管理サービスの停止

    配信管理サービスを停止します。

    注意

    配信管理サーバの環境設定用のコマンドおよび運用用のコマンドが実行中でないことを確認してください。

    配信管理サービスの停止の詳細は、“10.1.2 配信管理サービスの開始/停止”を参照してください。
  6. List Worksサービスの停止

    【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」のプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを停止します。

    保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。

    注意

    List Worksサービスを停止する際は、帳票保管活用機能を利用した業務を運用していないことを確認してください。

    List Worksサービスの他に、以下のサービスについても起動している場合は停止します。

    • Print Spooler (注1)

    • FUJITSU 帳票管理 (注2)

    • List Works Filing Service (注3)

    • List Works Watch Service

    • List Works Assort Service (注4)

    注1:サービス「Print Spooler」に依存するサービスも停止されます。依存関係にあるサービスについては、サービスのプロパティで確認できます。

    注2:サービス「Print Spooler」を停止すると自動的に停止します。

    注3:リストファイリングサーバをインストールしている場合のみ

    注4:EEの場合のみ

  7. 帳票印刷配信機能の帳票資源の退避

    既存のList Worksサーバで、印刷配信の環境設定で「folder.rootpath」キーに設定されているフォルダ配下と配信データベースを退避します。

    退避手順については、“11.1 帳票と印刷資源の退避”を参照してください。
  8. 帳票印刷配信機能の帳票資源の復元

    “7. 帳票印刷配信機能の帳票資源の退避”で退避した資源を復元します。

    • 印刷配信の環境設定で「folder.rootpath」キーに設定されているフォルダ配下の資源を、“1. 共有ディスクの準備”で作成したフォルダへ復元します

    • 配信データベースを、データベースサーバへ復元します(データベースサーバを新たに構築する場合)

      復元手順については、“11.2 帳票と印刷資源の復元”を参照してください。
  9. 帳票印刷配信機能の環境設定の変更

    既存のList Worksサーバで、配信管理サーバの環境設定を変更します。

    変更する内容は以下のとおりです。

    • ネットワークの設定

    • コネクションプーリングの設定変更(データベースサーバを新たに構築する場合)

      SymfowareデータベースをList Worksサーバとは別サーバに構築する場合、JDBCデータソース登録ツールで、【構成】ボタンをクリックし、環境に合わせて内容を変更します。

    • DBコネクション数の設定(ワークユニットの設定変更)

    • 印刷配信の環境設定

      • 「server.hostname」キー

        負荷分散装置のIPアドレスまたはホスト名を指定します。

      • 「folder.rootpath」キー

        手順1で作成したフォルダ名をUNC名(\\サーバ名\~)で指定します。

      • 「db.hostname」キー(データベースサーバを新たに構築する場合)

        手順3で作成したデータベースサーバのIPアドレスまたはホスト名に変更します。

    なお、他の設定を変更する場合は、環境に合わせて環境設定を行ってください。

    ネットワークの設定については“3.5 ネットワークの設定”を参照してください。
    JDBCデータソース登録ツールの設定内容については、“3.6.2 JDBCデータソースの登録”を参照してください。
    DBコネクション数の設定については、“3.10 ワークユニットの設定変更(配信フォルダの共有運用の場合)” を参照してください。
    印刷配信の環境設定については、“3.9.5 印刷配信の環境設定”を参照してください。
  10. List Worksサービスの開始

    【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」のプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを開始します。

    保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを開始します。

    List Worksサービスの他に、以下のサービスについても開始します。

    • Print Spooler (注1)

    • FUJITSU 帳票管理

    • List Works Filing Service (注2)

    • List Works Watch Service (注3)

    • List Works Assort Service (注4)

    注1:サービス「Print Spooler」に依存するサービスも開始してください。

    注2:リストファイリングサーバをインストールしている場合のみ

    注3:本サービスを使用する場合に開始してください。

    注4:EEの場合のみ

  11. 配信管理サービスの開始

    配信管理サービスを開始します。

    配信管理サービスの開始の詳細は、“10.1.2 配信管理サービスの開始/停止”を参照してください。
  12. 配信出力サービスの開始

    配信出力サービスを開始した後、Web配信操作クライアントでサーバに接続し、配信フォルダ、帳票が参照できるか確認します。

    配信出力サービスの開始の詳細は、“10.1.1 配信出力サービスの開始/停止”を参照してください。
  13. 配信管理サーバの環境設定

    追加するList Worksサーバで、配信管理サーバの環境設定を実施します。

    環境設定をした後、Web配信操作クライアントでサーバに接続し、配信フォルダ、帳票が参照できるか確認します。

    配信管理サーバの環境設定については、“第3章 配信管理サーバの環境構築”を参照してください。

すでに配信フォルダの共有運用を行っている場合

追加するList Worksサーバで、配信管理サーバの環境設定を実施します。環境設定をした後、Web配信操作クライアントでサーバに接続し、配信フォルダ、帳票が参照できるか確認します。

配信管理サーバの環境設定については、“第3章 配信管理サーバの環境構築”を参照してください。