IPCOM本体での異常は、SNMPトラップによるイベント通知によって監視します。Systemwalkerコンソールに、IPCOMからのSNMPトラップ通知をわかりやすい形式で表示するため、メッセージテキスト変換定義を行います。ポリシー配付を行うことで、各運用管理サーバおよび部門管理サーバに適用されます。
IPCOMのSNMPトラップ変換定義(IPCOM Sシリーズを除く)
IPCOMのSNMPトラップ変換定義を行い、通知されるSNMPトラップをメッセージテキストに変換します。
IPCOMからのSNMPトラップを、[Systemwalkerコンソール]に、メッセージテキストをユーザがわかるような形式で表示するため、メッセージテキスト変換定義を行います。
【運用管理サーバがWindows版】
運用管理サーバから以下の手順で定義します。
Systemwalker管理者の権限またはAdministrator権限でログオンします。
CD-ROMドライブにIPCOMのCD-ROMを挿入し、以下のコマンドを実行します。
\SETUP.EXE
→インストーラが起動し、[IPCOMセットアップ]ウィンドウが表示されます。
[インストール]ボタンをクリックします。
→[コンポーネントの選択]ダイアログボックスが表示されます。
“CentricMGR連携機能”を選択し、[インストール]ボタンをクリックします。
→[ようこそ]ウィンドウが表示されます。
[次へ]ボタンをクリックします。
→インストールが開始され、完了後に[ファイルコピーの開始]ウィンドウが表示されます。
[次へ]ボタンをクリックします。
→[情報]メッセージボックスが表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
→[コンポーネントの選択]ダイアログボックスが表示されます。
[閉じる]ボタンをクリックします。
→[IPCOMセットアップ]ウィンドウが表示されます。
[終了]ボタンをクリックします。
【運用管理サーバがSolaris版またはLinux版】
運用管理サーバから以下の手順で定義します。
Systemwalker管理者の権限またはroot権限でログインします。
運用管理サーバのCD-ROMドライブに、IPCOMのCD-ROMをセットし、以下のコマンドを実行します。
【IPCOM 100/150/300/310】
# cd /cdrom/cdrom0/snmp # sh ./ipcompsc.sh
【IPCOM 500/1000】
# cd /cdrom/cdrom0/snmp # sh ./ipcomssc.sh
IPCOMのMIB拡張定義
IPCOMのMIB拡張操作を行い、通知されるSNMPトラップのObjectIDを、MIBの名前形式で表記させます。
運用管理サーバ(運用管理サーバがWindows版の場合)、または運用管理クライアント(運用管理サーバがSolaris版またはLinux版の場合)から以下の手順で定義します。
Systemwalker管理者の権限またはAdministrator権限でログオンします。
[Systemwalkerコンソール]で[ポリシー]メニューから[監視]-[MIBの拡張]を選択します。
→[MIB拡張操作]ダイアログボックスが表示されます。
[登録]ボタンをクリックします。
→[拡張MIBファイル選択]ダイアログボックスが表示されます。
IPCOMのCD-ROMを、運用管理サーバ(運用管理サーバがWindows版の場合)、または運用管理クライアント(運用管理サーバがSolaris版またはLinux版の場合)のCD-ROMドライブにセットします。
以下のディレクトリ配下にあるMIBファイルを指定し、[開く]ボタンをクリックします。
【IPCOM EXシリーズ】
IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFEX-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFEX-TRAP-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFEX-COMMON-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFEX-FW-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFEX-QOS-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFEX-CLUSTER-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFEX-SLB-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\FJLINESET IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\FJVLAN
【IPCOM S2000シリーズ】
IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\INETADDER.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\SNMPFRWK.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\IFSV01.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFPV01.MIB
【IPCOM S1000シリーズ】
IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFREMOTE-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFREMOTE-COMMON-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFREMOTE-FW-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFREMOTE-QOS-MIB.MIB IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\ISFREMOTE-CLUSTER-MIB.MIB(注)
(注)E31Lxxのみのサポート。
【IPCOM 100/150/300/310】
IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\IPCOMP.MIB
【IPCOM 500/1000】
IPCOMインストールCD-ROMドライブ名:\SNMP\MIBS\IPCOMS.MIB
→[MIB拡張操作]ダイアログボックスが表示され、MIBが登録されます。
[MIB拡張]メッセージボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
[MIB拡張操作]ダイアログボックスで、[閉じる]ボタンをクリックします。
各運用管理サーバ、および部門管理サーバにポリシーを配付します。
[ポリシー]メニューから[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
以下の項目を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
[すぐに適用する(配付先のサービスを再起動する)]
IPCOMのSNMPトラップ通知先の設定
SNMPトラップの通知先を、運用管理サーバまたは部門管理サーバに設定してください。設定方法については、IPCOMのマニュアルを参照してください。