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SystemwalkerService Catalog Manager V14g クラウド運用管理ダッシュボード使用手引書
Systemwalker

3.3.2 環境ECO情報を収集する機器の登録

本節で述べる環境ECO情報とは、機器の消費電力および温度の情報を指しています。

環境ECO情報を収集する機器の登録の流れは次のとおりです。

  1. 環境ECO情報を収集する機器の設定

  2. 管理サーバへの機器の登録

注意

  • 本製品で環境ECO情報を収集できる機器は次のとおりです。

    • PRIMERGY BX600

    • PRIMERGY BX900

    • PRIMERGY RX200

    • PRIMERGY RX300

  • PRIMERGY BX600とPRIMERGY BX900から収集できる情報は温度情報だけになります。消費電力の情報は収集されません。

  • 本製品でサポートするSNMPのバージョンはv2およびv2cです。


3.3.2.1 環境ECO情報を収集する機器の設定

環境ECO情報を収集するには、対象の機器にSNMPトラップ設定を行う必要があります。具体的には以下の項目を設定します。

SNMPトラップ設定の手順は対象となる機種によって異なります。詳しくは各機器のマニュアルを参照ください。

ここではPRIMERGY BX900の場合を例にとって、SNMPトラップ設定手順を説明します。

  1. 対象機器のServerView マネジメントブレードのWebユーザインタフェースの画面を開きます。

    Webブラウザを用いてServerView マネジメントブレードのWebユーザインタフェースにアクセスします。

    • (HTTPを利用する場合)

      http://[ServerView マネジメントブレードのIPアドレス]:[ポート番号(デフォルトは80)]

    • (HTTPSを利用する場合)

      https://[ServerView マネジメントブレードのIPアドレス]:[ポート番号(デフォルトは443)]

  2. パスワードの入力画面が表示されるので、ServerView マネジメントブレードに設定されているユーザー名とパスワードを入力します。

  3. ServerView マネジメントブレードのスタートページが表示されます。左のメニューから「設定」-「システムユニット」-「SNMP」を選択します。

  4. 右画面のタブでは「SNMP設定」を選択します。

  5. 「SNMPの有効」設定で「SNMPの有効」にチェックが入っていることを確認します。チェックが入っていない場合は、チェックを入れて「適用」をクリックします。

  6. 「SNMPコミュニティ」設定に"public"のエントリがあることを確認します。ない場合にはその下の「コミュニティの追加」で、「コミュニティ」に"public"、ユーザーの権限に"read only"を指定して「適用」をクリックします。

  7. 「SNMPトラップの送信先」設定にダッシュボードサーバのIPアドレスを追加します。その下の「新しいトラップの送信先」で、「送信先アドレス/サーバ名」にダッシュボードサーバのIPアドレス、「コミュニティ」に"public"、「イベントの種類」に"All Event"を設定して「適用」をクリックします。

  8. 以下の図のように「SNMPトラップの送信先」設定にダッシュボードサーバのIPアドレスが追加されたことを確認します。

  9. ServerView マネジメントブレードのWebユーザインタフェースをサインアウトして、画面を閉じます。


3.3.2.2 管理サーバへの機器の登録

Systemwalker Service Catalog Managerの管理サーバを構築したマシン上で環境ECO情報を収集する機器の登録コマンドを実行します。

【Windows】

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

> cd (Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ)\SWCTMG\Dashboard\bin
> addEcoInfo -s <snmp_address> -m <machine_type>
【Linux】

以下のコマンドを実行します。

# cd /opt/FJSVctdsb/bin
# ./addEcoInfo.sh -s <snmp_address> -m <machine_type>

パラメーター

パラメーター

説明

-s <snmp_address>

環境ECO情報を取得する機器のIPアドレス、または、ホスト名を指定します。

-m <machine_type>

環境ECO情報を取得する機器の機種名を指定します。環境ECO情報を収集できる機種および指定の仕方は次のとおりです。

  • PRIMERGY BX600の場合: BX600

  • PRIMERGY BX900の場合: BX900

  • PRIMERGY RX200の場合: RX200

  • PRIMERGY RX300の場合: RX300

実行例

【Windows】
(インストールフォルダがC:\Fujitsu\Systemwalkerの場合)
> cd C:\Fujitsu\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin
> addEcoInfo -s 192.168.1.101 -m RX300
【Linux】
# cd /opt/FJSVctdsb/bin
# ./addEcoInfo.sh -s 192.168.1.101 -m RX300

注意

コマンドを実行した後は、必ず「3.3.3 登録情報の反映」に示す手順で登録情報の反映を行ってください。反映を行わないと登録した機器の情報がダッシュボードに表示されません。