課金ログは、以下の構成資源種別ごとに1行ずつ出力されます。
仮想システム
仮想サーバ
拡張ディスク
ソフトウェア
課金ログファイルの書式は、以下のとおりです。
文字コードはUTF-8です。
1行目の1文字目に半角シャープ(#)をつけて、項目IDが出力されます。
event_timeの時刻によってソートして出力されます。
課金ログの各行は、以下に示す項目がカンマ区切りで出力されます。出力される項目の順序は、表の表記順のとおりです。
No | 項目ID | 構成資源種別ごとの | 項目名称 | 説明 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
仮想システム | 仮想サーバ | 拡張ディスク | ソフトウェア | ||||
1 | version | ○ | ○ | ○ | ○ | バージョン | 1.1固定 |
2 | event_time | ○ | ○ | ○ | ○ | 事象発生時刻 | 文字列:YYYY-MM-DDThh:mm:ss.SSSZ |
3 | リザーブ | ||||||
4 | vsys_id | ● | ○ | ○ | ○ | システムID | ASCII:1~32文字 |
5 | org_id | ○ | ○ | ○ | ○ | 組織ID | ASCII:1~8文字 |
6 | event | ○ | ○ | ○ | ○ | 事象 | PERIOD:課金日初ログ |
7 | resource_type | ○ | ○ | ○ | ○ | 構成資源種別 | vsys:仮想システム |
8 | status | △ | ステータス | RUNNING:稼動 | |||
9 | リザーブ | ||||||
10 | server_id | ● | ○ | ○ | 仮想サーバID | ASCII:1~64文字 | |
11 | disk_id | ● | ディスクID | ASCII:1~32文字 | |||
12 | software_id | ○ | ソフトウェアID | ASCII:1~32文字 | |||
13 | リザーブ | ||||||
14 | リザーブ | ||||||
15 | リザーブ | ||||||
16 | リザーブ | ||||||
17 | リザーブ | ||||||
18 | base_template_id | △ | 利用テンプレートID | ASCII:1~64文字 | |||
19 | image_name | △ | イメージ名 | ASCII:1~32文字 | |||
20 | storage_pool | △ | △ | ストレージプール名 | ASCII:1~32文字 | ||
21 | disk_size | △ | △ | ディスクサイズ | 1~999999(単位は0.1GB) | ||
22 | vm_pool | △ | VMプール名 | ASCII:1~32文字 | |||
23 | cpu_num | △ (注3) | CPU数 | 1~999999 | |||
24 | cpu_perf | △ | CPU性能 | 0~999999(単位は0.1GHz) | |||
25 | memory_size | △ | メモリ容量 | 0~999999(単位は0.1GB) |
○:出力される項目、●:一意に識別するキー、△:条件((注1)~(注4))によっては出力される項目
注1) event=PERIODかつ、resource_typeがvserverの場合にだけ有効となり、値が設定されます。
注2) event=DELETEの場合は無効であり、値は設定されません。
注3) event=START/STOP/DELETEの場合、またはSystemwalker Software Configuration ManagerのCFMG APIから配備時省略した場合は無効であり、値は設定されません。
(CFMG APIについては、“Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド API編”を参照してください。)
課金機能を使用する場合は、以下のCFMG APIのパラメーターを省略しないでください。
CFMG API | パラメーター |
---|---|
CreateVDisk | [storagePool] |
CreateVServer | [vmPool] |
CreateVSYS | [vmPool] (注3-1) |
注3-1) 指定するシステムテンプレート内のパラメーターです。
注4) event=START/STOP/DELETEの場合は無効であり、値は設定されません。
ポイント
配備時は、eventがADDとSTARTの課金イベントログが出力されます。また、配備中は、仮想システム以外は起動完了するまで課金日初ログには出力されません。
仮想システムの組織変更を行った場合は、eventがCHANGEの課金イベントログが出力されます。
スナップショットのリストアを行った場合は、何も変更がなくてもeventがCHANGEの課金イベントログが出力されます。
Systemwalker Software Configuration ManagerのL-Serverインポートコマンド実行時は、以下の課金イベントログが出力されます。
停止中のL-Serverをインポートした場合
eventがADDの課金イベントログ
稼働中のL-Serverをインポートした場合
eventがADDおよびSTARTの課金イベントログ
Systemwalker Software Configuration Managerのオーバーコミット機能が有効な場合、デフォルトではcpu_perfとmemory_sizeにそれぞれCPU予約周波数とメモリ予約サイズが出力されます。
オーバーコミット機能有効時の課金設定については、“Systemwalker Service Catalog Manager V14g 導入ガイド”を参照してください。
例
#version,event_time,リザーブ,vsys_id,org_id,event,resource_type,status,リザーブ,server_id,disk_id,software_id,リザーブ,リザーブ,リザーブ,リザーブ,リザーブ,base_template_id,image_name,storage_pool,disk_size,vm_pool, cpu_num,cpu_perf,memory_size 1.1,"2011-04-01T00:00:00.000+0900","","RKUVRN9I-M26V6HORG","RKUVRN9I","PERIOD","vsys","","","","","","","","","","","TE_001","","",,"",,, 1.1,"2011-04-01T00:00:00.000+0900","","RKUVRN9I-M26V6HORG","RKUVRN9I","PERIOD","vserver","STOPPED","","RKUVRN9I-M26V6HORG-S-0002","","","","","","","","","IM_001","/StoragePool",150,"/VMPool",1,10,10 1.1,"2011-04-01T09:00:30.000+0900","","IE4IVDG4-3JNKZPPDH","IE4IVDG4","ADD","vserver","","","IE4IVDG4-3JNKZPPDH-S-0001","","","","","","","",""," IM_001","/StoragePool",150,"/VMPool",1,11,11 1.1,"2011-04-01T09:00:30.000+0900","","IE4IVDG4-3JNKZPPDH","IE4IVDG4","ADD","vdisk","","","IE4IVDG4-3JNKZPPDH-S-0001","IE4IVDG4-3JNKZPPDH-D-0001","","","","","","","","","/StoragePool",10,"",,, 1.1,"2011-04-01T09:00:30.000+0900","","IE4IVDG4-3JNKZPPDH","IE4IVDG4","ADD","vsys","","","","","","","","","","","TE_001","","",,"",,, 1.1,"2011-04-01T09:01:20.000+0900","","IE4IVDG4-3JNKZPPDH","IE4IVDG4","START","vserver","","","IE4IVDG4-3JNKZPPDH-S-0001","","","","","","","","","TE_001","",,"",,,
注意
イベント発生から課金イベントログとして出力されるまでの間に日をまたぐ場合があります。このため、課金ログ出力コマンドの実行は、採取したい期間終了日時の1時間後以降に行ってください。
仮想サーバの停止を示すイベント(STOP)は、仮想サーバに対する停止または強制停止に対して発生します。仮想サーバの強制停止は、仮想サーバが停止状態(STOPPED)でも行うことができます。このため、仮想サーバが停止状態の場合でも、仮想サーバの停止を示すイベント(STOP)が存在する場合があるので注意してください。
ServerView Resource Orchestratorで電源ON、OFFの操作を行うと、課金イベントログを収集できません。ServerView Resource Orchestratorで電源ON、OFFの操作を行わないでください。