10.14 サービスの異動

[サービスの異動]画面を利用して、サービスを別の組織に異動することができます。サービスは、一度に最大100件まで異動することができます。

サービスを異動するには、以下のように操作します。

[サービス一覧]画面で、対象のサービスを1件以上選択し、[異動]ボタンをクリックします。
[サービスの異動]画面が表示されます。

[サービスの異動]画面で、異動先の組織を選択します。

項目	説明
現在の組織	サービスが現在存在する組織が表示されます。
異動先組織	サービスの異動先の組織を選択します。
異動するサービス	異動対象のサービスが一覧で表示されます。

[確認]ボタンをクリックします。
確認画面が表示されます。
異動する内容を確認したら、[異動]ボタンをクリックします。
完了画面に、異動結果が表示されます。
[サービス一覧に戻る]ボタンをクリックして、[サービス一覧]画面に戻ります。

注意

異動したサービスの所有者が別の組織に存在する場合は、以下のどちらかの操作を行ってください。
- [利用者の異動]画面を利用して、該当する利用者を異動先の組織に異動する
- [所有者の変更]画面を利用して、サービスの所有者を異動先の組織内の利用者に変更する
以下の状態のサービスは、サービスの異動に失敗します。
- サービスが仕様変更中など、正常稼働中以外となっている
- サービス内のサーバがバックアップ中またはリストア中である
- サービス内のサーバが起動途中または停止途中である
- 申請プロセスで処理が完了していない
以下のエラーメッセージが表示された場合は、システムIDから該当のサービスを確認し、マイポータルなどで該当の処理が終了するのを確認してから、再度サービスの異動を行ってください。
```
失敗  ILLEGAL_STATE (【詳細メッセージ】)
```
利用部門の利用者がサービス仕様変更中に、同じサービスに対してサービスの異動を行った場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
```
失敗  SYSTEM_LOCKED (System[%1] is locked by another user[%2:].)
```
%1：システムID
%2：ロックしているユーザーID
本メッセージが表示された場合は、メッセージに表示されたユーザーIDの利用者に対して、マイポータルで操作中のサービス仕様変更を完了、またはキャンセルするように通知してください。
該当する利用者がマイポータルを表示していない場合は、サービス仕様変更の処理が中断している可能性があります。
該当する利用者または利用部門管理者に、以下の操作を行うように依頼してください。
1. マイポータルの操作メニューから[システム管理]を選択します。
2. 表示されたサービス一覧から、該当するサービスを選択して、[詳細]ボタンをクリックします。
3. 表示された[システム詳細]ページで[仕様変更]ボタンをクリックします。
4. 以下のメッセージが表示されますので、[ロックを強制的に取得する]を選択したあと、仕様変更をキャンセルします。
```
システムが他の利用者にロックされています。
強制的にロックを取得し、処理を続けることも可能です。
```
上記の対処を行ったあとに、再度サービスの異動を行ってください。
サービスの異動を行う場合、サービスの利用および解約に矛盾が生じないようにネットワークを分離するなど、クラウドポータルのアクセスを停止させてください。