ページの先頭行へ戻る
SystemwalkerService Catalog Manager V14g インフラサービス機能運用ガイド 管理者編
Systemwalker

4.2.3 組織の削除

ここでは、利用者管理コマンドを使用して、利用部門からの利用解約申請や組織廃止により、組織を削除する手順を示します。

組織の削除手順

  1. 削除対象の組織番号を確認します。

  2. 利用者情報一覧コマンドを使用して利用者一覧を出力し、組織に利用者がいないか確認します。

    【Windows】

    インストール先フォルダ\SecurityManagement\bin\ctsec_getuserlist.bat -all -orgid <組織番号> -outputfile <出力ファイル名> [-overwrite]

    【Linux】

    /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_getuserlist.sh -all -orgid <組織番号> -outputfile <出力ファイル名> [-overwrite]

    注意

    利用者管理に関連した操作を行う場合、利用者情報一覧コマンドは必ず -all 指定で操作してください。

    ●別組織に異動する利用者が存在する場合は、以下の3項から4項の手順を実施します。

  3. 異動対象となる利用者に利用部門管理者が存在し、異動先の組織では一般利用者になる場合には利用部門管理者を一般利用者へ権限を変更します。

    1. 出力ファイルの中から、異動する利用者のうち利用部門管理者のユーザーIDを検索し、利用者種別コードのカラムを「0004」から「0002」へ変更します。

    2. 変更したファイルを指定して利用者の情報変更コマンドを実行します。

      【Windows】

      インストール先フォルダ\SecurityManagement\bin\ctsec_upduser.bat -inputfile <利用者情報変更定義ファイル>

      【Linux】

      /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_upduser.sh -inputfile <利用者情報変更定義ファイル >

    コマンドの成功応答を確認します。

  4. 利用者の異動コマンドを実行します。異動する利用者の数だけ実行します。

    【Windows】

    インストール先フォルダ\SecurityManagement\bin\ctsec_moveuser.bat -userid <異動する利用者のユーザーID> [-oldorgid <異動元の組織番号>] -neworgid <異動先の組織番号>

    【Linux】

    /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_moveuser.sh -userid <異動する利用者のユーザーID> [-oldorgid <異動元の組織番号>] -neworgid <異動先の組織番号>

    コマンドの成功応答を確認します。

  5. 削除する利用者がいる場合は該当利用者を削除します。削除する利用者の数だけ実行します。

    【Windows】

    インストール先フォルダ\SecurityManagement\bin\ctsec_disuser.bat -userid <利用者のユーザーID>

    【Linux】

    /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_disuser.sh -userid <利用者のユーザーID>

    コマンドの成功応答を確認します。

  6. Systemwalker Software Configuration Managerの管理者ビューから、削除対象の組織にサービスが存在しないことを確認します。
    組織の確認方法については、“Systemwalker Software Configuration Manager V14g 操作ガイド”を参照してください。

    ●削除対象の組織配下にサービスが存在する場合は、以下のようにサービスの管理元変更コマンドで適切な組織へサービスの管理元を変更します。

    【Windows】

    インストール先フォルダ\SecurityManagement\bin\ctsec_updsvc.bat -systemid <システムID> [-userid <変更後のユーザーID>] [-oldorgid <変更前の組織番号>] -neworgid <変更後の組織番号>

    【Linux】

    /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_updsvc.sh -systemid <システムID> [-userid <変更後のユーザーID>] [-oldorgid <変更前の組織番号>] -neworgid <変更後の組織番号>
  7. 組織削除コマンドを実行します。

    【Windows】

    インストール先フォルダ\SecurityManagement\bin\ctsec_disorg.bat -orgid <削除対象の組織番号>

    【Linux】

    /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_disorg.sh -orgid <削除対象の組織番号>
  8. 組織削除コマンドの成功応答を確認します。

注意

  • 組織の削除を行うと、組織番号、組織名などの登録情報は削除され見えなくなります。不要と判断した段階で適切に削除操作を行ってください。

  • 利用者情報変更定義ファイルの詳細については、“付録A 利用者管理コマンド”を参照してください。

  • 組織の削除を行う場合、削除対象組織に利用者およびサービスが存在しないことを確認した上で削除を行ってください。

以下の環境を例に、実行例を挙げます。

  • 削除対象組織番号:XLKSKDSG

  • 削除対象組織の利用者一覧情報:test_user.csv

【Windows】

C:\>ctsec_getuserlist.bat -all -orgid XLKSKDSG -outputfile test_user.csv
INFO: [ctsec_getuserlist]: ctsec100: Command succeeded.

<<組織内に利用者が存在しないことを確認>>
<<Systemwalker Software Configuration Managerの管理者ビューから組織内にサービスが存在しないことを確認>>

C:\>ctsec_disorg.bat -orgid XLKSKDSG
INFO: [ctsec_disorg]: ctsec100: Command succeeded.

【Linux】

# /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_getuserlist.sh -all -orgid XLKSKDSG -outputfile test_user.csv
INFO: [ctsec_getuserlist]: ctsec100: Command succeeded.

<<組織内に利用者が存在しないことを確認>>
<<Systemwalker Software Configuration Managerの管理者ビューから組織内にサービスが存在しないことを確認>>

# /opt/FJSVctsec/bin/ctsec_disorg.sh -orgid XLKSKDSG
INFO: [ctsec_disorg]: ctsec100: Command succeeded.