申請プロセスでエラーが発生した場合は、利用部門または提供部門からエラーの調査および対処がシステム運用管理者に依頼されます。その場合、プロセスインスタンス名とエラー詳細情報を確認して、調査および対処を行います。エラー詳細情報には以下のどれかが表示されます。
VSYSAPIConnectionException
VSYSAPIConnectionExceptionが発生している場合、Systemwalker Software Configuration Managerの設定および状態に問題がないか確認してください。
VSYSAPIResponseException
VSYSAPIResponseExceptionが発生している場合、エラー内容について、“Systemwalker Software Configuration Manager V14g メッセージ集”で確認して対処してください。このエラーが発生した場合、対処後に、申請者に再申請を依頼してください。
解約申請でエラーとなった場合は、該当のサービスのシステムIDを確認し、サービス復旧コマンドを使用して申請者が再度解約申請できるようにしてください。サービス復旧コマンドについては“サービス復旧コマンド”を参照してください。
申請者に関する情報は、以下の手順で確認してください。
Systemwalker Runbook Automationのセットアップの際に登録したシステム管理者権限を持つユーザーIDで、Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールにログインします。
[プロセス管理]タブの[プロセスインスタンス]メニューを選択します。
一覧から該当のプロセスインスタンス名を選択して、下部ペインの[詳細]タブ内の[システム定義属性]ペインを表示します。
申請者に関する情報として、“__申請者ID”および“__申請者メールアドレス”の[現在値]を確認します。
ポイント
エラーの発生したプロセスインスタンスをもとに申請プロセスの処理を行うことはできません。
このため、以下の手順で、不要となったプロセスインスタンスを削除してください。
Systemwalker Runbook Automationのセットアップの際に登録したシステム管理者権限を持つユーザーIDで、Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールにログインします。
Systemwalker Runbook Automationの[プロセス管理]タブを選択します。
[プロセスフィルタ]に[すべてのプロセス]を選択します。
エラーの発生したプロセスインスタンス名を選んで、[削除]ボタンをクリックします。
サービス復旧コマンド
【Windows】
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\MyPortal\bin\recoverService.bat <システムID>
【Linux】
/opt/FJSVctmyp/bin/recoverService.sh <システムID>
システムIDで指定したサービスを再度解約可能にします。
本コマンドは、解約申請中のサービスに対してだけ行います。
仕様保存中のサービス仕様のシステムIDを指定した場合は、該当する仕様保存中のサービス仕様を削除します。
仕様保存中のサービス仕様または解約申請中のサービスのシステムID以外を指定した場合はVSYSのエラーが返却されます。
<システムID>
再度解約可能にするサービスのシステムID
指定しない、または2つ以上指定している場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。復帰値は1です。
【Windows】
[recoverService] ctmyp1005: Required parameter is missing. Usage: recoverService.bat System-ID
【Linux】
[recoverService] ctmyp1005: Required parameter is missing. Usage: recoverService.sh System-ID
処理結果 | 復帰値 | メッセージ |
---|---|---|
正常終了 | 0 | Command succeeded. |
エラー | 1 |
|
注意
コマンドの実行には管理者権限が必要です。