管理サーバがLinuxの場合のインストール手順について説明します。
注意
/etc/sysconfig/i18nのLANGの値を参照して、システムの文字コードが、"ja_JP.UTF-8"であることを確認してください。
インストールでポート番号を入力する場合、ポート番号が重複しないように設定してください。Systemwalker Service Catalog Managerで使用するポート番号の一覧については、“付録B ポート番号一覧”を参照してください。
ポイント
設定画面に表示される[ENTER:xxxx]は、リターンキーを押下した場合に、自動的にxxxxxが設定されることを示します。
インストールコマンドの実行
スーパーユーザーでログインします。
Systemwalker Service Catalog Managerをインストールする管理サーバに、スーパーユーザーでログインします。
DVD-ROMをDVD-ROM装置にセットします。
"Systemwalker Service Catalog Manager V14g メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/1"のDVD-ROMをDVD-ROM装置にセットします。
DVD-ROMをマウントします。
以下のコマンドにより、DVD-ROMをマウントしてください。
自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROMの自動マウントを行うと、マウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。
# mount -t iso9660 -r /dev/mnt DVD-ROMのマウントポイント
インストールコマンドを実行します。
Systemwalker Service Catalog Managerのインストールコマンドを実行します。
# cd DVD-ROMのマウントポイント # ./swsetup
ようこそ画面が表示されます。
リターンキーを押下します。
================================================================================ Systemwalker Service Catalog Manager セットアップ V14.1.0 All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2010-2011 ================================================================================ Systemwalkerセットアップへようこそ!! セットアップはSystemwalker Service Catalog Managerをインストールします。 リターンキーを押してください。
機能を選択します。
機能の選択画面が表示されます。
[1. インフラサービス機能]を選択します。[1]を入力します。インストールを中止する場合は[q]を入力します。
================================================================================ Systemwalker Service Catalog Manager セットアップ V14.1.0 All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2010-2011 ================================================================================ << 機能の選択 >> 1. インフラサービス機能 2. アプリケーションサービス機能 3. エージェント ================================================================================ 上記の中から1つ選択してください。[?,q] =>
インストールの確認画面が表示されます。
インストールを続行する場合は[y]を、終了する場合は[n]を入力します。
Systemwalker Service Catalog Manager Install Wizard 製品名 : Systemwalker Service Catalog Manager V14g バージョン : V14.1.0 会社名 : 富士通株式会社 インストールを開始しますか? [y,n] =>
管理サーバの設定
管理サーバのFQDNを入力します。
FQDNを256文字以内で指定します。必ず入力してください。
=== [ 管理サーバの設定 ] === 管理サーバのFQDNを入力してください。 =>
ポータルサーバの設定
クラウドポータルのサーバのポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ ポータルサーバの設定 ] === ポータルサーバのポート番号を入力してください。[ENTER:3500] =>
データベースの設定
利用者管理用のデータベースのポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ データベースの設定 ] === 利用者管理用のデータベースのポート番号を入力してください。[ENTER:5440] =>
アクセス制御用のデータベースのポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ データベースの設定 ] === アクセス制御用のデータベースのポート番号を入力してください。[ENTER:5439] =>
課金用のデータベース(商品マスタ)のポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ データベースの設定 ] === 課金用のデータベースのポート番号を入力してください。[ENTER:5441] =>
クラウド運用管理ダッシュボードのデータベースのポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ データベースの設定 ] === クラウド運用管理ダッシュボードのデータベースのポート番号を入力してください。[ENTER:5442] =>
メールの設定
SMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。
ホスト名またはIPアドレスを256文字以内で指定します。必ず入力してください。
=== [ メールの設定 ] === SMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを入力してください。 =>
SMTPサーバのポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ メールの設定 ] === SMTPサーバのポート番号を入力してください。[ENTER:25] =>
送信者メールアドレスを入力します。
メール送信時の送信者(from)のメールアドレスを入力します。必ず入力してください。
=== [ メールの設定 ] === 送信者メールアドレスを入力してください。 =>
Systemwalker Software Configuration Managerの設定
Systemwalker Software Configuration Managerの管理機能のポート番号を入力します。
管理機能のポート番号は1024から49151の範囲で入力してください。
=== [ Systemwalker Software Configuration Managerの設定 ] === Systemwalker Software Configration Managerの管理機能のポート番号を入力してください。[ENTER:8013] =>
Interstage シングル・サインオンのSSOリポジトリの設定
Interstage シングル・サインオンを使用するために、SSOリポジトリの設定を行います。
Interstage シングル・サインオンのSSOリポジトリのサーバのFQDNを入力します。
FQDNを256文字以内で指定します。
=== [Interstageシングル・サインオンのSSOリポジトリの設定 ] === SSOリポジトリのFQDNを入力してください。 =>
Interstage シングル・サインオンのSSOリポジトリのポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [Interstageシングル・サインオンのSSOリポジトリの設定 ] === SSOリポジトリのポート番号を入力してください。[ENTER:389] =>
Interstage シングル・サインオンのSSOリポジトリの管理者DNを入力します。
リポジトリサーバの管理者DN(Distinguished Name)を入力します。
=== [Interstageシングル・サインオンのSSOリポジトリの設定 ] === SSOリポジトリの管理者DNを入力してください。[ENTER:cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com] =>
Interstage シングル・サインオンのSSOリポジトリの管理者用DNのパスワードを入力します。パスワードには、128文字以内の半角英数字およびカンマ(,)、プラス(+)、イコール(=)が指定できます。必ず入力してください。
=== [Interstageシングル・サインオンのSSOリポジトリの設定 ] === SSOリポジトリのサーバの管理者用DNのパスワードを入力してください。 => (パスワード再入力) =>
注意
SSOリポジトリの管理者DNには、"cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"以外を入力しないでください。
SSOリポジトリの管理者DNのパスワードは、インストール完了後に行う“8.2.2 Interstage シングル・サインオンのセットアップコマンドの実行”で使用します。
参考
Interstage シングル・サインオンのSSOリポジトリの設定項目の説明および注意事項などについては、“Interstage Application Serverシングル・サインオン運用ガイド”を参照してください。
認証サーバの設定
Interstage シングル・サインオンを使用するために、認証サーバの設定を行います。
認証サーバのFQDNを入力します。
FQDNを256文字以内で指定します。
=== [ 認証サーバの設定 ] === 認証サーバのFQDNを入力してください。 =>
認証サーバのポート番号を入力します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ 認証サーバの設定 ] === 認証サーバのポート番号を入力してください。[ENTER:10443] =>
注意
認証サーバのポート番号には10443以外を入力しないでください。
利用者管理の設定
利用部門による利用者管理を有効にするかどうかを入力します。
利用部門が利用者管理を行う場合は[on]を、提供部門管理者が利用者管理を行う場合は[off]を入力します。
=== [ 利用者管理の設定 ] === 利用者による利用者管理を有効にするかどうかを入力してください。[1:on,2:off][ENTER:2] =>
マイポータルの設定
サービス仕様の変更を許可するかどうかを指定します。
変更を許可する場合は[y]を、許可しない場合は[n]を入力します。
[n]を入力した場合、5.の画面は表示されません。
=== [ マイポータルの設定 ] === サービス仕様の変更を許可するかどうかを入力してください。[y,n][ENTER:n] =>
申請プロセスを有効にするかどうかを指定します。
[n]を入力した場合は、以降の3.~6.の画面は表示されません。
=== [ マイポータルの設定 ] === 申請プロセスを有効にするかどうかを入力してください。[y,n][ENTER:n] =>
使用する申請プロセスを選択します。
承認および審査を行う場合は[1](Default)を、承認のみを行う場合は[2](ApproverOnly)を、審査のみを行う場合は[3](JudgeOnly)を入力します。
=== [マイポータルの設定 ] === 使用する申請プロセスを入力してください。[1:Default,2:ApproverOnly,3:JudgeOnly][ENTER:1] =>
サービス利用申請時に申請プロセスを利用するかどうかを指定します。
サービス利用申請時に申請プロセスを利用する場合は[y]を、利用しない場合は[n]を入力します。
=== [マイポータルの設定 ] === サービス利用申請時に申請プロセスを利用するかどうかを入力してください。[y,n][ENTER:n] =>
サービス仕様変更時に申請プロセスを利用するかどうかを指定します。
サービス仕様変更時に申請プロセスを利用する場合は[y]を、利用しない場合は[n]を入力します。
1.で、[n](サービス仕様の変更を許可しない)を入力した場合、この画面は表示されません。
=== [マイポータルの設定 ] === サービス仕様変更時に申請プロセスを利用するかどうかを入力してください。[y,n][ENTER:n] =>
サービス解約時に申請プロセスを利用するかどうかを指定します。
サービス解約時に申請プロセスを利用する場合は[y]を、利用しない場合は[n]を入力します。
=== [マイポータルの設定 ] === サービス解約時に申請プロセスを利用するかを入力してください。[y,n][ENTER:n] =>
Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールの設定
Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールのポート番号を入力します。Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールは、申請プロセスの画面で使用します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールの設定 ] === Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を入力してください。[ENTER:80] =>
CMDBおよびInterstage Business Process Manager Analyticsの設定
CMDBおよびInterstage Business Process Manager Analyticsのポート番号を入力します。CMDBおよびInterstage Business Process Manager Analyticsは利用状況の表示や運用監視の画面で使用します。
ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。
=== [ CMDBおよびInterstage Business Process Manager Analyticsの設定 ] === CMDBおよびInterstage Business Process Manager Analyticsのポート番号を入力してください。[ENTER:80] =>
仮想化ソフトウェアの設定
仮想化ソフトウェアの種別を入力します。必ず入力してください。
Xenを使用する場合は[1]を、VMwareを使用する場合は[2]を入力します。
=== [ 仮想化ソフトウェアの設定 ] === 仮想化ソフトウェアの種別を入力してください。[1:Xen,2:VMware] =>
インストールの設定内容の確認
インストールの設定内容を確認します。
表示されている設定内容でインストールを開始する場合は[y]を、インストールを中止する場合は[q]を、再設定する場合は、再設定する項目の番号を入力します。例えば、管理サーバのFQDNを再設定する場合は[1]を入力します。再度管理サーバの設定画面が表示されます。
=== [インストール先ディレクトリ] === プログラムの配置先(変更不可):/opt 設定ファイルの配置先(変更不可):/etc/opt 作業ファイルの配置先(変更不可):/var/opt === [ 管理サーバの設定 ] === 1.管理サーバのFQDN: aaa.example.com === [ ポータルサーバの設定 ] === 2.ポータルサーバのポート番号: 3500 === [ データベースの設定 ] === 3.利用者管理用のデータベースのポート番号: 5440 4.アクセス制御用のデータベースのポート番号: 5439 5. 課金用のデータベースのポート番号: 5441 6. クラウド運用管理ダッシュボードのデータベースのポート番号: 5442 === [ メールの設定 ] === 7.SMTPサーバのホスト名またはIPアドレス: 192.168.11.21 8.SMTPサーバのポート番号: 25 9.送信者メールアドレス: mail@example.com (以降、設定した入力値の続きが表示される) 上記設定でインストールを開始してよろしいですか? 再設定を行う場合は項目番号を入力してください。 [y,q,number] =>
インストールの開始
インストールが開始します。
インストール処理中です。
再起動
管理サーバを再起動します。[y]を入力します。
Systemwalker Service Catalog Manager V14g をインストールしました。 今すぐ再起動しますか? [y,n] =>