すべての監視対象サーバで、以下の動作環境を設定します。
システムの名前解決方法を確認し、DNSサーバ、またはhostsファイルを設定します。
ファイアウォールが「有効」の場合は、サーバ間の通信に使用するポートを設定します。
Systemwalker Centric Managerでは、SNMPエージェントにアクセスしてサーバの情報を取得するため、監視対象サーバにSNMPエージェントをインストールし、コミュニティ名を設定します。
本書でモデルとして使用しているシステムでは、ServerView Operations Managerと連携してハードウェア監視を行います。
監視対象サーバから運用管理サーバにSNMPトラップを通知するための設定として、Hyper-Vの管理OSで、ServerView Operations ManagerのSNMPトラップ送信先を設定します。
SNMPトラップの送信先は、SNMPエージェントの設定が完了した後に設定します。
本書で使用する監視方式では、運用管理サーバから監視対象サーバに対して、TELNETで接続して監視を行うため、各監視対象サーバにTelnetサーバーをインストールし、Telnetサービスを起動後、以下を設定します。
Telnetサーバーの最大接続数を設定する
管理者アカウントを作成する
管理者アカウントに、Hyper-Vの管理OSへのアクセス許可を設定する
Hyper-Vで仮想化したシステムを監視する場合は、監視対象サーバ上のすべての仮想マシンに対して、Hyper-V統合サービスのインストールと設定を行います。
Hyper-V統合サービスは、TELNETの設定が完了した後に設定します。
各監視対象サーバでの環境設定手順について、以降に説明します。