Systemwalker Centric Managerによる、“イベント監視”と“稼働監視”、およびSystemwalker Centric Managerの監視画面の概要を説明します。
イベント監視
“イベント監視”とは、監視対象となるHyper-Vの管理OSや仮想マシンのイベントログを、Systemwalker Centric Managerに集約して監視画面に表示する機能です。
トラブルが発生すると、監視画面にイベントが通知され、どこで、どのようなシステム異常が発生したかを確認することができます。
また、ServerView Operations Managerと連携することにより、PRIMERGYのハードウェア情報(温度、CPUの異常、ディスクの異常など)も監視することができます。
なお、インストールレス型エージェントの非デプロイ方式では、Hyper-V Server イベントログは監視できません。
稼働監視
“稼働監視”とは、監視対象となるサーバの、通信ポートの稼働状態を監視する機能です。
Systemwalker Centric Managerから、監視対象となるHyper-Vの管理OSや仮想マシンの稼働状態を特定の時刻や一定間隔で監視し、停止した場合はメッセージで通知します。
稼働状態は、ICMPで監視します。
監視画面(Systemwalkerコンソール)
Systemwalker Centric Managerでは、システムの監視やトラブル対処など、業務のライフサイクルに従った管理を、監視画面上で行うことができます。
この監視画面を[Systemwalkerコンソール]と呼びます。
管理者は、[Systemwalkerコンソール]上のアイコンで、監視対象にトラブルが発生しているかどうかを確認します。
また、トラブルの発生を確認した場合、[Systemwalkerコンソール]上で以下を確認することができるため、監視対象で発生したトラブルに迅速に対応することができます。
トラブルが発生しているHyper-V管理OS
監視対象サーバ内のHyper-V管理OSと仮想マシンの構成
トラブル発生場所
トラブルの内容やトラブル発生日時
なお、監視するために必要なポリシーの設定や、監視対象の追加/削除といった運用の変更も[Systemwalkerコンソール]で行います。