ここでは、JDK/JRE、Javaツールについて、以下を説明します。
デフォルトJDK/JREの変更
Interstage Application Server V10.0で、JDK/JRE 6が標準になりました。
インストール時に標準インストールを選択した場合は、JDK/JRE 5.0はインストールされません。
このため、V9からのバックアップ・リストアなどの移行時には注意してください。
JDK/JRE 5.0をインストールしたい場合は、カスタムインストールでインストールしてください。
Interstage Application Server 8.0でJDK/JREのパッケージ名が変更になりました。新しいパッケージ名は、「使用上の注意」の「JDK/JREの注意事項」の「JDK/JREのインストール先」を参照してください。
デフォルトJDK/JREの変更に伴って、複数のJDK/JREをインストールした場合に優先的に使用するJDKが変更になります。
変更点 | Interstage V6.0 | Interstage V7.0以降 | Interstage V9.0以降 | Interstage V10.0 |
---|---|---|---|---|
標準インストールでインストールされるJDK/JRE (注1) | JDK 1.3 | JDK 1.4 | JDK 5.0 | JDK 6 |
複数JDK/JREをインストールする場合、JDK/JRE選択時に表示されるJDK/JREのバージョン (注1) | JDK 1.3 | JDK 1.4 | JDK 5.0 | JDK 6 |
複数JDK/JREをインストールした場合、IJServerで使用するJDKのデフォルト (注1) | JDK 1.3 (注2) | 複数JDK/JREをインストールした場合、JDK/JRE選択時に表示されるJDK/JREのバージョンが通常使用するJDK/JREのバージョンとして使用される。 | IJServer(J2EE)では、JDK/JRE 5.0のみ使用可能。 | IJServer(J2EE)では、JDK/JRE 5.0のみ使用可能。 |
本製品のインストールによって、システム環境変数CLASSPATHが自動的に設定されます。
なお、IJServerを使用する場合は、ワークユニット設定のJavaバージョンを変更するだけで、CLASSPATHも自動的に変更されます。このため、使用するJDKによりCLASSPATHを変更する必要はありません。
Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [新規作成]画面で、ワークユニット設定のJavaバージョンはデフォルトで空欄表示となります。この場合、以下の優先順位で使用するJDK/JREを決定するため、デフォルトでJDK 1.3が使用されます。
1. JDK 1.3
2. JRE 1.3
3. JDK 1.4
4. JRE 1.4
JDK/JRE 6については、Interstage Application Server V9.2からの機能です。
デフォルトJDKの変更に伴い、以下の注意が必要です。
メモリ使用量の変更
異なるバージョンのJDK/JREにアプリケーションを移行する場合は、メモリ使用量が変動するため、必ずチューニングを実施してください。
メモリ使用量のチューニング方法は、「チューニングガイド」の「JDK/JREのチューニング」を参照してください。
Shift_JISエンコーディングの変更
JDK/JRE 1.4.1よりShift_JISエンコーディングの扱いが変更になっています。
この変更に伴い、Javaプログラムで文字エンコーディングとして「Shift_JIS」、「ms_kanji」、「x-sjis」または「csshiftjis」を指定した部分を、「Windows-31J」に修正する必要があります。
詳細は、「使用上の注意」の「注意事項」の「JDK/JREの注意事項」の「JDK1.4.1からの文字エンコーディングの変更について」を参照してください。
Solarisにおけるデフォルト文字エンコーディングの変更
JDK/JREのバージョンによって、Solarisにおけるデフォルトの文字エンコーディングが異なります。
java.lang.Stringを生成する際や、ファイル入出力を行うときは明示的に文字エンコーディングを指定する必要がある場合があります。
詳細は、「使用上の注意」の「注意事項」の「JDK/JREの注意事項」の「Solarisにおけるデフォルト文字エンコーディング」を参照してください。
「floating-point assist」メッセージの抑制
V8まではプロセス内で実行される浮動小数点演算の結果によって、OSがシステムログに対して、以下のメッセージを出力する場合がありました。
プロセス名(プロセスID): floating-point assist fault at ip XXX, isr YYY (XXX、YYY: 16進数)
V9では、Javaプロセスからの本メッセージの出力は抑止するように変更になりました。
JAXPの変更
V10以降では、デフォルトで動作するJAXPの実装バージョンがあがりました。
詳細については、「使用上の注意」の「XML処理(JAXP)を使用する際の注意事項」を参照してください。
jheapの変更点
Interstage Application Server V7.0以降では、jheapのオプションの指定形式が変更となりました。
Interstage V6.0 | jheap processid [interval] |
本バージョン・レベル | jheap [-t] [-i interval] [-c count] processed |
本バージョン・レベルでは、Interstage Application Server V6.0と同様のコマンド形式も指定可能ですが、新しい指定形式に移行されることをおすすめします。
jheapの詳細は、「トラブルシューティング集」の「jheap」を参照してください。
Qualyzerの提供停止とJava監視機能等への移行
本製品では、Qualyzerを提供していません。
ここでは、Qualyzerから、Java監視機能やJDK標準ツールへの移行について説明します。
Java監視機能の詳細については、「トラブルシューティング集」-「付録 Java監視機能」を、JDK標準ツール(jconsole/jmap/jstat/jvisualvm/jhat)の詳細については、「JDKドキュメント」の「JDKツールとユーティリティ」を、それぞれの具体的な使用方法については、「トラブルシューティング集」-「付録 Javaツール機能」-「チュートリアル」を参照してください。
メモリ/GC情報
Qualyzerの性能情報分析機能の「メモリ/GC情報」については、以下をご使用ください。
jconsoleの「メモリ」タブ
jmap (JDK 5.0はSolaris/Linuxのみ)
jstat
jvisualvmの「監視」タブ (JDK 6のみ)
CPU情報
Qualyzerの性能情報分析機能の「CPU情報」については、以下をご使用ください。
Java監視機能の「メソッドサンプリング」タブ
jvisualvmの「プロファイラ」タブ (JDK 6のみ)
サンプリング情報
Qualyzerの性能情報分析機能の「サンプリング情報」については、以下をご使用ください。
Java監視機能の「メソッドサンプリング」タブ
jvisualvmの「プロファイラ」タブ (JDK 6のみ)
メソッドトレース情報
Qualyzerの性能情報分析機能の「メソッドトレース情報」については、以下をご使用ください。
Java監視機能の「メソッドサンプリング」タブ
jvisualvmの「プロファイラ」タブ (JDK 6のみ)
メモリダンプ機能
Qualyzerのメモリダンプ機能については、以下をご使用ください。
Java監視機能の「ヒープ分析」タブ
jhat
jmap (JDK 5.0はSolaris/Linuxのみ)
jvisualvmの「プロファイラ」タブで「メモリー」ボタン (JDK 6のみ)
jvisualvmの「監視」タブで「ヒープダンプ」ボタン後、「heapdump」タブ (JDK 6のみ)
Java監視機能の使用
本製品では、オプショナルCDを添付していません。
Java監視機能を使用する場合は、JDK6をインストールしてください。
JDK6をインストールすることにより、Java監視機能が使用できるようになります。