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Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
Interstage

9.2.2 Java EEアプリケーションで文字化けが発生する場合の対処

文字化けの対処方法、および文字化けに影響するコード変換の設定について説明します。

文字化け状況

文字化けが発生した場合、原因を追求するために文字化けが起きた状況を確認します。

チェックポイント

Java EEアプリケーションの運用で文字化けが発生した場合のチェックポイントを以下に示します。

ロケールの設定

Java VM、javac、native2asciiなどのツールは、ロケールの設定に基づいて動作します。Java EEアプリケーションも同様にロケールの設定に基づいて動作します。
注) ロケール(Locale)は、共有する言語や文化に依存する様々な属性をひとまとめにして定義しています。

ロケールの設定方法について以下に説明します。

[コントロールパネル]の[地域と言語のオプション]でロケールを設定します。
注) Windows(R) 2003の場合の説明です。使用するOSにより操作方法は異なる場合があります。

環境変数LANGにロケールを設定します。

コード系

ロケール

EUC

Ja
ja_JP.eucJP

シフトJIS

ja.JP.PCK

UTF-8

ja_JP.UTF-8

文字化け特殊文字

以下に、Unicodeに変換する際の変換規則が違う文字の対応表を示します。

JIS X 0208

Unicodeへの変換

33 ('~')

EUC :a1c1

Solaris上での変換

U+301c (WAVE DASH)

SJIS:8160

Windows(R)上での変換

U+ff5e (FULLWIDTH TILDE)

01-34 ('∥')

EUC :a1c2

Solaris上での変換

U+2016 (DOUBLE VERTICAL LINE)

SJIS:8161

Windows(R)上での変換

U+2225 (PARALLEL TO)

01-61 ('-')

EUC :a1dd

Solaris上での変換

U+2212 (MINUS SIGN)

SJIS:817c

Windows(R)上での変換

U+ff0d (FULLWIDTH HYPHEN-MINUS)

01-81 ('¢')

EUC :a1f1

Solaris上での変換

U+00a2 (CENT SIGN)

SJIS:8191

Windows(R)上での変換

U+ffe0 (FULLWIDTH CENT SIGN)

01-82 ('£')

EUC :a1f2

Solaris上での変換

U+00a3 (POUND SIGN)

SJIS:8192

Windows(R)上での変換

U+ffe1 (FULLWIDTH POUND SIGN)

02-44 ('¬')

EUC :a2cc

Solaris上での変換

U+00ac (NOT SIGN)

SJIS:81ca

Windows(R)上での変換

U+ffe2 (FULLWIDTH NOT SIGN)