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Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
Interstage

1.4.7 ログ採取環境(configファイルの設定)

  ログ採取環境(ログ採取状態、ログファイルサイズなど)は、CORBAサービスのconfigファイルに設定しておくことができます。
  ログ採取に関するconfigファイルのパラメタ定義について説明します。

ポイント

  • configファイルについては、“チューニングガイド”の“config”を参照してください。

  • 以下に説明するログ採取環境のパラメタ定義は、odcntllogコマンドを使用することにより、CORBAサービスを停止・再起動しなくても、一時的に変更することができます。ただし、“log_file_path”については、odcntllogコマンドでは変更できません。
    詳細については“1.4.8 ログ採取環境の動的変更(odcntllogコマンド)”を参照してください。


■ログ採取環境の共通パラメタ

  ログ採取環境の共通パラメタとして、以下があります。

log_file_path

  ログファイル出力先のパス。絶対パスで指定します。128バイトより長いパスは指定できません。
  本パラメタを指定しなかった場合(デフォルト)、ログファイルは以下の場所に出力されます。

<CORBAサービスインストールパス>\var 配下

<CORBAサービスインストールパス>/var 配下


■アクセスログのパラメタ

  アクセスログには、以下の3つのパラメタがあります。

access_log_policy

  アクセスログのCORBAサービス起動時の採取/非採取の状態。

  start   :起動時からアクセスログ採取を行う。(デフォルト)
  standby :起動時にはアクセスログ採取を行わない。
access_log_size

  アクセスログファイルの最大サイズ(単位:バイト。デフォルトは3000000)

注意

  アクセスログは、accesslog、accesslog.oldの2ファイルに採取されます。このため、最大でaccess_log_size × 2 のディスク領域が必要となります。

access_log_level

  アクセスログの採取レベル。採取レベルを示すキーワードを区切り文字“:”で連結して指定します。“all”を指定すると、すべての採取レベルを指定したものとみなされます。
  (デフォルト:send_stex:recv_stex:send_userex:recv_userex:close_resp_info)
  採取レベルのキーワードは“1.4.5 アクセスログ採取レベル(access_log_levelパラメタ)”を参照してください。


■プロセスログ

  プロセスログには、以下の2つのパラメタがあります。

process_log_policy

  プロセスログのCORBAサービス起動時の採取/非採取の状態。

  start   :起動時からプロセスログ採取を行う。(デフォルト)
  standby :起動時にはプロセスログ採取を行わない。
process_log_size

  プロセスログファイルの最大サイズ(単位:バイト。デフォルトは3000000)

注意


  プロセスログは、以下のファイルに採取されます。

  • サーバ用ライブラリ(ODSV.DLL)をリンクしたアプリケーションの場合、proclog、proclog.old(2ファイル)

  • クライアント用ライブラリ(ODWIN.DLL)をリンクしたアプリケーションの場合、proclogcl、proclogcl.old(2ファイル)

  このため、最大でprocess_log_size × 4 のディスク領域が必要となります。



  プロセスログは、proclog、proclog.oldの2ファイルに採取されます。このため、最大でprocess_log_size × 2 のディスク領域が必要となります。

■エラーログ

  エラーログには、以下の2つのパラメタがあります。

error_log_policy

  エラーログのCORBAサービス起動時の採取/非採取の状態。

  start   :起動時からエラーログ採取を行う。(デフォルト)
  standby :起動時にはエラーログ採取を行わない。
error_log_size

  エラーログファイルの最大サイズ(単位:バイト。デフォルトは3000000)

注意


  エラーログは、以下のファイルに採取されます。

  • サーバ用ライブラリ(ODSV.DLL)をリンクしたアプリケーションの場合、errlog、errlog.old(2ファイル)

  • クライアント用ライブラリ(ODWIN.DLL)をリンクしたアプリケーションの場合、errlogcl、errlogcl.old(2ファイル)

  このため、最大でerror_log_size × 4 のディスク領域が必要となります。



  エラーログは、errlog、errlog.oldの2ファイルに採取されます。このため、最大でerror_log_size × 2 のディスク領域が必要となります。

■インフォメーションログ

  インフォメーションログには、以下の2つのパラメタがあります。

info_log_policy

  インフォメーションログのCORBAサービス起動時の採取/非採取の状態。

  start   :起動時からエラーログ採取を行う。(デフォルト)
  standby :起動時にはエラーログ採取を行わない。
info_log_size

  インフォメーションログファイルの最大サイズ(単位:バイト。デフォルトは3000000)

注意


  インフォメーションログは、以下のファイルに採取されます。

  • サーバ用ライブラリ(ODSV.DLL)をリンクしたアプリケーションの場合、infolog、infolog.old(2ファイル)

  • クライアント用ライブラリ(ODWIN.DLL)をリンクしたアプリケーションの場合、infologcl、infologcl.old(2ファイル)

  このため、最大でinfo_log_size × 4 のディスク領域が必要となります。



  インフォメーションログは、infolog、infolog.oldの2ファイルに採取されます。このため、最大でinfo_log_size × 2 のディスク領域が必要となります。