ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)
Interstage

4.2.3 コンパイル・リンク手順

サーバアプリケーションのソースとスケルトンのコンパイル方法、およびリンク方法について説明します。
コンパイルとリンクの手順の流れを以下に示します。



  1. IDLcコマンドを使用してIDLファイルをコンパイルすることにより、クライアント/サーバのアプリケーションの言語に合わせたスタブファイル/スケルトンファイルを作成します。
    Java言語向けのスタブファイル/スケルトンファイル/インタフェースクラスファイル/Holderクラスファイル/Helperクラスファイルを作成する場合の使用例を以下に示します。IDLcコマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「アプリケーション開発コマンド」-「IDLc」を参照してください。

    IDLc -java  test1.idl
  2. javacコンパイラで、1.で生成されたJavaソースファイル(*.java)をコンパイルします。このとき、環境変数CLASSPATHに、CORBAサービス提供ライブラリを設定します。

  3. javacコンパイラで、サーバソースファイル(*.java)をコンパイルします。このとき、環境変数CLASSPATHに、2.で生成されたクラスファイル(*.class)、サーバ管理ライブラリ、およびCORBAサービス提供ライブラリを設定します。

  4. ユーザメソッドを含むユーザメソッドクラスファイル(*.class)を、javahコマンドに-jniオプションを指定して実行し、プロトタイプ宣言となるユーザメソッドプロトタイプファイル(*.h)を作成します。

  5. SQL文実行ソースファイル(*.c)をコンパイルし、サーバ管理ライブラリ、XA連携用プログラム、データベース依存ライブラリ、およびCORBAサービス提供ライブラリとあわせて、動的リンクライブラリ(Windows(R)の場合:「*.dll」、Solaris/Linuxの場合:「*.so」)であるユーザSQL実行モジュールを作成します。
    注1)SQL文実行部分のソースファイルは、各社データベースベンダが提供するプレコンを実行して、事前にSQL文実行ソースファイル(*.c)に変換してください。
    注2)
    作成した動的リンクライブラリ使用時は、環境変数PATHに動的リンクライブラリの格納先を設定してください。
    注2)
    作成した動的リンクライブラリ使用時は、環境変数LD_LIBRARY_PATHに動的リンクライブラリの格納先を設定してください。