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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
Interstage

D.1.2 サンプルプログラムの概要

サンプルプログラムの概要について以下に説明します。


(1) 静的インタフェース

静的起動・静的スケルトンインタフェースを使用するサンプルプログラムとその種類を以下に示します。


各種データ型

種類

概要

備考

1

any

any型(構造体)のデータを受け渡します。

  

2

any2

any型(long、string、sequence)のデータを受け渡します。

C/Java

3

array

array型のデータを受け渡します。

  

4

attribute

attributeとしてlong、stringのデータを受け渡します。

  

5

context

context型のデータを受け渡します。

  

6

exception

ユーザ定義型の例外を受け渡します。

C/C++/Java

7

sequence

sequence型(long)のデータを受け渡します。

  

8

sequence2

sequence型(octet)のデータを受け渡します。

C/C++/Java

9

string

string型のデータを受け渡します。

  

10

struct

long型とstring型を要素として持つ構造体型のデータを受け渡します。

  

11

union

共用体型のデータを受け渡します。

  

12


その他

基本データ型のデータを受け渡します。

COBOL


■四則演算

種類

概要

備考

1

c

ゼロ除算を行い、例外を発生させます。

  

2

c++

ゼロ除算を行い、例外を発生させます。

  

3

COBOL

ゼロ除算を行い、例外を発生させます。

  

4

java

Webブラウザから入力された値の四則演算を行い、その結果を表示します。

  


(2) 動的起動インタフェース

動的起動インタフェースを使用するサンプルプログラムとその種類を以下に示します。


■基本

種類

概要

備考

1

dyn1

long型のデータを受け渡します。

  

2

dyn2

long型とchar型を要素として持つ構造体型のデータを受け渡します。

  

3

dyn3

共用体型のデータを受け渡します。

  

4

dii_long

long型のデータを受け渡します。

C++

5

dii_string

string型のデータを受け渡します。

C++

6

dii_struct

構造体型のデータを受け渡します。

C++

7

dii_sequence

sequence型のデータを受け渡します。

C++


■四則演算

種類

概要

備考

1

c_dii

四則演算を行い、その結果を表示します。

  

2

c++_dii

四則演算を行い、その結果を表示します。

  


(3) ネーミングサービス

ネーミングサービスを使用するサンプルプログラムとその種類を以下に示します。

種類

概要

備考

1

list

ネーミングサービスのlistメソッドを実行します。

  

2

bind

ネーミングサービスのbindメソッドを実行します。

  

3

resolve

ネーミングサービスのresolve メソッドを実行します。

  

4

destroy

ネーミングサービスのunbind/destroyメソッドを実行します。

  


(4) インタフェースリポジトリ

インタフェースリポジトリを使用するサンプルプログラムとその種類を以下に示します。

種類

概要

備考

1

csample1
cppsample1
cblsample1

OperationDefオブジェクト情報を獲得します。

  

2

csample2
cppsample2
cblsample2

StructDef,AliasDefオブジェクト情報を獲得します。

  


(5) POAインタフェース

POAインタフェースを使用するサンプルプログラムとその種類を以下に示します。


種類

概要

備考

1

DefaultServant

デフォルトインスタンスを使用します。
各クライアントは、同一のServantオブジェクトを使用する方式です。

  

2

Factory-1

Factoryオブジェクトを使用してクライアントごとに異なるServantオブジェクトを使用する方式です。Factory内でオブジェクトリファレンスおよびインスタンスを作成します。

  

3

Factory-2

Factoryオブジェクトを使用してクライアントごとに異なるServantオブジェクトを使用する方式です。Factory内でオブジェクトリファレンスを作成し、リクエスト受信時にServantObject内でインスタンスを作成します。

  

4

ServantLocator

ユーザが作成するServantManagerオブジェクトにインスタンス管理を任せる方式です。

  

5

AdapterActivator-1

必要なときにPOAオブジェクトを作成します。複数のPOAオブジェクトを実装するアプリケーションに適しています。find_POAメソッドが呼ばれたときにAdapterActivatorが動作します。

  

6

AdapterActivator-2

最初のリクエスト受信時にPOAオブジェクトを作成します。複数のPOAオブジェクトを実装するアプリケーションに適しています。最初のリクエスト受信時に動作します。

  

7


DefaultServant_tie

デフォルトインスタンスの代理方式を使用します。
各クライアントは、同一のServantオブジェクトを使用する方式です。

C++

8


Factory_1_instance_tie

クライアントとのコネクション切断時にインスタンス解放を行う方式です。
Factoryオブジェクトを使用してクライアントごとに異なるServantオブジェクトを使用する方式の、代理方式での実装です。Factory内でオブジェクトリファレンスおよびインスタンスを作成します。

C++


(6) プロセスバインド

プロセスバインドを使用するサンプルプログラムとその種類を以下に示します。

種類

概要

備考

1

ssn_sample

プロセスバインドを行います。

  

2

ssn_sample2

プロセスバインドを行い、セションタイムアウトが発生します。

  


(7) 各種API

各種APIを使用するサンプルプログラムとその種類を以下に示します。

種類

概要

備考

1

net_disconnect

通信資源の解放を行います。

  

2

set_client_request_timer

サーバメソッド待機時間を設定します。

  

3

string_to_object

ファイルによりオブジェクトリファレンスを配布します。

  


(8) Portable-ORB

Portable-ORBのサンプルプログラムとその種類を以下に示します。


■各種データ型

静的起動インタフェースの“各種データ型”を参照してください。


■POAインタフェース

(5) POAインタフェース”を参照してください。


■四則演算

種類

概要

備考

1

java

四則演算を行い、その結果を表示します。

  


■各種API

(7) 各種API”を参照してください。


(9) その他

上記以外のサンプルプログラムを以下に示します。


種類

概要

備考

1

simple

加算とその結果を返します。

  

2

simple_cpp

クライアントから入力された値の累積値を返します。

  

3

java

Webブラウザから入力された値の加算結果を返します。

  


種類

概要

備考

1

simple

加算とその結果を返します。

スレッドモード用/プロセスモード用

2

simple_cpp

クライアントから入力された値の累積値を返します。

スレッドモード用/プロセスモード用

3

java

Webブラウザから入力された値の加算結果を返します。

スレッドモード用

4

simple_so

加算とその結果を返します。

soライブラリ化

5

simple_cpp_so

クライアントから入力された値の累積値を返します。

soライブラリ化