サーバアプリケーションを起動するには、通常バッチファイルやシェルスクリプトを用意します。起動時に必要な環境変数OD_IMPLIDへのインプリメンテーションリポジトリIDの設定も、起動用ファイルに設定します。ただし、POAオブジェクトのアダプタ名にインプリメンテーションリポジトリIDを指定する場合は、環境変数OD_IMPLIDを設定する必要はありません。詳細については、“5.14 サーバアプリケーションと環境設定との関連付け”を参照してください。
なお、Javaアプリケーションの実行時は、環境変数CLASSPATHにJavaのライブラリを設定する必要があります。
環境変数CLASSPATHの設定と起動用ファイルの例を以下に示します。
例
(OD_HOME: C:\Interstage\ODWIN)
set CLASSPATH=.;%OD_HOME%\etc\class\ODjava4.jar;%CLASSPATH%
【起動用バッチファイル例】
set OD_IMPLID=IDL:ODdemo/calculator:1.0 インプリメンテーションリポジトリIDを設定 必要に応じて環境変数の設定などを記述 set CLASSPATH=<Server.classのパス>;%CLASSPATH%; java Server サーバクラスを引数に、Java VM起動
(OD_HOME: /opt/FSUNod)
(OD_HOME: /opt/FJSVod)
環境変数CLASSPATHの他に、環境変数LD_LIBRARY_PATHに“$OD_HOME/lib”を設定する必要があります。
CLASSPATH=.:$OD_HOME/etc/class/ODjava4.jar:$CLASSPATH export CLASSPATH LD_LIBRARY_PATH=$OD_HOME/lib export LD_LIBRARY_PATH
【起動用シェルスクリプト例】
OD_IMPLID= IDL:ODdemo/calculator:1.0 インプリメンテーションリポジトリIDを設定 export OD_IMPLID 必要に応じて環境変数の設定などを記述 CLASSPATH=<Server.classのパス>:$OD_HOME/etc/class/ODjava4.jar:$CLASSPATH: export CLASSPATH LD_LIBRARY_PATH=$OD_HOME/lib export LD_LIBRARY_PATH java Server サーバクラスを引数に、Java VM起動