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Interstage Studio ユーザーズガイド
Interstage

C.2.4 EJBテストクライアントを作成する

作成済みのEnterprise Beanから動作確認を行うためのクライアント(以降では、テストクライアントと呼びます)を生成し、各ビジネスメソッドの動作確認を行います。テストクライアントの生成方法およびテストの方法について説明します。ここでは、EJBテストクライアントをWebアプリケーションとして作成する場合を説明します。

ポイント

EJBにリモート接続するEJBテストクライアントを作成する場合は、Javaアプリケーションプロジェクトを作成して、EJBテストクライアントウィザードの[クライアント種別]で"Web"以外を指定してください。

LocalHome/Localインタフェースを含まないEJBのEJBテストクライアントでは、[クライアント種別]で"Web"を選択できません。

プロジェクトの作成

新規ウィザードから[Web] > [動的Webプロジェクト]を選択し、テストクライアント用のWebアプリケーションプロジェクトを作成します。

作成したWebアプリケーションプロジェクトを選択してコンテキストメニューの[プロパティ] > [Javaのビルドパス] > [プロジェクト]タブを選択し、テスト対象となるEnterprise Beanのプロジェクトを追加します。

EJBテストクライアントソースの作成

EJBテストクライアントソースは、[新規]ウィザードから[EJB] > [J2EE] > [EJBテストクライアント]を選択し、ウィザードで作成します。

ウィザードでの設定は、以下を参考にしてください。ここでは、Webアプリケーションとして、EJBテストクライアントを作成するため、[クライアント種別]では、"Web"を選択します。

ポイント

テストクライアントを開発するためには、テストするEnterprise Beanに含まれる以下のクラスが必要です。

  • [クライアント種別]が"EJB"または"J2EE1.3"の場合

    • Homeインタフェース、Remoteインタフェースクラス(必須)

  • [クライアント種別]が"Web"の場合

    • Localインタフェース、LocalHomeインタフェース(必須)

  • 共通条件

    • Enterprise Beanの呼出しでパラメタや復帰値として受け渡す、ユーザ定義クラス(これらのクラスを使っている場合)

注意

EJB2.1アプリケーションはリモートでアクセスできないため、EJBテストクライアントウィザードの[クライアント種別]で[Web]を指定して、作成されたWebアプリケーションからLocalインタフェース経由でEJB2.1アプリケーションの動作確認をしてください。

Stateless Session BeanをWebサービス化したEnterprise Beanのテストクライアントの生成はできません。

クライアント種別でJ2EE1.3を選択した場合、J2EE1.3形式のdeployment descriptorが生成されますが、EJBテストクライアントを生成したdeployment descriptorを持つプロジェクトではエンタープライズアプリケーションプロジェクトに追加することはできません。

生成ファイルの編集

必要に応じて、ウィザードによって生成されたファイルを編集してください。

実行

テストするEJBアプリケーションと作成したWebアプリケーションをIJServerの種別が[WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用]のJ2EE実行環境に配備し、起動します。WebブラウザよりWebアプリケーションの動作確認をしてください。