Javaの移行に関する注意点を説明します。
プロジェクトのJavaのバージョンは以下で指定されています。
JavaビルドパスのJREシステムライブラリ
プロジェクトファセット
Javaコンパイラのコンパイラ準拠レベル
プロジェクトの自動更新を行った場合には、移行前の状態に従って以下のように設定されます。使用するJavaのバージョンが異なる場合には個別に修正をする必要があります。
移行前のJavaのバージョン | 移行後のJavaのバージョン |
---|---|
6 | 6 |
5 | 5 |
1.4以前 | 5 |
注意
以下については、ワークスペースの指定に従うという設定が行えます。その場合については、上記の変換は行われず、移行先のワークスペースの設定に従うことになりますので、プロジェクトファセットの設定と矛盾がないように確認してください。
JREシステムライブラリ
コンパイラ準拠レベル
使用可能な事前定義ライブラリを以下に示します。
事前定義ライブラリ名 | 備考 |
---|---|
EARライブラリ | |
JBKライブラリ | 旧互換ライブラリはJava 5以降未サポート |
JREシステムライブラリ | |
JSFライブラリ | |
JUnit | |
Webアプリケーションライブラリ | |
サーバランタイム | J2EEライブラリはプロジェクトの自動更新時にサーバランタイムに変更されます。 |
プラグイン依存関係 | |
ユーザライブラリ | |
接続ドライバ定義 | |
Fujitsu XMLライブラリ | 非推奨機能のため新規追加は行えません。 |
旧バージョンで提供していた上記以外の事前定義ライブラリについては、最新バージョンでは機能を提供していないためプロジェクトの自動更新時に削除されます。その結果、最新バージョンで機能を提供していない事前定義ライブラリを使用している場合には、コンパイルエラーが発生しますので代替手段への実装変更を行う必要があります。
ワークベンチでは、基本的にはアーカイブファイルが無くてもデバッグ可能なため、ビルド時にアーカイブファイルを自動的に作成する処理をデフォルトでは行っていません。
運用環境への配布のためにアーカイブファイルを作成する必要がある場合には、"6.2.8 運用環境への配布"を参考にしてください。
ポイント
プロジェクトの自動更新を行うことで、アーカイブファイルを作成するためのAntスクリプトが作成されます。
そのAntスクリプトをプロジェクトのプロパティの[ビルダ]からAntビルドとして登録することで、ビルド時に自動的にアーカイブファイルを作成することができます。