ここでは、CSV形式のデータを、どのようなXML形式のデータに変換するかを設計します。Shunsakuに取り込むXML形式のデータ構造を業務に合わせて設計する必要があります。
XML形式のデータ構造は、マッピングルールファイルで定義します。
マッピングルールファイルは、CSV形式のデータをShunsakuに取込み可能なXML形式のデータに変換するための定義です。
マッピングルールファイルの詳細は、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。
CSV形式のデータからXML形式のデータを生成するマッピングルールの作成例を以下に示します。
変換元のデータ(CSV形式)
"001","GOLD","KING","A01","A01","TOKYO" "002","SILVER","BISHOP","A02","A02","NEWYORK" "002","SILVER","BISHOP","A02","A02","BOSTON" |
ルートタグ“PERSON”の要素となるXML形式のデータを生成するパターンのマッピングルールを、以下に示します。
マッピングルール
<?xml version="1.0"?> <MappingRule> <documentRule id="P0" def="no" /> <parentRule id="p1" tagname="PERSON" /> <columnRule id="c1" colno="1" tagname="NUM" parent="p1" /> <columnRule id="c2" colno="2" tagname="COLOR" parent="p1" /> <columnRule id="c3" colno="3" tagname="JOB" parent="p1" /> <columnRule id="c4" colno="4" tagname="CODE1" parent="p1" /> <columnRule id="c5" colno="5" tagname="CODE2" parent="p1" /> <columnRule id="c6" colno="6" tagname="CITY" parent="p1" /> </MappingRule> |
上記マッピングルールから出力されるXML形式のデータは、以下のようになります。
変換後のデータ(XML形式)
<PERSON> <NUM>001</NUM> <COLOR>GOLD</COLOR> <JOB>KING</JOB> <CODE1>A01</CODE1> <CODE2>A01</CODE2> <CITY>TOKYO</CITY> </PERSON> <PERSON> <NUM>002</NUM> <COLOR>SILVER</COLOR> <JOB>BISHOP</JOB> <CODE1>A02</CODE1> <CODE2>A02</CODE2> <CITY>NEWYORK</CITY> </PERSON> <PERSON> <NUM>002</NUM> <COLOR>SILVER</COLOR> <JOB>BISHOP</JOB> <CODE1>A02</CODE1> <CODE2>A02</CODE2> <CITY>BOSTON</CITY> </PERSON> |