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 Apcoordinator入門ガイド
Interstage

3.3.2 データBeanの作成

画面を構成する入出力ページにあわせて以下のデータBeanを作成します。これらは直接入出力ページと関連付けがされます。データBean作成においては、データBean生成ウィザードを用います。この項では以下の4つのデータBeanを作成します。

最初にScheduleBeanを例にとり、以下の手順で作成します。

Interstage Studioのメイン画面で、[ファイル]メニューの[新規] > [データBean(Apcoordinator)]を選択します。

以下のダイアログが表示されます。

設定する項目は以下のとおりです。

設定項目

設定内容

プロジェクト名

"board"(必須・デフォルトで設定されています)

参照ファイル名

設定しません

パッケージ名

"board"データBeanのパッケージ名

クラス名

"ScheduleBean"データBeanになるクラス名(必須)

項目名

入出力ページが表示に用いる項目名(入力フィールドの横でラベルとなる)

プロパティ名

データBeanおよび入出力ページがデータ入出力に使用するプロパティ名(必須)

実際に入出力を行うデータ型(必須)ユーザ定義型も扱うことができます

次にScheduleBeanに関するプロパティ名一覧を作成します。

プロパティ名

データBean名

I/O

データ型

データの意味

scheduleTable

ScheduleBean

O

TableView

スケジュール一覧

上表に基づきScheduleBeanの項目の定義を行います。

右側にある[追加]ボタンを押すことにより、項目名、プロパティ名、型のそれぞれを追加します。項目名に関しては、あとで入出力ページのひな型作成時に、ここで入力した名前がそのまま項目になります。項目名は、入出力ページの項目名にそのまま使われますが、あとで入出力ページを編集して修正できます。以下はプロパティ名scheduleTableの入力です。

ここで設定する項目は以下のとおりです。

項目

入力する文字列

項目名

スケジュール一覧

プロパティ名

scheduleTable(最初の文字は小文字で始まること)

TableView

新しいインスタンスを作る

チェックしてください。(デフォルトではチェック状態です)

プロパティ名を入力したあとに[追加]を押すとプロパティが追加されます。

[閉じる]を押すと、以下の画面になります。

[完了]ボタンを押してひな型を作成します。Interstage Studioの左側に、"ScheduleBean.java"が追加されていることを確認してください。

上記を残り3つのBean(TitleBean, ProfileBean, UserScheduleBean)に対して行い、データBeanを作成します。

設定する項目は以下のとおりです。プロパティの項目名には、以下の表の「データの意味」欄の内容を指定してください。

プロパティ名

データBean名

I/O

データ型

データの意味

today

TitleBean

O

String

今日の日付

username

ProfileBean

I/O

ComboBox

課員一覧

name

UserScheduleBean

O

FieldString

課員名

destination

UserScheduleBean

I/O

FieldString

行き先

hour

UserScheduleBean

I/O

FieldLong

帰社時間(時)

minute

UserScheduleBean

I/O

FieldLong

帰社時間(分)

memo

UserScheduleBean

I/O

FieldTextArea

メモ

各データBeanのソースコードは以下のようになります。赤字はひな型作成後に追加した部分です。