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 Apcoordinator入門ガイド
Interstage

2.3.3 ファイル情報の設定とビルド

ここからは、Apcoordinatorアプリケーションに必要な各種ファイルの情報を設定していきます。

必要な情報は以下のとおりです。

  1. 制御ページ情報

  2. ファクトリ拡張情報

  3. データBeanおよびプロパティの情報

  4. ビジネスクラス情報

  5. 入出力ページ情報

各ファイルの役割はHelloApcoordinatorの説明で説明します。ここではひとまず以下の説明に従って入力を行い、ウィザードの実行を完了させてください。

1 制御ページ情報の設定

まず、制御ページに関する情報を設定します。

デフォルトで下記の項目が設定されています。

[制御ページのタイトル]をhelloApcoordinatorに変更して、[次へ]ボタンをクリックします。

設定項目

設定内容

デフォルト設定値

ファイル名

"main"を指定します。
制御ページに指定するファイル名を拡張子なしで指定します。

main

タイトル

"helloApcoordinator"を指定します。
ここに入力した文字列は、ブラウザのタイトルバーに表示される名前となります。

プロジェクト名

エラーページを使用する

チェックします。
アプリケーションの実行途中にエラーが生じたときに、表示するページです。 使用するときはチェックします。

チェックマーク付

エラーページファイル名

"helloError"を指定します。
例外が発生した時に、エラー出力を表示するページ名の名前を定義します。

プロジェクト名+Error

次のステップでは、ファクトリの拡張情報を定義します。

2 ファクトリ拡張情報の設定

設定する項目は以下のとおりです。

設定項目

設定内容

デフォルト設定値

パッケージ

"hello"を指定します。
アプリケーションのパッケージ名を指定します。この名前がパッケージ名となります。

プロジェクト名

ファクトリクラス

"HelloFactory"を指定します。
アプリケーション独自の拡張ファクトリクラスを作成するときのクラス名です。

プロジェクト名+Factory

DB連携機能を使用する

チェックしません。

チェックマークなし

アプリケーションクラス

"HelloApplication"を指定します。
アプリケーション独自の拡張アプリケーションクラスを作成するときのクラス名です。

プロジェクト名+Application

セションクラスを拡張する

チェックします。

チェックマーク付

セション管理機能を拡張する

チェックします。

チェックマーク付

セションクラス

"HelloSession"を指定します。
アプリケーション独自の拡張セションクラスを作成するときのクラス名です。

プロジェクト名+Session

[次へ] ボタンをクリックします。

3 データBeanおよびプロパティ情報の設定

次に、データBeanおよびプロパティの情報を設定します。

設定項目

設定内容

デフォルト設定値

ヘッダ領域用ファイル名

"HelloHeadBean"を指定します。

プロジェクト名+HeadBean

画面タイトル用プロパティ名

"title"を指定します。

title

ボディ領域用ファイル名

"HelloBodyBean"を指定します。

プロジェクト名+BodyBean

入出力用プロパティ名

"name"を指定します。

name

[次へ] ボタンをクリックします。

4 ビジネスクラス情報の設定

次に、ビジネスクラスの情報を設定します。

設定項目

設定内容

デフォルト設定値

ファイル名

"HelloHandler"を指定します。

プロジェクト名+Handler

セションスコープ

チェックします。
HelloApcoordinatorでは必須です。

チェックマーク付

[次へ] ボタンをクリックします。

5 入出力ページ情報の設定

次に生成する各JSPファイルの名前を指定します。

設定項目

設定内容

デフォルト設定値

ヘッダ画面用ファイル名

"helloHeadPage"を指定します。

プロジェクト名+HeadPage

入力画面用ファイル名

"helloInputPage"を指定します。

プロジェクト名+InputPage

出力画面用ファイル名

"helloOutputPage"を指定します。

プロジェクト名+OutputPage

[完了] ボタンをクリックします。

Apcoordinatorのパースペクティブを開いていない場合は、確認のダイアログが表示されます。

[はい]ボタンをクリックし、Apcoordinatorのパースペクティブを開きます。

以上の操作で新規プロジェクトが作成され、プロジェクト内にファイルが生成されます。

Interstage Studioの[プロジェクト]メニューの[自動的にビルド]は、デフォルトでチェックが入っています。このため、ファイルが生成されると同時にビルドも完了します。

問題ビューでエラーが発生していないことを確認し、プロジェクトのフォルダにWARファイルが作成されていることを確認します。

(注) 問題ビューにserialVersionUIDに関する警告が表示されますが、問題はありません。