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Interstage Application Server/Interstage Web Server 使用上の注意
Interstage

Enterprise Edition2.11 マルチサーバ管理機能の注意事項


旧バージョンのInterstageについて

マルチサーバ管理機能において、サイトに追加できるInterstageのバージョンについては、「マルチサーバ運用ガイド」の「マルチサーバ管理機能」を参照してください。マルチサーバ管理機能で使用できないInterstageを運用しているサーバは、使用可能なInterstageのバージョンに移行してから、サイトにサーバを追加してください。


シングル・サインオンについて

管理対象サーバ上でシングル・サインオンを運用する場合は、管理対象サーバのInterstage管理コンソールを使用して環境構築を行ってください。
リポジトリサーバ/認証サーバ/Interstage HTTP Server上で動作する業務サーバの環境構築を行った場合は、必ず以下の操作を行ってください。


  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名またはサーバ名)] > [定義の取得]タブで、リポジトリサーバ、認証サーバ、またはInterstage HTTP Server上で動作する業務サーバの環境構築を行った管理対象サーバを選択して[選択]ボタンをクリックし、[適用]ボタンをクリックします。

  3. Interstage管理コンソールの[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ]で、操作対象のサーバグループまたは管理対象サーバを選択し、[起動]をクリックします。
    または、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名またはサーバ名)]で、[起動]をクリックします。


管理対象サーバがサーバグループに含まれる場合は、サーバグループに含まれるすべての管理対象サーバに対して環境構築を行った後で、上記の手順を行ってください。


IJServerに関するスタンドアロンサーバとの差異

IJServerに関して、スタンドアロンサーバとマルチサーバ管理(管理対象サーバ)で差異がある場合があります。その差異について説明します。


EJBコンテナの起動に失敗した場合

  

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ

  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ

  • HotDeployを使用するを選択。かつ

  • IJServer起動時にEJBコンテナの起動に失敗した場合

現象

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを起動します。その結果、Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は起動となります。

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを起動しません。その結果、Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は停止となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。


Servletコンテナの停止に失敗した場合

  

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ

  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ

  • HotDeployを使用するを選択。かつ

  • IJServer起動時にServletコンテナの停止に失敗した場合

現象

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを停止します。その結果、EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は停止となります。

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを停止しません。その結果、EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は起動となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。


EJBコンテナ上のアプリケーションの配備またはリロードに失敗した場合

  

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ

  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ

  • HotDeployを使用するを選択。かつ

  • アプリケーションの配備またはリロード時に、EJBコンテナ上のアプリケーションの活性化に失敗した場合

現象

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを活性化します。結果として、配備されたアプリケーションで活性となります。

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを活性化しません。結果として、配備前のアプリケーションで活性となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。


Servletコンテナ上のアプリケーションの配備またはリロードに失敗した場合

  

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ

  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ

  • HotDeployを使用するを選択。かつ

  • アプリケーションの配備またはリロード時に、Servletコンテナ上のアプリケーションの非活性化に失敗した場合

現象

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを非活性化します。結果として、指定されたアプリケーションは非活性となります。

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを非活性化しません。結果として、指定されたアプリケーションは活性となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。


Interstage管理コンソールの統合管理タブからの操作時の注意事項

管理サーバのInterstage管理コンソールにおいて[統合管理] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サーバグループ名] > [サーバ名] > [システム] > [ワークユニット] > [状態]で表示されるワークユニットの一覧からCORBAワークユニットを選択した場合、イベントログまたはシステムログに以下のメッセージが出力されます。この場合、メッセージに対する対処を行う必要はありません。

is20746:要求を発行した対象のリソースが存在しません。
別ユーザからの要求により削除されたか、Interstage JMXサービスが再起動された可能性があります。